2012年7月5日木曜日

キンイロジョウカイ


 
前翅の後端は薄茶色。色褪せたわけではない。    ↑撮影:2011-06-12


 ジョウカイボン(浄海坊)の仲間は甲虫にしては柔らかい身体をしているらしい。触ったことないけど・・・。このキンイロジョウカイは南方系の種とのこと。この辺が北限だろうか?     ↑撮影:2012-06-30


割と新鮮な個体。    ↑撮影 2022-06-05


撮影:2009-05-29

2012年7月2日月曜日

オオカバフスジドロバチの煙突作り


ドロバチ亜科
 
 コンクリートで固められた山の斜面。ところどころに塩ビ製の筒の穴があいている。その中にハチらしきものが入っていったので、覗いてみたらオオカバフスジドロバチの館が!巣が完成するまで、その入口を煙突状に伸ばすとのこと。それで単にエントツドロバチと呼ばれる。

 左の個体はうろうろ歩き回っていたが、右のは黙々と煙突作りに励んでいた。自分の唾液で土を湿らせて造形しているのかな?時々外へ行って来るのは水分を補給するため?

 このハチの職人仕事をずっと見ていたいけれどそうもいかず・・・。そもそもこの筒は水を排出するためのものだと思うのだがその心配はないのかな?他の穴を覗いてみたら、所々で同じような巣が作られていた。ちなみに、この種はオオセイボウに寄生されるらしい。   ⇧撮影 2012-06-13


 17日ぶりに覗いてみた塩ビの筒。前回覗いた筒がどれだかわからないくらい様子が変わっていた。巣の中には卵が産み付けられ、その餌としてメイガ、ハマキガ、キバガ等の幼虫が運び込まれるらしい。
 巣が完成するとその入り口は泥でふさがれるとのこと。この日はその作業中だったのかもしれない。手前にある土を頬張っては奥の土壁に塗り重ねていた。
 ⇧撮影 2012-06-30 




撮影 2022-07-29

2012年7月1日日曜日

オオワラジカイガラムシ♂♀と不思議なパイ


ワタフキカイガラムシ科

アリの護衛隊に囲まれた♀。時々甘露を出して振る舞うようです。

↑撮影 2015-05-27



 2012-06-13  木の名前がわからないのが口惜しいが、この木にオオワラジカイガラムシが何匹かいた。↑大きなアリがお尻から出た甘露を舐めている。少し粉っぽくなってきている個体もいた。みんな♀。♂は有翅の似ても似つかない姿。↓


ガードレールに♂の姿。新鮮な個体だが、右の触角どうした?

↑撮影 2015−05-27


     腹部の様子↑   撮影 2022-06-02


 ↑2012-06-30  これもオオワラジカイガラムシかな?一匹だけで葉っぱの上にいた。真っ白に粉をふき、とても目立っていた。お尻から甘露。


↑2012-06-13  ココナッツの粉をふりかけたチョコレートパイ?とても美味しそうな不思議な物体。(赤いダニのトッピング付き)たぶん生き物だろう。だとしたらたぶん半翅目だろう。サクラの枝についていた。

2012年6月30日土曜日

ホシベッコウカギバとアシベニカギバ 他


左:ホシベッコウカギバ(カギバガ科) 上下同個体
久しぶりに会った。パラフィン紙のような透明度の翅。♂は紋の色が濃いとのこと。これは♀?食樹はクマノミズキやヤマボウシ。

右:アシベニカギバ(カギバガ科) 上下別個体
あまり撮影した覚えがないカギバガ。枯れ葉のように見える。
食樹はスイカズラ科(ガマズミ・サンゴジュ・ゴマギ・カンボク・・・)


 ヒトツメカギバもいた。とても目立つけど、目玉模様で身を守っているのかな? 
 
⇧撮影:2012-06-30


 マエキカギバ(カギバガ科) (左:2012-05-27  右:2012-06-24)

 地味で比較的よく見かける種だが、ついつい撮りたくなる。
細かい銀箔のような模様が渋い!食樹はクヌギ、コナラ、クリとのこと。


サワギク(キク科)

 久しぶりに近くの山へ行くと、ずいぶん夏めいていた。春蝉に混じって夏蝉の声も聞いたような気がする。鮮やかなヒオドシチョウの新成虫も見る。

マツノクロホシハバチ*幼虫と成虫


  マツノクロホシハバチの幼虫  ⇧撮影:2010-08-15

 

⇧マツノクロホシハバチの♀。これから産卵か?  撮影:2012-06-30

2012年6月28日木曜日

6月のオオネグロウスベニナミシャク


 薄暗い林の中を歩いていたら、はらりと葉っぱが落ちるように何かが地面に落ちた。その場所まで行ってひざまずいて見ると小さな蛾。『あっ見つかっちゃった!逃げなくちゃ・・・』とまた飛び立つ蛾もいるが、この蛾はじっとしていた。『見つかったみたいだけど大丈夫、大丈夫・・・こうして枯れ葉の上にいれば大丈夫・・・』と自分に言い聞かせているみたい。

 地味な色合いだけど美しい。何度も塗り重ねられた油彩のような。帰ってから調べてみたら知っている蛾だった。毎年秋も深まる頃現れて時々室内にも侵入して壁に止まっていたりする。私にとって冬になる前の淋しい季節の象徴だった。
食樹はコナラなどのブナ科とヤナギ科。春と秋に出現するらしい。  
撮影:2012-06-17

《追加画像》


昨年の秋、玄関戸に来た蛾(左右同個体)
よく似た種にウスベニナミシャクがいて、裏翅の模様に相違点があるとのこと。これはオオネグロ~でいいのかな?   撮影:2011-11-11

2012年6月25日月曜日

ヤママユガ科幼虫*ヤママユ 他


 2012-05-20  オオミズアオかと思ったが、時期的にヤママユと思われる

(下とは別個体)


⇧上:2012-05-13  ヤママユ若齢幼虫

 下:2012-06-13  計らずも一ヵ月後に撮影。多分同一個体。同じ幼木にいたので。


↑2012-06-16  ヤママユ(上とは別の場所  )


↑2012-05-13  ウスタビガ若齢幼虫


2012-06-17  ヒメヤママユ 特に外傷もなく死亡していた。