2011年8月2日火曜日

カシルリオトシブミ*交尾と揺籃作り 


アシナガオトシブミ亜科

↑交尾  撮影 2019-06-22


 小さなオトシブミ(4mmくらい)が、まだ柔らかそうなフジの新葉の上にいた。これから揺籃作り。そうか、緑色の硬くなった葉ではあんな繊細な作業はできないかもしれない。それでもかなりの力仕事だろうな・・。2時間くらいかかるとのこと。


 ルリオトシブミ属の♀は、食べやすく栄養価も上げるために、揺籃に糸状菌の種も植え付けてから産卵。出来上がった俵型揺籃は、完成後切り落とす。   
⇧撮影 2011-07-31


⇧食痕  撮影 2022-08-05

2011年7月30日土曜日

庭で見つけた小さな蛾*7月


左上:2011-07-07
キイロマイコガ(ニセマイコガ科)   モモ、リンゴ、ブドウの実を食べる(幼虫)

右上:2011-07-22
キンバネチビトリバ(トリバガ科)   カタバミの葉や鞘を食べる(幼虫)

左下:2011-07-22   キオビトビノメイガ(ツトガ科)

右下:2011-07-24   ヨツモンキヌバコガ(キヌバコガ科)
             幼虫は、アカザやアカザの種子を食べる

子ガエル受難*オオキベリアオゴミムシ幼虫


  今年は田んぼが遠くなってカエルの姿が少ない・・と思っていたが、結局その後ぞろぞろとやって来た。いつものように踏み潰さないように気をつけて歩かなければならない。

 そんな中、不自然な体勢でいる子ガエルが目についた。喉もとに虫をぶら下げ、身体をたてて犬のように座っている。しんどそうである。顔の表情も尋常ではない。この時期よく目にするのだが、カエルの喉に食らいつく虫の正体が最近わかった。オオキベリアオゴミムシの幼虫。

 主にアマガエル等の体液を栄養にして育つ。これから虫が太っていくにつれて子ガエルはやせ細って死に至る。するとまた別のカエルに乗り換え、大体3匹くらいのカエルが犠牲になるようだ。逆に食べられないように、絶妙な部分に食らいついている。
小さな虫だって、食べられてばかりではない。    ⇧撮影:2011-07-27


別個体  撮影 2012-07-29

2011年7月28日木曜日

アゲハモドキ*成虫と幼虫 他


⇧成虫  撮影・・・2010-08-15


左:アゲハモドキ(アゲハモドキガ科)幼虫  クマノミズキにて。上は若齢?

右:リンゴドクガ(ドクガ科)幼虫  これもクマノミズキにいた。初見。黄色が薄い。

撮影:2011-07-25


2011年7月27日水曜日

クサギカメムシ幼虫*脱皮直後


 脱皮したての幼虫。左上は抜け殻。3齢くらいと思われる。→4齢幼虫でした。   

             ↑  撮影:2011-07-25


 枝打ちされて地面に落ちていた藤の葉裏にて。何の卵だろう?と見ていたら、たぶんこの卵から生まれたと思われる幼虫が一頭帰ってきた。クサギカメムシの初齢幼虫?  

  ↑撮影:2011-07-02

追加画像


これは2齢幼虫かな?一匹だけ。鮮やかな紅色はこの時だけで、この後黒くなる。

撮影:2010-06-24

2011年7月26日火曜日

オオフタオビドロバチの狩り


ドロバチ亜科

 庭のウドの木にほぼ毎年発生する蛾の幼虫。(追記:ウドノメイガの幼虫と思われる)
大変な食欲で葉を食い尽くした頃、どこからか大きな蜂がやって来た。スズメバチかと思ったら、ドロバチの仲間。竹筒や木材の穴、あるいはカミキリムシの脱出孔の中に巣を作り、その中に次々と獲物を運び込んでいるらしい。

 幼虫とてなんとか生き残ろうと必死である。力を合わせて(?)シェルターのようなものを作っている。しかしドロバチたちはそのシェルターを綴じている糸を食いちぎって、中にいる大きな幼虫を引きずり出して毒針を入念に刺す。そしてしっかりと抱えなおして連れ去ってゆく。まだ無防備な状態でいる小さな幼虫たちには見向きもしないで・・・。

 このウドの木にいるアマガエルやカマキリは、他より育ちがいいみたいでまるまると太っていた。ちなみにオオフタオビドロバチは、リンネセイボウに寄生されるとのこと。    ⇧撮影:2011-07-21


⇧撮影:2011-07-14~07-23


女郎花に訪花   撮影:2010-09-04