2011年8月21日日曜日

トリノフンダマシの仲間と卵のう


 トリノフンダマシ属

トリノフンダマシの卵のう⇧  撮影:2009-08-15


      夕方といっても5時20分前後であるが、シロオビトリノフンダマシが糸を張っていた。(昼間は葉の陰でじっとしている)粗い網で主に蛾類を捕らえるらしい。

  実際どんな網を作るのだろう?時間があったらずっと見ていたかった。♂や幼体は網を張らずに狩りをするとか・・・。まだまだ謎の多い蜘蛛のようだ。

↑ 撮影:2011-08-13 

これまでに会ったトリノフンダマシの仲間たち⇩


上左:2011-07-31 オオトリノフンダマシ  この夏、自宅近くでは初めてみつけた個体。

上右:2009-08-15 トリノフンダマシ?  
下の卵のうの写真はこの個体の近くにあった。

下左:2011-08-13 シロオビトリノフンダマシ  上のシロオビとは別個体。

下右:2008-08-16 オオトリノフンダマシ お盆に帰省するとたいていお目にかかる。


こちらはオオトリノフンダマシの卵のうかな?  ⇧撮影:2019-10-27  

トビイロハゴロモ


アオバハゴロモ科

帰省時に撮影。砂浜との境界あたりのクズ葉上だったかな?この時初見。


たぶん、子供の頃から近い場所にいたんだろうけど・・。


 鳶色にしては淡い色あい。むしろ亜麻色が近い・・と色名小事典をめくりながら勝手なことを思うのも楽しい。アマイロハゴロモって良くない?単独でいることが多い種らしい。


撮影:2011-08-13

アオバハゴロモ*成虫と幼虫


アオバハゴロモ科

成虫は淡い薄緑色にピンクの縁取り。


 複数個体で見られることが多い。 


幼虫は白い綿虫状。


⇧撮影:2009-08-15


成虫死骸。生きている時は白い目が、死ぬと赤黒く変色するみたい・・。

アワダチソウグンバイ

北米原産の外来種。体長は3-4mmほど。  ⇧撮影:2021-06-17

  キク科の葉っぱによく見られる。 白っぽい個体と黒っぽい個体がにらめっこしていた。近くにある食痕がハート型なのでお見合いしているのかも・・・。

 しばらくしてクロの後方から別のクロが接近。するとシロの方がまわれ右してそこから逃げ出した。2匹のクロはその後をぞろぞろついていく。動きがスローなので微笑ましかった。    撮影:2011-08-21

2011年8月19日金曜日

ブタクサハムシ*成虫・卵・幼虫


撮影・・・2011-08-07~2011-08-16

 初めてうちの庭にブタクサ(キク科)が生えてきた時、深く切れ込んだ涼しげな葉っぱの様子から、なにか美しい花を咲かせる草のような気がした。それで1mくらいになるまで様子をみたが、大した花は咲かなかった。この花の飛ばす花粉こそ、あの秋の花粉症の素とも知らず・・・。

 自分にはアレルギーはないが、やっぱり世の中のために引っこ抜くべきだろうなと、このところ抜いてはいる。しかしさすが筋金入りの雑草。(帰化植物)毎年同じ場所に生えてくる。

 そのブタクサに今年初めてブタクサハムシを発見!(いままでいたのに気づかなかっただけかもしれないが・・・)北アメリカ東部からメキシコが原産地。1996年頃に日本で初確認されて急速に分布を拡大しているとのこと。(Wikipediaより)

黄色い卵や幼虫らしきものもあちこちに見受けられ、今後このブタクサの運命はどうなるのか見届けたい。引っこ抜くのはその後でもいいかな・・・?


↓追加画像:撮影・・・2011-08-21   幼虫と繭

2011年8月17日水曜日

ウスイロオオエダシャク*幼虫と成虫


 よくミノウスバの幼虫がぶら下っているマサキ(ニシキギ科)に、木っ端のようなものがぶら下っていた。約5-6cmくらい。蛾の幼虫らしいが種類はわからない。しばらくしてもう一度見に行くと、マサキの葉にとりついて葉っぱを食べていた。
(下の写真上段左)

 その後ほぼ毎朝このマサキにて幼虫の所在を確認。枝に擬態しつつあちこちに移動していた。それが昨日あたりから姿を消す。最後にその姿を撮った時には10cmくらいに成長していた。(下の写真下段右)
いよいよ蛹化するためにどこかへ行ってしまったみたい。取り残されたかくれんぼの鬼の気分。  撮影 2011-07-23

《追記》食樹がマサキなので、ウスイロオオエダシャクの可能性が大きい。


↑撮影・・・2011-07-23~2011-08-11


↑撮影・・・2011-07-10  マサキの花。アリたちが蜜を吸っていた。
 

追加画像


成虫  撮影:2014-06-20


撮影:2013-07-16

2011年8月16日火曜日

もうすぐ成虫*コカマキリ


 東向きだが、伸び放題の草や木で薄暗い場所。ビロードスズメの幼虫に遭遇したあたりで蛹を探していたら、枯れ草そっくりのコカマキリをみつけた。

 まだ幼虫の小さな翅だけど身体は成虫の大きさだ。脱皮間近か。カマキリといえども、成虫になるまでは外敵を恐れてこんな所でひっそり暮らしているのだろうか?


撮影・・・2011-08-11