2011年8月7日日曜日

ニイニイゼミの翅


 ハルゼミに代わって6月下旬から鳴き始めるニイニイゼミ。このごろはアブラゼミやミンミンゼミがにぎやか。早朝や夕方、曇った日は山の方からヒグラシの涼やかな声も聞こえる。
松尾芭蕉の「閑さや 岩にしみいる 蝉の声」の蝉はニイニイゼミとのこと。あとしばらく、お盆ころまでこの声が聞こえるかな?  撮影・・・2011-07-31


 玄関前の葉っぱの上に落ちていた翅の破片(前翅)。⇧鳥にでも襲われたのだろうか?


路上にて。こちらは後翅。アリが運ぼうとしている。


⇧クモの網にかかった個体。  撮影:2021-07-29

2011年8月6日土曜日

7月末日に見た甲虫たち


撮影・・・2011-07-31

ハムシの仲間*7月


上段左より
2011-07-31  アカクビナガハムシ
2011-07-17  アオカメノコハムシ
2011-07-13  クロウリハムシ

下段左より
2011-07-15  サルハムシの仲間?
2011-07-31  コフキサルハムシ(リンゴコフキハムシ)
2011-07-31  ヨツボシナガツツハムシ

2011年8月2日火曜日

カシルリオトシブミ*交尾と揺籃作り 


アシナガオトシブミ亜科

↑交尾  撮影 2019-06-22


 小さなオトシブミ(4mmくらい)が、まだ柔らかそうなフジの新葉の上にいた。これから揺籃作り。そうか、緑色の硬くなった葉ではあんな繊細な作業はできないかもしれない。それでもかなりの力仕事だろうな・・。2時間くらいかかるとのこと。


 ルリオトシブミ属の♀は、食べやすく栄養価も上げるために、揺籃に糸状菌の種も植え付けてから産卵。出来上がった俵型揺籃は、完成後切り落とす。   
⇧撮影 2011-07-31


⇧食痕  撮影 2022-08-05

2011年7月30日土曜日

庭で見つけた小さな蛾*7月


左上:2011-07-07
キイロマイコガ(ニセマイコガ科)   モモ、リンゴ、ブドウの実を食べる(幼虫)

右上:2011-07-22
キンバネチビトリバ(トリバガ科)   カタバミの葉や鞘を食べる(幼虫)

左下:2011-07-22   キオビトビノメイガ(ツトガ科)

右下:2011-07-24   ヨツモンキヌバコガ(キヌバコガ科)
             幼虫は、アカザやアカザの種子を食べる

子ガエル受難*オオキベリアオゴミムシ幼虫


  今年は田んぼが遠くなってカエルの姿が少ない・・と思っていたが、結局その後ぞろぞろとやって来た。いつものように踏み潰さないように気をつけて歩かなければならない。

 そんな中、不自然な体勢でいる子ガエルが目についた。喉もとに虫をぶら下げ、身体をたてて犬のように座っている。しんどそうである。顔の表情も尋常ではない。この時期よく目にするのだが、カエルの喉に食らいつく虫の正体が最近わかった。オオキベリアオゴミムシの幼虫。

 主にアマガエル等の体液を栄養にして育つ。これから虫が太っていくにつれて子ガエルはやせ細って死に至る。するとまた別のカエルに乗り換え、大体3匹くらいのカエルが犠牲になるようだ。逆に食べられないように、絶妙な部分に食らいついている。
小さな虫だって、食べられてばかりではない。    ⇧撮影:2011-07-27


別個体  撮影 2012-07-29