2012年9月20日木曜日

ムモンホソアシナガバチ*空っぽの巣


左:2012-08-17  

中:2012-08-25
右:2012-09-07 

 毎日確認していたわけではないが、この2-3日前までは沢山の蜂で賑わっていた気がする。巣の中には蛹も幼虫も見当たらなかった。8月中から幼虫のいる気配はない。スズメバチの襲撃とかではなく、自然に巣を放棄する時期だったのかな?


2012-09-11  3-4日待ってみたがやっぱり誰も帰ってこない。この後巣の内部を虫眼鏡で覗いてみたら、ちょっとかわいそうなものを見つけてしまった。いちばん端っこの小さな穴に幼虫が一匹口をパクパクしていた。小鳥のヒナのように。その口に餌を運んでくれる者は誰もいない。


〈追加画像〉 2012-10-02 巣のあった近くで時々見かけるムモンホソアシナガバチ。元働き蜂なのか越冬する女王なのかわからないけど、巣にとらわれず、自由な時間を謳歌してるように見えた。

2012年9月18日火曜日

オオオナモミの花と虫たち


 オオオナモミ(キク科オナモミ属)

      北アメリカ原産の帰化植物。雌雄同株。上の方についているのが雄花。

      下が雌花とのことだが、これはすでに実になっている。


    左:花粉を食べている?アシグロツユムシ成虫(片方の後脚なし)
    中:不明毛虫。痛そうなトゲトゲの上にいた。花を食べるのかな?
    右:カスミカメの仲間。最初花の上にいた。花粉まみれ。


 オオオナモミの茎にいたアブラムシ。アブラムシのいるところにはたいていアリがうろうろ。真ん中あたりにいる虫?は何だろう?

2012年9月17日月曜日

クルマスズメ*幼虫と成虫


ホウジャク亜科

トビイロトラガがいたナツヅタで見つけた初見スズメガ幼虫。なんでこんなに大きくなるまで気づかなかったのだろう?ブドウ科の植物につく。褐色型もいるとのこと。

【訂正】当初「ブドウスズメ」と記載しましたが、「イモムシハンドブック❸」(文一総合出版)を見ていて、間違いに気づきました。胸部に褐色縁取り付きの黄色条がないので、「クルマスズメ」と思われます。


⇧ここまで撮影:2012-09-16


追加画像

⇧窓をあけて外を見たら、サザンカの枝に止まっていた。前年度の褐色化した花や実に紛れて意外と気づかれないかも。幼虫のいたナツヅタのからまる枯れ木は今はもうないが・・。  撮影:2019-07-27

⇩山中で見つけたクルマスズメバチのものと思われる翅。鳥に襲われたのだろうか?












2012年9月16日日曜日

エゾシモフリスズメ幼虫*その5


スズメガ亜科

   うちから車で5分。そこから徒歩で15分ほど入った場所にあるホオノキの幼木。20~30cmある大きな葉の様子をまず確認。前回は確か5枚の葉っぱがあったはず。左から2番目の葉がほぼ食べられている。期待を胸にしゃがんで葉裏をのぞき込む・・が幼虫の姿は見つけられなかった。地面に降りて蛹化したのか、それとも捕食されたか・・・。
時期的に蛹になったと思いたい。      撮影:2012-09-16

2012年9月15日土曜日

アオツヅヅラフジの実にいたチョッキリ→クチナガチョッキリ


チョッキリゾウムシ亜科

2012-09-09  夕方、庭をぶらぶらしていたら、アオツヅラフジのまだ青い実に小さな甲虫がいるのをみつけた。上翅に毛が生えているかんじ。


2012-09-10  ↑翌朝見てみると、同じと思われる個体がまだいた。


↑ゾウムシのような長い口吻だけど、触角がチョッキリの仲間みたい。

実に穴をあけて産卵するのかな?


 ↑2012-09-16  ほぼ1週間後に見に行くと、3匹ほど確認。


このペアのいた場所より下の果実はすべて上のような状態。産卵すると切り離して落下させるのかな?⇧

※ 遅ればせながら、このチョッキリの種名が判明したのでタイトル変更。 2020-09-27

2012年9月13日木曜日

オオニジュウヤホシテントウ*幼虫と蛹殻


⇧ 2012-09-09  トゲトゲの幼虫。ナスの葉を食べていた。

うちの庭ではナナホシテントウやナミテントウに比べると少数派。


⇧2012-07-24  これは7月下旬にトマトを収穫していてみつけた蛹の殻。 


上の蛹殻付きトマトの近くにいた成虫。トマトの上で脱皮したのはあなた?

   ・ 小楯板が黒色→オオニジュウヤホシテントウ。
   ・ 地色と同じ色→ニジュウヤホシテントウ、とのこと。なるほど。

2012年9月12日水曜日

リンゴケンモン*幼虫と今年の林檎


 リンゴケンモン(ヤガ科ケンモンヤガ亜科) 幼虫

 ほぼ毎年、庭のハナモモかウメの木に出現するリンゴケンモン。なぜかリンゴの木では見たことはない。食樹はバラ科の他に、ニレ科やヤナギ科にもつくらしい。



 林檎の木には今年もモンクロシャチホコ幼虫が発生。でも去年ほど深刻ではないので放ってある。鳥たちにとってはご馳走かもしれないので。今年の林檎の収穫は上の2個。

 左の方はいままでにない出来で、形も良く味も良かった。去年までの実は渋くて食べられたものではなかったので。うちの林檎もそれなりに成長しているのかも・・・。
来年はもっと花が咲いてほしいな。