2011年6月12日日曜日

ダイミョウナガタマムシ?



ナガタマムシ亜科

アブラチャンの古枝を食べるらしい。体長は4-6mmくらい。 撮影:2011-06-12
 

カツオゾウムシ


カツオゾウムシ亜科

⇧撮影:2011-06-12


 これはうちの庭のイタドリに毎年出現するカツオゾウムシ。葉っぱの輪郭が微妙なイタドリ〈写真下)があったので、ひっくり返してみるといた。これがカツオゾウムシの食痕?羽化したてか赤い粉がふいてカツオブシ状態。

 じきに粉はおちて黒っぽい体表になる。この種はゾウムシにしてはあまり警戒心が少ない気がする。このつぶらな瞳を見ると、草むしりをしてもイタドリは1-2本は残しておこう・・・と思ってしまう。


⇧撮影:2012-06-07


これも庭で撮影。少し粉がおちて、なるほど鰹節っぽい。   2020-08-01

2011年6月11日土曜日

涙目のスキバホウジャク


   ホウジャク亜科

 草の中に太っちょの蛾がうずくまっていた。ふかふかのぬいぐるみのような蛾。翅が片方半分ちぎれていて、どうやら飛べないらしい。鳥にでも襲われたのかな?このままの状態なら、遅かれ早かれ鳥のごちそうになってしまうだろう。目の下に白い部分があり、なんか泣いてるように見えた。

食草はスイカズラ、アカネ、オミナエシなど・・・。この辺は秋には一面オミナエシが咲く。

撮影・・・2011-06-05 

2011年6月9日木曜日

黒い瞳*アリスアブ


アリスアブ亜科

   スゲハムシの季節なのでこのところ足繁く池に通っているが、この日は草刈が施行された翌日だったのか池の周りはさっぱりとしていた。ヒオドシチョウの蛹も、草の茎で蛹化したものは一掃されていた。木の枝の蛹は難を免れる。スゲハムシはやっと1匹だけみつけただけ。

 草の上にはアリスアブがいた。♂かな?まだ羽化後間もないのかじっとしている。そういえば2年ほど前に同じ場所でこのアブを撮影している。→こちら    ⇧⇩2012-06-10



撮影・・・2011-06-04(左)    2011-06-05(右)

左:絡まりながら飛んで来て、撮ってくれとばかり目の前の葉っぱにとまったアリスアブのペア。目が黒いせいか可愛らしい。
右:じっとアリの様子を覗う。アリスアブは、アリの巣の入り口に産卵する。そして幼虫は1年近くアリの巣の中で居候生活を送るとのこと。

不思議な姿の幼虫にいつかお目にかかりたいものだ。


2011年6月8日水曜日

女王たちの巣材集め


キイロスズメバチ

 公園の木の柵の上に、スズメバチの仲間たちが訪れて木をかじっていた。時期的にまだ女王バチだろうか?ひとりぼっちで厳しい冬を越し、春になったらやはりたった一匹で巣作りを始める。そして巣を大きくするために巣材集め。母は強し、だなぁ。


上:キボシアシナガバチ   下:キアシナガバチ

撮影・・・2011-06-04

2011年6月7日火曜日

枯れ葉が一枚*ムラサキシャチホコ


 動き出す気配のないツノトンボを残しその場を離れようと立ち上がった時、真ん前の葉の上に枯れ葉が一枚・・・。いやいや、これはあの有名な擬態の名手。

 まさか本物を目の当たりに出来るとは!想像していたよりずっと大きくて存在感がある。近くで撮影してもまるで動じない。枯れ葉になりきっているのかもしれない。
幼虫の食樹はオニグルミ。


撮影:2011-06-04  

2011年6月6日月曜日

キバネツノトンボ


   ツノトンボ科

 蓑から顔を出して静かに移動しているミノガの幼虫を撮っている時だった。何かが被っている帽子の内側に飛び込んできてバタついた。とっさに手をやるとトンボのような触感。なにげに手にとまったものを見てみるとツノトンボだった。びっくり。

 この種は別の場所で過去に一度だけ見たことがある。その時は上空を複数の個体が忙しそうに飛びまわっていた。ヒトの手にとまったまま離れようとしない今回のツノトンボをマジマジと眺めると、左の透明な翅がやや羽化不全。それで不時着してきたのかもしれない。近くにあったミズキ?の葉の上にやっと移動してもらって撮影した。  
撮影:2011−06–04