2011年4月5日火曜日

越冬組*オツネントンボの仲間


 オツネントンボ亜科

 オツネントンボの仲間がさっそく大物をしとめて捕食中。この日、清流が流れるこのあたりでは、カゲロウやトビケラ類がふわふわ飛んでいた。

 翅の紋が重なっているか、ずれているかでオツネントンボとホソミオツネントンボを見分けるのだが、この写真ではわかりにくい。たぶん、オツネントンボ。  
撮影:2011-04-02 


↑交尾  撮影:2022-04-22


↑ 撮影:2012-08-01


↑ 撮影:2009-10-31


撮影 2021-11-02

2011年4月4日月曜日

春一番に産卵するカエル、そして大合唱


 毎年この時期に見るカエルの卵塊。卵から幼生が孵っている。生まれたばかりのようで、まだ泳ぐことも出来ない様子。漠然とヒキガエルの卵かなとずっと思っていたが、ヒキガエルだったらひも状のはず。前に見かけたアカガエルの仲間の卵塊かもしれない。

 この日特筆すべきは、この後近くの別の水場から聞こえてきたカエルの合唱。アマガエルのそれとは違って、まるで水鳥の群れが騒いでいるような響き。これからまた卵を産もうとしている一群だろうか?それが、カヤ原を分け入り水辺にたどり着くやいなやピタリと鳴きやんでしまった。全個体が瞬時にヒトの気配を察知したらしい。
 すぐにまた鳴き出すだろうと待ってみるが、いつまでたってもだんまりである。水底をうごめくカエルの姿が時々見える。水面から目だけ出してこちらをじっと見ている者もいる。

 息が詰まるような沈黙が続き、とうとう自分は根負けしてその場を退散した。その後近くでチョウなどを撮りながら30分ばかり過ごし、少しずつそこから遠ざかっていった。水場から100mくらい離れた時だろうか、またいきなりカエルの大合唱が始まった。  撮影:2011-04-02


撮影:2010-03-19

2011年4月2日土曜日

越冬組*ヒオドシチョウ


 昨日はポカポカだったが、今日は少し風が冷たかった。
それでも日差しがあったので、近くの山へ越冬蝶を見に行った。テングチョウ、キタテハ、シータテハ、スジボソヤマキチョウ、越冬組ではないけどルリシジミ。どのチョウも近づけば飛び立ち、なかなか撮らせてもらえない。

 しかしこのヒオドシチョウだけは友好的だった。敏感ですぐ逃げるが、結局もとの場所に戻ってくる。何度もそれを繰り返しているうちに(こいつは危なくない奴だ・・・)と認識するのか近づいても逃げなくなる。他のチョウよりかなり大きく毛深い。よく似たエルタテハは、後翅にも白紋がある。

 実はこの辺でヒオドシチョウを見たのは初めてである。蛹(写真下)はあるが、なぜか成虫にはお目にかかれない。調べてみると、このチョウは6月頃羽化してしばらく活動したら、なんと夏~秋~冬とほぼ寝て過ごすらしい。ぼろぼろでないヒオドシチョウに会いたい。

↑撮影:2011-04-02  


⇧撮影:2009-05-29

追加画像


超ボロボロ。ほぼ1年近く生きた証。  撮影:2020-05-17

2011年3月25日金曜日

みんな穴があいている


左:大きめのアブラムシ風。干からびていた。

中:寄生された蛾の幼虫か?

右:雑木林に落ちていた枝。蜘蛛の卵?

  共通点・・・みんな穴があいている。    撮影 2011-03-11

2011年3月20日日曜日

冬枯れの虫こぶたち


上段左より
不明。ナラメイガフシ?  2011-03-20
イノコズチクキマルズイフシ  2011-03-20
クズクキツトフシ(形成者はオジロアシナガゾウムシ)  2011-03-20

下段左より
クヌギエダイガフシ  2011-03-19
ヌルデミミフシ(五倍子)  2011-03-20
これはおまけ。木の病気だろうか?これが虫こぶだったら怖い。2011-03-20

2011年3月19日土曜日

コカマキリの卵鞘


撮影・・・2011-03-18
南向きの軒下に積んである瓦を一枚ひっくり返してみたら、コカマキリのものと思われる卵鞘がいっぱいついていた。このカマキリはやはり軒下のコンクリート部分とか、日陰の植木鉢とか、直射日光の当たらない硬いモノによく卵を産み付けてある。瓦はまた伏せて元の場所に戻しておいた。黒っぽい小さな幼虫を実はまだ見たことがない。いつ頃出て来るのかな?

震災からまる一週間経過。
このあたりは時々弱い揺れがあったものの、停電になることもなく申し訳ないくらい不自由のない生活である。あえて言えば納豆がなかなか買えなくなったことくらいか・・・。元々切り詰めた生活をしているので、これ以上の節約も難しい。いろいろ考えたが、今自分のやるべきことは、健康に気をつけて働き続けることだろう。そのことによって直接的でなくても間接的に何か出来るかもしれない。取るに足らない内容のこのブログも、世の中の役に立つことはないけれど、自分が元気に生きていくために細々と続けていこうと思う。



2011年3月10日木曜日

ヨモギハエボシフシ


形成者:ヨモギエボシタマバエ(タマバエ科)

 年に数世代繰り返す。上にある脱出後と思われる古い虫こぶは前世代のものか?
1虫室に1幼虫。陽に当たると紫色になるようだ。虫えい内で幼虫越冬。

⇧撮影・・・2010-10-23


↑撮影 2011-06-11


撮影:2012-06-04