2011年10月17日月曜日

ホシホウジャク


ホウジャク亜科

  日向ぼっこしていた。たぶんもう飛べなくなったのだろう。

↑撮影 2009-11-08


 夏の終わり頃、黄昏時になるとどこからともなく音もたてずにやって来る。とてもミステリアスなイメージ。思わずカメラを向けるが、薄暗いのでボケボケの写真になってしまう。

 でもこの時期になると光量が弱くなるのか、真昼間から出現してくれる。そこでホバリング撮影に挑戦!(それでもやっぱりボケボケ・・・)長いストローで飛びながら蜜を吸う。友人がハチドリと間違えたのも無理はない。  撮影 2011-10-16

虫こぶに寄生バチ?


 ついつい撮りたくなるヨモギのモコモコ、ヨモギハシロケタマフシ。この時もそんな衝動でパチリと撮っただけ。でも拡大してみて何か小さな虫がいるのに気づき、再度カメラを近づけた。虫こぶの形成者はタマバエのはずだが、あんまりハエらしくない。

 「虫こぶハンドブック」(文一総合出版)に載っている成虫の写真とは明らかに違う。この長い産卵管の持ち主は、中にいる幼虫を狙った寄生バチか?
小さな虫は時間をかけて丁寧に虫こぶの中を探っていた。


撮影  2011-10-15

2011年10月14日金曜日

晩秋の蛾*ノコメトガリキリガ


ウリノキにて。自分の色を知っているんだね。見つかりませんように・・。

⇧撮影:2019-11-16
 

 幼虫はモモ、リンゴ、ナシ、ボケ、ツバキ等を食べる。外縁部のギザギザ模様がノコメ?    ⇧撮影:2015-10-07


庭のイチイに止まる。  ⇧撮影:2011-10-14
 

夜、台所の窓ガラスにやってきた。後翅は暗色。

撮影:2011-11-20

2011年10月13日木曜日

マメハンミョウ


ツチハンミョウ科

 一昨年市民農園を借りた時、畑でみつけた。後にも先にもこの時しか見たことはない。畑では雑草を育てただけだったが、この虫に会えたので借りた甲斐があったと思う。

 幼虫はイナゴ等の卵を食べる。毒を持つ昆虫は、妙に堂々としていて逃げまわらない気がした。   撮影:2009-07-28

ヒメツチハンミョウ


          ヒメツチハンミョウ(ツチハンミョウ科)

  標高1,200mくらいの山地の土手にいた。触角の様子から♂か?幼虫は過変態という不思議な変態を繰り返してハナバチ類の巣に寄生し、卵や蜜などを食べるとのこと。(詳しくはファーブル昆虫記参照)

 この虫もすごいけど、その生態を解き明かした人間もすごい。体内に有毒物質カンタリジンを含む。     撮影:2011-10-08

追記:ツチハンミョウの仲間は15種くらいいるらしいので、ヒメツチハンミョウではないかもしれない。

2011年10月12日水曜日

ウスチャヤガ*蛹と成虫


庭の草の下の地面にころがっていた蛹。  ⇧撮影:2011-09-11 


 どんな蛾が出てくるのだろう?と、蛹を古い水槽で作った飼育箱に入れておいた。幼虫の飼育は食草の供給など手がかかりそうだが、蛹なら出て来るのを待つのみ。

 ただひたすら毎日箱を覗いていた。そして約一ヵ月後、蛹が少し移動していたので探してみると成虫がいた!地味な色合いで枯れ葉に埋もれていた。思ったより小さな蛾だった。   ⇧撮影:2011-10-09 


翌年、同時期に庭に出現した個体。  ⇧撮影:2012-10-10

2011年10月10日月曜日

ヒメヤママユ*♀成虫と幼虫


 少し遠出して、秋色の林を散策。紅葉より黄葉している葉っぱがいっぱい。  


 そんな黄色から茶色に染まる林の中に溶け込んでいたヒメヤママの成虫。⇧赤味が強い色合いのものもネット上でよく見かける。

 一見派手そうだけど、紅葉の木々の中にいれば目立たないのかもしれない。大きなおなか。細めの触角。♀かな?  撮影 2011-10-08


追加画像


  ヒメヤママユ2齢幼虫。サクラの葉にいた。

広食性でいろいろな葉っぱを食べる。  撮影 : 2011-05-28