2012年3月29日木曜日

フタマタフユエダシャクとヤママユガ科の卵


アカマツにとまっていた。フユシャクの仲間では最後の方に出現する種らしい。


     左:ウスタビガの空繭に生みつけられた卵。たった一粒だけ・・・。

     中:ヤママユの空繭にもなにか卵のようなものが・・・。

     右:コナラの芽吹きを待つヤママユの卵3つ。

↑撮影:2012-03-25 

2012年3月28日水曜日

クリオオアブラムシ*卵と成虫


   木の皮が焦げている!と近づいてみると、細かい光沢のある米粒のようなものだった。
調べてみるとこれはあのクリオオアブラムシの越冬卵。暖かい季節は卵胎生で殖えるが、秋には♂が出現して交尾して卵を産む。


左:ところどころにある白いかたまりは卵を産んだ♀の亡骸。
   
右:穴のあいたものはアブラバチに寄生された♀の亡骸。   
↑撮影:2012-03-25


別の木にて。無事成虫になったクリオオアブラムシ。(アリもいっしょ)

撮影 2012-05-09

2012年3月25日日曜日

ヨツボシオオアリの巣


 剥がれそうな木(ハリエンジュだったか・・?)の皮を剥がしてみたら黒い虫がいっぱい。よく見るとアリ。卵を守っている。越冬中のせいか動きは鈍い。

 アリといえば土の中というイメージだったが、樹皮下に巣を作る者もいるんだね。図鑑を見ると、樹上営巣性のアリは少なくない。これはヨツボシオオアリと思われる。8月に結婚飛行。


撮影:2012-03-25

2012年3月19日月曜日

アカハネムシ*幼虫?と成虫 他


 うちの前の空き地に細めのエノキの朽木があった。かなりぼろぼろ。蹴飛ばせば折れそうな・・・。樹皮裏になにかいないかなと少し剥がしてみると、飴色の虫と目が合う。(写真下)全体を見ようとさらに皮を剥がすとポロリと地面に落下。お尻の先に小さなハサミのようなものがある。見ていると、時々猫の伸びのように背中を丸くそらすような格好をする。

 丁度「朽ち木にあつまる虫ハンドブック」(文一総合出版)という本を図書館から借りてきてあったので見てみると、どうもアカハネムシ科の幼虫らしい。お尻のハサミの形で種を同定できるとのこと。顔を覗いてみると立派な顎。これで朽木をむしゃむしゃ食べるのか・・・。撮影後また皮の隙間に戻しておいた。 
 撮影・・・2012-03-18



   庭のサボテンの上にいたアカハネムシ成虫。↑山ではよく見るが、庭で見るのは初めてだったかも・・・。ベニボタルという虫に擬態している赤い甲虫はいろいろいるが、アカハネムシもその一種。  


 エノキの朽木にいたもう一匹の大物、ゾウリムシ。いつも集団でいるというイメージだが、このゾウリムシは一匹だけで淋しく越冬していた。  
撮影・・2011-04-30

追加画像


  ↑こちらは、どういう状況なんでしょうか?         撮影 2012-05-19

2012年3月13日火曜日

浜歩き その2*不思議な生きものたち


 しっとりとした渚を一匹の蓑虫のようなものが歩いていた。びっくり。


  ⇧波にさらわれるといけないので、陸の方に移動させた。流木の上に置いて見たが、ぎこちない動き。やはり砂の上の方が落ち着くようなので下におろす。上半身?を蓑から出して、よく歩き回る。これはどうやら蓑虫ではなさそう。未知の生きもの。


    ⇧その他、砂の中でみつけた虫のような者たち。右のは、打ち上げられた海藻の下に潜んでいて、見つかるとぴょ~んと飛躍して逃げるやつ。


 ⇧これは何でしょう?貝のような質感。表と裏。


⇧これは 繊細な模様。美しい造形。


 ⇧ウニのようなトゲトゲがはえていた形跡あり。ってことはウニか?うっすら紫色。


左右不対称な貝がら。     撮影・・・2012-03-10

2012年3月9日金曜日

ツバキの葉裏にて*チャタテムシ? 他


   ツバキの園芸種と思われる庭木。晩秋に花が咲くが、冷え込みが厳しくなり、花開くことなく枯れてしまう蕾が多い。葉っぱをめくってみると、ヒイラギにいたのと同じチャタテムシやキジラミ?の仲間がいた。



花びらで作られた何かの巣。クモだろうか?

撮影 2012-03-04

2012年2月24日金曜日

ヒメアカボシテントウ


 春だったか、初夏の頃だったか、大きな木の幹にヒメアカボシテントウが数匹止まっていたことがあり、なんとなく気になって撮影したが、その画像は紛失してしまった。(上の写真は別の木)そして晩夏の頃、やはり同じ木の葉裏に、今度はキイロテントウがいっぱい。

 きっとこの木にはヒメアカボシテントウの好きなカイガラムシや、キイロテントウの好きなウドンコ病菌とかが豊富に発生するんだろう。後日、この木はニワウルシと判明。