K*M 虫部屋
気ままなフィールドノート
2010年10月30日土曜日
トビイロツノゼミとひっつき虫
ツノゼミ科
山でよく見かけるトビイロツノゼミが、うちの庭にもいた。5~6mm。
成虫
が見られるのは秋口
で、そのまま越冬するらしい。
↑
撮影:2010-10-17
(よく似た
オビマルツノゼミ
は、夏に成虫羽化とのこと・・)
ところでこの写真を撮っていて気がついたのだが、ツノゼミがとまっている草の実に見覚えがある。先日リンゴの葉についていた草の実のようなもの・・・。一粒つまんで例の葉っぱに並べて置いてみた。(写真下)
草の名前はヒカゲイノコヅチ(ヒユ科)か?ひっつき虫の一種だからどこにひっついてもおかしくはないが・・。自然にこんな所にひっつくかい・・?
撮影:2010-10-22
2010年10月29日金曜日
コンポストの住人*アメリカミズアブ
よく見れば、きれいな生き物。 ⇧撮影 2020-06-27
こちら気の毒なことに羽化不全。1950年頃に日本に侵入したらしい。
不思議目さん。帰化昆虫であるが、特に人を刺したりしない。
成虫には口がなく、産卵のためにコンポスト等に集まるみたいだ。幼虫の生ゴミ分解スピードは早いとのこと。我が家もお世話になっております・・。
⇧撮影 2010-10-22
こちらはダニ?にたかられた個体。 撮影 2009-06-24
2010年10月27日水曜日
リンゴワタムシ?
雪虫が飛ぶというか、漂っているのを見かけるこの頃。出かけようとしたら、車のドアに着地するのを見た。近づいて覗き込んでも、朝露に脚をとられてすぐには飛び立てない。なんて儚げな虫。リンゴワタムシかな?うちのリンゴの木をめざしてる?
⇧撮影:2018-11-09
⇧撮影:2018-11-12
庭のリンゴの木に今年もワタムシが発生。枝打ちしたところや皮の剥がれたところにかたまっている。 撮影 : 2010-10-22
2010年10月23日土曜日
クサカゲロウ科の幼虫
アブラムシなどを狩る肉食。その大顎を撮りたかったが、脚がかすかに見えるだけ。奇妙なことに、獲物の死骸やらいろいろなゴミを背中に背負って歩く。
カムフラージュしている割には、葉っぱの上をよく動き回るので目にとまる。この個体は棘のようなものを背負って武装?している。 撮影:2010ー10-17
ザトウムシの仲間
山中でよく見かける座頭虫の仲間。長い脚がちょっとぞっとするけど、それほど怖い奴では無さそう・・。この個体は、脚の付け根が赤いのがチャームポイントかな?
名前はわからない。
英名は、daddy longleg。足長おじさん。
⇧撮影:2010-10-23
2010年10月22日金曜日
蛾の幼虫*10月中旬
《上段左より》
・ドクガ(ドクガ科):2010-10-16 毒針毛あり。治癒に10日。
・フクラスズメ(ヤガ科):2010-10-17
普通夏頃に見られる。ひとり淋しく枯れかけたエゾイラクサを食べていた。
・カクモンヒトリ(ヒトリガ科):2010-10-17 脱皮直後?
・?〈調べ中):2010-10-17
《下段左より》
・ナシケンモン(ヤガ科):2010-10-17 若齢か?
この季節あちこちで見かける。なんでもよく食べる。これはミゾソバ。
・テングイラガ(イラガ科):2010-10-16 毒棘あり。治癒に3日。
・マダラエグリバ(ヤガ科):2010-10-15 アオツヅラフジを食べていた。
・ヒトスジマダラエダシャク(シャクガ科):マユミにいた。
ミノウスバ*成虫と幼虫
成虫♂は腹先の毛色が黒。ちなみに♀の方はオレンジ色。
⇧撮影 2010-10-22
マユミの木にて、複数のミノウスバが交尾、産卵していた。♀たちは産卵後の卵に、自分の毛を抜いて貼り付ける。
(後で写真を見てみると、卵に貼り付けられた毛は茶色いものと黒いものがある。♂も毛貼り作業に参加しているのだろうか?)
卵越冬するので防寒のためかもしれないが、カムフラージュ効果も高そう。
秋も深まり、だんだんと暖房がほしくなる頃現れるミノウスバである。
⇧撮影 2010-10-17
久しぶりに裏庭のマサキの木を見てみたら、ミノウスバの幼虫がいっぱい。
⇧撮影:2015-04-27
少しの刺激ですぐに糸を吐いて葉から落下。 ⇧撮影:2015-05-07
食樹はマサキ、マユミ等のニシキギ科。細かい糸を吐いていた。
これから繭になるところかな?成虫になるのは晩秋。
⇧撮影 2012-05-19
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