2012年7月9日月曜日

ムモンホソアシナガバチ*家族誕生


 うちの庭のムモンホソアシナガバチのその後・・・。
左より 6月20日→6月24日→6月30日  蓋がされて、いよいよ蛹化。


7月4日の様子  巣を拡張し、そこにも産卵。働き者のお母さんです。  


7月9日  この日の朝、巣を見に行くと働き蜂というか、娘蜂が誕生していた!瞳が黒いので羽化したてだろうか?ほっとしただろうな、母親蜂。もうひとりぼっちじゃない。

《追加画像》


2012-07-11  この朝、新たに4匹の娘蜂誕生。カメラを近づけると、母蜂が初めて威嚇飛行かこちらに向かって飛んできた。大事な家族を守るための本能だろう。じきに無害とわかってくれたが・・・。

2012年7月8日日曜日

カノコガ*幼虫と成虫


⇧撮影:2018-07-22


庭のドクダミに止まっていた♂。  ⇧撮影:2008-06-24


 2012-06-14  カノコガの幼虫と思われる。地面を歩き回っていたのをフキの葉の上にのせて撮影。幼虫はタンポポの枯れた葉っぱ等を食べるらしい。


7月2日頃より成虫が出現した。右上が♀、下が♂。昼行性。⇧


落下して腐りかけたアンズの実の上にいた幼虫。

撮影:2018-07-07

2012年7月6日金曜日

トビイロトラガ*幼虫と成虫


 うちの前のナツヅタで、葉っぱをむしゃむしゃ食べている派手な毛虫がいた。これは前に山で見たことあるぞ・・・トラガだったかな?・・・と調べてみると、ツタなどのブドウ科植物を食べるのはトビイロトラガだった。コトラガもヤブカラシやヤマブドウ等のブドウ科を食べるので可能性がある。

(追記:コトラガ幼虫の頭部は黒色らしいので、これはやはりトビイロトラガのようだ)

ちなみにトラガはサルトリイバラやシオデ等サルトリイバラ科食。


 3種共似たような色合いと模様。さてヒトの気配に気づくと、口から緑色の液体を!
これも威嚇の一種だろうがなんか苦そう・・。鳥とかに襲われそうな時、これを見せると食欲が失せるとか・・・。

 しばらくしてまた様子を見に行くと、姿が見えない。どこへ行ったのかな?葉っぱをめくってみると、いました。お腹の方をみせていれば案外目立たないものだ。

撮影:2012-07-06

追加画像


   朝、まだ涼しい庭にいた初見の蛾。蜘蛛の網にかかって命からがら逃げ切ったような姿だが、そういう模様のようだ。黒っぽい翅に、朱色や藍色が美しい。調べてみたらトビイロトラガ。

 上の幼虫を見たのは6年前で、あれからあのナツヅタのあった空き地にも新しい家が建っている。どこで羽化した個体かわからないが、わざわざうちの庭に来てくれてありがとう。しかし、脚の毛むくじゃら加減がハンパないね・・。


撮影:2018-07-13

2012年7月5日木曜日

キンイロジョウカイ


 
前翅の後端は薄茶色。色褪せたわけではない。    ↑撮影:2011-06-12


 ジョウカイボン(浄海坊)の仲間は甲虫にしては柔らかい身体をしているらしい。触ったことないけど・・・。このキンイロジョウカイは南方系の種とのこと。この辺が北限だろうか?     ↑撮影:2012-06-30


割と新鮮な個体。    ↑撮影 2022-06-05


撮影:2009-05-29

2012年7月2日月曜日

オオカバフスジドロバチの煙突作り


ドロバチ亜科
 
 コンクリートで固められた山の斜面。ところどころに塩ビ製の筒の穴があいている。その中にハチらしきものが入っていったので、覗いてみたらオオカバフスジドロバチの館が!巣が完成するまで、その入口を煙突状に伸ばすとのこと。それで単にエントツドロバチと呼ばれる。

 左の個体はうろうろ歩き回っていたが、右のは黙々と煙突作りに励んでいた。自分の唾液で土を湿らせて造形しているのかな?時々外へ行って来るのは水分を補給するため?

 このハチの職人仕事をずっと見ていたいけれどそうもいかず・・・。そもそもこの筒は水を排出するためのものだと思うのだがその心配はないのかな?他の穴を覗いてみたら、所々で同じような巣が作られていた。ちなみに、この種はオオセイボウに寄生されるらしい。   ⇧撮影 2012-06-13


 17日ぶりに覗いてみた塩ビの筒。前回覗いた筒がどれだかわからないくらい様子が変わっていた。巣の中には卵が産み付けられ、その餌としてメイガ、ハマキガ、キバガ等の幼虫が運び込まれるらしい。
 巣が完成するとその入り口は泥でふさがれるとのこと。この日はその作業中だったのかもしれない。手前にある土を頬張っては奥の土壁に塗り重ねていた。
 ⇧撮影 2012-06-30 




撮影 2022-07-29

2012年7月1日日曜日

オオワラジカイガラムシ♂♀と不思議なパイ


ワタフキカイガラムシ科

アリの護衛隊に囲まれた♀。時々甘露を出して振る舞うようです。

↑撮影 2015-05-27



 2012-06-13  木の名前がわからないのが口惜しいが、この木にオオワラジカイガラムシが何匹かいた。↑大きなアリがお尻から出た甘露を舐めている。少し粉っぽくなってきている個体もいた。みんな♀。♂は有翅の似ても似つかない姿。↓


ガードレールに♂の姿。新鮮な個体だが、右の触角どうした?

↑撮影 2015−05-27


     腹部の様子↑   撮影 2022-06-02


 ↑2012-06-30  これもオオワラジカイガラムシかな?一匹だけで葉っぱの上にいた。真っ白に粉をふき、とても目立っていた。お尻から甘露。


↑2012-06-13  ココナッツの粉をふりかけたチョコレートパイ?とても美味しそうな不思議な物体。(赤いダニのトッピング付き)たぶん生き物だろう。だとしたらたぶん半翅目だろう。サクラの枝についていた。

2012年6月30日土曜日

ホシベッコウカギバとアシベニカギバ 他


左:ホシベッコウカギバ(カギバガ科) 上下同個体
久しぶりに会った。パラフィン紙のような透明度の翅。♂は紋の色が濃いとのこと。これは♀?食樹はクマノミズキやヤマボウシ。

右:アシベニカギバ(カギバガ科) 上下別個体
あまり撮影した覚えがないカギバガ。枯れ葉のように見える。
食樹はスイカズラ科(ガマズミ・サンゴジュ・ゴマギ・カンボク・・・)


 ヒトツメカギバもいた。とても目立つけど、目玉模様で身を守っているのかな? 
 
⇧撮影:2012-06-30


 マエキカギバ(カギバガ科) (左:2012-05-27  右:2012-06-24)

 地味で比較的よく見かける種だが、ついつい撮りたくなる。
細かい銀箔のような模様が渋い!食樹はクヌギ、コナラ、クリとのこと。


サワギク(キク科)

 久しぶりに近くの山へ行くと、ずいぶん夏めいていた。春蝉に混じって夏蝉の声も聞いたような気がする。鮮やかなヒオドシチョウの新成虫も見る。