2012年10月25日木曜日

ヒバカリの幼蛇?


 この日、帰らなくてはならない時間が迫り帰路についた。観察路は途中で二又に分かれていて、往路で歩かなかった方の道を歩いて帰ろうとしばらく行ったが、途中でなぜか、やっぱりもう一方の方がなにかに会えそうが気がして分岐点に戻る。そして出会ったのがこの小ヘビである。

 長さは40cmくらい。道のど真ん中で通せんぼしていた。細身でじっとしていたせいか、ヘビが苦手な私でも不思議と恐怖心が沸かなかった。首のところに特徴的な白い紋がある。見たことのない種類であるが、(これがヒバカリかも・・・)と思った。

 日本のヘビの中で一番可愛らしいヘビだという記述をどこかで見たことがある。それでもやっぱりあまり近寄れない。手が震えてピントが合わない。そのうちス、スーと動き出したら背筋がぞくっとした。やっぱりヘビは怖い。


 帰ってから調べてみたら、やはりヒバカリだった。もっと太くて恐ろしげな画像もあった。

 これは幼蛇?名前の由来は、噛まれると「命はその日ばかり・・・」と言われたことから。毒蛇だと思われていたらしい。実際は無毒で臆病な蛇とのこと。

撮影:2012-10-21

2012年10月22日月曜日

ビジョオニグモの狩り


オニグモ属

 この日は2匹のビジョオニグモに会う。いずれも獲物を捕らえて取り込み中。


 ハエの仲間を捕獲。偶然お尻から糸が噴出する瞬間が写っていた。


 ぐるぐる巻きにしたら、葉っぱに作られた住居にひっぱり込む。

ゆっくりと食すのだろう。


こちらの個体は大物を捕獲。これじゃあおうちに入らない。(たぶん上の葉っぱが住居)

ビジョオニグモとは美女鬼蜘蛛。どのへんが美女なのかな?いつも目のちっこい鼻ひげはやしたおじさんの顔にしか見えないのだけど・・・。   撮影:2012-10-21

2012年10月18日木曜日

ツチハンミョウの仲間*♂と♀


ツチハンミョウ科

 この日はよくツチハンミョウに会った。秋も深まりだんだん虫たちの姿を見かけなくなる頃、少し標高の高い山とかで見かける。ツチハンミョウの仲間は15種くらいいるらしい。触角とかで同定するのかな?ヒメツチハンミョウに似ているような気がするが・・・。

 この虫を見るとちょっとぞっとするのはなぜだろう?毒をもつ虫だと知る前からそう感じたのだから、そういうオーラを放っているのだろう。♂の触角が悪魔の角のように見える。(悪魔に会ったことないけど・・・)顔をアップにするとやっぱり怖い顔をしている。


   ♂が単独でいるのを見た後、♂と♀がいっしょにいるのに会う。ヒトの気配で♂はすたすたとその場を離れていった。(上が♂)♀はというとあまり動こうとせず、ややぐったりした様子。(下が♀)おなかも大きくて歩くのは大変そう。触角がシンプル。



 ♀はいよいよ具合が悪くなり、ぴくりとも動かなくなった。執拗に撮影を続けたのが良くなかったのかと申し訳なく思う。

 しかししばらくして様子を見に戻ると♀の姿はなかった。ツチハンミョウはよく擬死する虫だということを後から知る。  撮影:2012-10-14

追記:当地でこのような触角を持つ秋出現のツチハンミョウは、ヒメツチハンミョウかメノコツチハンミョウのどちらかと思われるが、識別できず・・。

2012年10月15日月曜日

秋の日のオオカバフスジドロバチ


 ドロバチ亜科

 別名エントツドロバチが神社の手水鉢の縁に佇んでいた。ほとんど動かないけれど、まだ生きている。一生懸命泥をこねて巣作りをして、狩りをして、子育てをして・・・。
きっとかなりくたくた・・。お疲れさま。



  手水鉢の中を覗くと、水面に別のハチが一匹浮かんでいた。そういう季節なんだなぁと思って眺めているとかすかに動いた。まだこれも生きている。松葉を引き上げるとしがみついてきた。溺死より葉っぱの上で眠るように死んでいきたいな。
私が虫だったら・・・。


撮影:2012-10-13

2012年10月14日日曜日

オノエヤナギハウラケタマフシ


形成者:コブハバチの一種

   ヤナギの種類はわからないけど、オノエヤナギハウラケタマフシに似ているような気がする。もうすぐ脱出して土にもぐり繭を作る頃。羽化するのは来年の6月頃らしい。


撮影:2012-10-14

2012年10月13日土曜日

ニレチュウレンジ*成虫と幼虫 他


ミフシハバチ科

   ⇧羽化したばかりみたいな様子の成虫。  撮影:2012-06-07


 近くのひこばえが少し育ったようなハルニレの若木に、ニレチュウレンジの幼虫がついていた。一枚の葉っぱだけに。終齢になるにつれて黄色くなるみたい。イモムシが苦手な人には恐ろしい光景かな?


⇧撮影:2012-10-12

追加画像


 これは去年の夏の様子。これも上とはぼ同じ場所。同じハルニレだけどこちらは大木。手が届く枝を引き寄せてみたらハバチの幼虫がついていた。それっきり調べようとしなかったが、こうして比べてみるとこれは別の種類のハバチのようだ。若齢幼虫にも見えないし・・・。

 

 この時のハルニレは、葉っぱをほとんど食べられて冬のような枝ぶりだった。蛾の幼虫が大発生したのかな?とその時は思っていた。恐るべし!ハバチの幼虫。    
撮影:2011-07-31

2012年10月12日金曜日

スカシヒメヘリカメムシ


 ↑2019-11-23  コンポストに止まっていた。


↑ 2012-10-12  ハコベにいた小さなカメムシ。上と同種かな?