2012年7月22日日曜日

ヤマトニジュウシトリバ


 裏庭のミョウガの葉っぱに小さな骨っぽい蛾。これはもしや・・・鳥の羽根みたいな翅の蛾?初見。羽根は6本×4で計24本あるので、ニジュウシトリバということか?
食草はスイカズラ。


 今年はそのスイカズラを茂らせすぎて庭が藪と化して反省していたところだが、思わぬ効果もあった、ということにしておこう。こんな寒そうな姿で成虫越冬するという。

撮影:2012-07-19

コゲチャオニグモ*♂と♀


ヒメオニグモ属

葉っぱの上に寝転んでいたゴリラのような蜘蛛。毛深い。♂だろうか?

↑撮影:2012-07-22


この方も、寝転んでくつろいでいるおじさん風。7mm〜10mmくらい。

↑撮影:2020-07-19

⇧撮影 2014-08-23

⇧⇩こちらは♀と思われる個体。なかなかシックな模様。♂と違ってお行儀よくじっとしていた。この種は夜行性のため、夕方から活動開始。昼間はおやすみモードなのかも・・。


♀の 体長は、10〜13mmほど。

 

    ⇧撮影:2021-10-03

ミヤマカラスシジミ

 


   日本固有種。幼虫の食樹は、クロウメモドキやクロツバラなど。

近縁種にベニモンカラスシジミとカラスシジミがいる。 


 この日はあちこちに沢山の個体がみられた。いろいろな花の蜜を吸っていた。

↑撮影 2012-07-22


色褪せているのかな?それともこういう色?   撮影:2015-07-26

2012年7月21日土曜日

キクビゴマケンモン  他3種


 ゴマケンモンかと思ったが、首周りの茶色い毛が気になり、調べてみたらそういう種もいることを知る。食樹はカバノキ科のクマシデやサワシバとのこと。

 苔むした木の幹にとまっているのを見てみたいが、この日はシダにとまりたい気分だったのでしょう。



左:ヒメクビグロクチバ(ヤガ科):幼虫食草はヤブマメ。
中:ニワトコドクガ(ドクガ科):食樹は、バラ科、ブナ科、スイカズラ科等。
右:キンモンガ(アゲハモドキガ科):食樹はリョウブ
下:クルマユリ


撮影:2012-07-18

みどり色のシャクガたち


 アオナミシャク(ナミシャク亜科)

 アオシャクらしくないカタチだな・・・と思ったらナミシャクだった。食樹はアカトドマツ、とあるがこの辺にトドマツとか生えているのかな?抹茶シェイクのような色合い。
 撮影:2012-07-18


マルモンヒメアオシャク?(アオシャク亜科)

 これはまちがいなくアオシャク亜科と思われるが、名前が特定できない。似たような種はいるが・・・。この日、2個体見た。 2012-07-18


シロモンアオヒメシャク(ヒメシャク亜科)

 本当はもっと緑っぽかったが、設定ミスで茶色がかってしまった。食樹はバラ科のサクラ、ズミ、ナナカマド等とのこと。上の2種が標高1500mあたりにいたのに対し、これは700mくらいの場所でみつけた。 2012-06-30

まとめ。みどり色だからアオシャク、とは限らないとわかった。種の特定にはカタチが重要なのかも・・・。


2012年7月20日金曜日

コヨツメエダシャクとエダシャクの仲間たち

 
 白い画用紙にペンで落書きしたようなくっきり模様。なかなか良い。でもこれは退色した状態みたい。羽化したてはもっと緑色っぽいとのこと。それも見てみたい。


これもエダシャクの仲間かな?  撮影:2012-07-18

追記:左と中央はウスバミスジエダシャク、右はウスキオエダシャク、と思われる。

2012年7月19日木曜日

ヒョウモンチョウの仲間の蛹 他


   昨日は平日休み。うちにいても暑いだけなので、車で30分ばかりの場所に行く。標高は1500mくらい。まだハルゼミがのどかに鳴いていて、すこし季節が逆戻りしたような不思議な感覚。マイマイガの幼虫もまだ若い。しかしここもそれほど涼しくはなかった。いつもより、蛾の成虫の姿をよく見かけた気がする。彼らも暑いのか、藪の中より木陰の風が通る葉っぱの上で涼んでいるように見えた。

 夕方、突然ポツポツと大粒の雨が降り出す。リュックから雨具をとりだしてはおり、駐車場に急ぐ。アスファルトの道路から湯気が立ちのぼり霧のよう。ここ数日の暑さはやはり尋常じゃなかったみたい・・・。やっと一息つける・・・と思いながらのろのろと山を下っていくと、いつの間にか日差しは戻り、道は乾いている。下界は猛暑がずっと継続していたみたい。


コナラの大木についていたヒョウモンチョウの仲間と思われる蛹。↑

薄暗い場所でキラキラと金属光を放っていた。


ウツボグサの蜜を吸うセセリチョウの仲間