2012年7月16日月曜日

アシ原のモモコフキアブラムシ



   池の近くに茂る大型のイネ科植物の葉にアブラムシがいっぱいついていた。調べてみると「モモコフキアブラムシ」というのに似ている。

 この種は移住性のアブラムシで、一次寄主がモモやウメで夏場はアシ等のイネ科植物につくとのこと。するとこの植物はアシ?花が咲く頃確認したい。 


   遠目にみるとカビが生えたように見える。拡大して見ると、いろいろな色合いの虫がいる。右の黒いのはアブラバチかなんかに寄生されたマミーかな?


 アブラムシがいる所にはお決まりの天敵がいつもいる。

上段左より:
コクロヒメテントウ幼虫、クサカゲロウの仲間の幼虫、ナミテントウ成虫

下段左より:
ヒメカメノコテントウ幼虫、ヒラタアブの仲間の幼虫、右端もヒラタアブ?

撮影:2012-07-14

池のまわりでみつけた蜘蛛たち


複雑に捻じ曲げられたヨシの茎。誰がこんなことをしたのだろう?不思議。

撮影:2012-07-14


 ⇧サツマノミダマシ(コガネグモ科) 左は♂、真ん中は♀、右は?


左:アシナガグモの仲間
中:ウスリーハエトリ(ハエトリグモ科) 小さな虫を捕まえたところ。
右:不明。とてもすばしっこいクモ。ヨシの茎でじっとして獲物を待ち構えている様子。

2012年7月15日日曜日

マツノキハバチ*幼虫


   アカマツの幼木にいた。マツノキハバチの幼虫と思われる。越冬幼虫は、早春に孵化してマツの葉を食べる。そして6月頃終齢となり、地表の落葉や落枝の間で繭になる。秋には新成虫が出現して産卵・・というサイクル。 撮影:2012-06-13


  17日後に同じ場所に行ってみると幼虫たちの姿はなかった。が近くのコナラの葉の上に一匹横たわっていた。死んでいる様子。どうしたんだろう?     撮影:2012-06-30   

2012年7月9日月曜日

ムモンホソアシナガバチ*家族誕生


 うちの庭のムモンホソアシナガバチのその後・・・。
左より 6月20日→6月24日→6月30日  蓋がされて、いよいよ蛹化。


7月4日の様子  巣を拡張し、そこにも産卵。働き者のお母さんです。  


7月9日  この日の朝、巣を見に行くと働き蜂というか、娘蜂が誕生していた!瞳が黒いので羽化したてだろうか?ほっとしただろうな、母親蜂。もうひとりぼっちじゃない。

《追加画像》


2012-07-11  この朝、新たに4匹の娘蜂誕生。カメラを近づけると、母蜂が初めて威嚇飛行かこちらに向かって飛んできた。大事な家族を守るための本能だろう。じきに無害とわかってくれたが・・・。

2012年7月8日日曜日

カノコガ*幼虫と成虫


⇧撮影:2018-07-22


庭のドクダミに止まっていた♂。  ⇧撮影:2008-06-24


 2012-06-14  カノコガの幼虫と思われる。地面を歩き回っていたのをフキの葉の上にのせて撮影。幼虫はタンポポの枯れた葉っぱ等を食べるらしい。


7月2日頃より成虫が出現した。右上が♀、下が♂。昼行性。⇧


落下して腐りかけたアンズの実の上にいた幼虫。

撮影:2018-07-07

2012年7月6日金曜日

トビイロトラガ*幼虫と成虫


 うちの前のナツヅタで、葉っぱをむしゃむしゃ食べている派手な毛虫がいた。これは前に山で見たことあるぞ・・・トラガだったかな?・・・と調べてみると、ツタなどのブドウ科植物を食べるのはトビイロトラガだった。コトラガもヤブカラシやヤマブドウ等のブドウ科を食べるので可能性がある。

(追記:コトラガ幼虫の頭部は黒色らしいので、これはやはりトビイロトラガのようだ)

ちなみにトラガはサルトリイバラやシオデ等サルトリイバラ科食。


 3種共似たような色合いと模様。さてヒトの気配に気づくと、口から緑色の液体を!
これも威嚇の一種だろうがなんか苦そう・・。鳥とかに襲われそうな時、これを見せると食欲が失せるとか・・・。

 しばらくしてまた様子を見に行くと、姿が見えない。どこへ行ったのかな?葉っぱをめくってみると、いました。お腹の方をみせていれば案外目立たないものだ。

撮影:2012-07-06

追加画像


   朝、まだ涼しい庭にいた初見の蛾。蜘蛛の網にかかって命からがら逃げ切ったような姿だが、そういう模様のようだ。黒っぽい翅に、朱色や藍色が美しい。調べてみたらトビイロトラガ。

 上の幼虫を見たのは6年前で、あれからあのナツヅタのあった空き地にも新しい家が建っている。どこで羽化した個体かわからないが、わざわざうちの庭に来てくれてありがとう。しかし、脚の毛むくじゃら加減がハンパないね・・。


撮影:2018-07-13

2012年7月5日木曜日

キンイロジョウカイ


 
前翅の後端は薄茶色。色褪せたわけではない。    ↑撮影:2011-06-12


 ジョウカイボン(浄海坊)の仲間は甲虫にしては柔らかい身体をしているらしい。触ったことないけど・・・。このキンイロジョウカイは南方系の種とのこと。この辺が北限だろうか?     ↑撮影:2012-06-30


割と新鮮な個体。    ↑撮影 2022-06-05


撮影:2009-05-29