2011年9月14日水曜日

シロヒトリの幼虫は黒い毛虫


ヒトリガ亜科

ちょっと失礼して、お腹を見せてもらう。⇧ 撮影:2015-08-01


↑撮影:上段(2009-08-05) 下段左(2011-08-18) 下段右(2009-04-24)


 シロヒトリは在来種で、幼虫はよく道端を元気に歩いている黒っぽい大きな毛虫。食草もギシギシやタンポポ、オオバコなど庶民的。冬場、庭を片付けていると越冬している幼虫をみる。アメリカシロヒトリといっしょにされて駆除されたら気の毒だなと思う。


タンポポの葉の上で。(ヒトリガの幼虫もこんなかんじらしい・・) 
 
撮影 2009−05−28


追加画像:褐色型もいる。ヒトリガ亜科の他の種も似たような形態のものが多い。


ボロボロの個体。お疲れさま・・。  ↑撮影:2010-07-31


晩秋の頃、ギボウシの葉の上で日向ぼっこしていた小さな幼虫。

毒針毛は持たない。幼虫の姿で越冬するとのこと。

 ↑撮影:2009-10-31

2011年9月11日日曜日

アメリカシロヒトリのこと


   産卵中    ⇧撮影:2020-05-23


 アメリカシロヒトリの成虫と思われる写真はどこかの公園で撮ったもの。斑のあるものと真っ白のものがいるようだ。左:2011-05-24  右:2011-08-07
 
 この蛾の存在は知っていたが、うちの庭ではこれまで時々単体で見かける程度だった。
それがこの春、リンゴの木にまとまった数の幼虫を発見。(写真左下:2011-06-26)
1年に2回の発生があるらしく、8月下旬からまたあちこちでその姿を見ることとなる。
(↑写真右下:2011-09-08 カツラの葉にて)

 これほど節操もなくいろいろな植物を貪り食う幼虫も少ないだろう。うちの庭はよその庭よりは圧倒的に天敵が多いだろうと自負していたが、減る気配はない。幼虫はどんどん大きくなり、あとは野鳥たちに食べて頂くしかない。
(この毛虫だけは見たくもないと思っているかも・・・)

 害虫がいれば薬品散布するのが世の常識かもしれないが、それだけは絶対に避けたい。関係ない虫たちも殺すことになるので。(・・・アメリカシロヒトリとてただ普通に生きているだけなのだが・・・)
とりあえず人目につくような所にいる幼虫はビニール袋に採集して葬らせて頂いた。


クモに捕らえられたアメリカシロヒトリ   撮影:2011-08-07

2011年9月8日木曜日

女王アリ、翅をおとす


 庭の大葉の上になにか虫がいるので、なんだろうと撮影。目が悪いのでカメラをルーペ代わりに使うこの頃。拡大してみて、ああアリか・・・と確認しておしまい。下に翅が散らばっていたのには、あとからパソコンで見るまで気がつかなかった。

 女王アリが結婚飛行を終えて帰還したところだろうか?これから産卵のための巣作りにとりかかるので、邪魔な翅はおとしてしまうらしい。アリの種類はわからない。

撮影:2011-09-05

2011年9月7日水曜日

オオトビサシガメ*成虫と幼虫


 なわばりというものがあるのか、たいていいつも同じ場所にいる。
この日一匹のキイロスズメバチがこのサシガメを襲っていたが、太い前脚で抵抗して事なきを得た。いや、スズメバチの方が獲物になることも有り得るのだろうか?庭先にて。  
⇧ 撮影:2011-09-06 


 ♂個体と思われる。  ⇧撮影:2013-11-26


山の方で見かけた成虫。ヘリの幅が広いので♀かな?成虫越冬。

⇧ 撮影:2010-10-17

若齢幼虫    撮影:2012-07-22

2011年9月6日火曜日

庭で見つけた蛾の幼虫*9月上旬


上段左より
・ 2011-08-31 (イロハカエデ) 糸を吐いて巣のようなものを作っていた。不明
・ 2011-08-31 (イロハカエデ) 大変な食欲でカエデの葉を食べていた。不明
                      追記:クビワシャチホコと判明
・ 2011-09-04 (カツラ)  不明   追記:アメリカシロヒトリかも・・・

下段左より
・ 2011-09-04 (サンショウ)  シンジュサン(ヤママユガ科)
・ 2011-09-04 (ヘクソカズラ) ホシヒメホウジャク(スズメガ科)
・ 2011-09-04 (エノキ)     不明

シンジュサンの幼虫にはびっくり!初めて見る。みんな無事成虫になりますように。

2011年9月5日月曜日

ナカグロモクメシャチホコ*幼虫


撮影・・・2011-09-04    
 台風の影響は幸いこの辺は大したことことなかったが、雨が降ったりやんだりの冴えない日曜日。こんな時こそ、普段出来ない家の中の片付けなどをやろうと決めていたのだが・・・。雨がやむとつい外に出たくなって、草ぼーぼーの庭をほっつき歩く。

 するとまた妙なものをみつけてしまう・・・。
以前山の方で見たことがあるこのイモムシ。まさかうちの庭に出現するとは。これもヤナギ効果か。とても攻撃的?で、カメラを近づけると尾脚先端の2本のひも状のものをふりまわしてこちらにどんどん近づいて来る。恐ろしい。こうやって捕食者を撃退するのだろうか?子猫みたいに葉っぱの上に佇む姿は可愛らしいのに・・・。


追加画像:2011-09-08 撮影    近くにもっと大きく育った個体がいた

2011年9月2日金曜日

コオニヤンマ


 コオニヤンマを見るのは初めて。オニヤンマに似ているがサナエトンボの仲間。確かに頭が小さくて、眼と眼の間が離れている。後脚が長いのも特徴らしい。5月上旬から現れ9月頃まで見られるとのこと。

 この個体は、もう弱って飛べそうにないかんじ・・・。踏まれそうな所にいたので近くの葉っぱの上に移動させたが、すぐにまた道端の上に戻ってしまった。石の上は温かいのかもしれない。   撮影・・・2011-08-26

追加画像


  朝、散策路沿いの草に止まっていた。翅の様子だと羽化直後かな?

近づいてもじっとしていたので、そっとしておく。



↑ 撮影 2022-06-17


  横から見ると、異常に小顔。サナエトンボ科では日本最大種。
 
↑撮影:2018-07-08