2010年8月18日水曜日

上陸するおたまじゃくしたち


 水辺の草には、まだおたまじゃくしの名残を残したカエルたちがたくさんいた。

上:シュレーゲルアオガエル(ちょっと何か思案中?)
下:アマガエル(黄色っぽい者が多い)

 例年この時期は里の山は暑いのであまり出向かなかった。でもこの日は遠出する元気もなく、中途半端な時間しかなかったので近くの山へ行った。すると、思いのほかいままで出会えなかったものたちに出会えた。  


撮影:2010-08-15

2010年8月17日火曜日

クルミの木にて*ムモンホソアシナガバチ


アシナガバチ亜科

左:⇧撮影・・・2010-08-14
クルミの葉にムモンホソアシナガバチがとまって何かしていた。獲物を探しているふうでもない。そこで思い出したのがこのハチの巣のこと。クリーム色の繊細な毛織物のような風合いの巣。樹木の葉に密生する毛を材料にして作られるらしい。この個体はまさに巣材を採集しているところではないだろうか?

右:⇧撮影・・・2009-07-04
今年ヒメホソアシナガバチが営巣しているガードレールに作られていた、ムモンホソアシナガバチの初期の巣。(成虫になりたてはまだ目が黒いらしいので、左下の個体は働き蜂第一号か?)


左:4匹の成虫♀がいた。産卵済み。  撮影 2009-07-11

右:翌日、巣がなくなっていた。人為的に駆除されたのかな? 山の中で、あまり人通りもない所なんだけどな・・。無念そうな蜂の表情。  撮影 2009-7-12

2010年8月16日月曜日

アカスジキンカメムシ*木の実にて

  
 キボシアシナガバチの巣があったクルミの木。大木に実がたわわと実って、重たい大枝は地面に接触しそうなくらいしなっている。そこでクルミの青い実に口針を刺して汁を吸っているアカスジキンカメムシをみつけた。

 金緑色の派手な体色も、見る角度によって妙にクルミの実の色と同化して目立たない。近くに幼虫も沢山いた。クルミのジュースはどんな味がするのだろう?

⇧撮影:2010-08-14


 翌日違う場所で、またこのカメムシに会う。ナツツバキの実にいた。(左)

となりにあったまだ青いヤマボウシの実にも!(右)木の実が好物らしい。

撮影:2010-08-15

2010年8月12日木曜日

探虫会*甲虫


左上:オオセンチコガネ(コガネムシ科)?
遊歩道のど真ん中にいて、踏み潰すところだった。濃い目の紫の金属光沢。この写真ではうまく表現できないが・・・。

右上:アカハナカミキリ(カミキリムシ科)
この種が出るとカミキリのシーズンもおしまい、と誰かが言っていた。個体数多い。針葉樹にも広葉樹にも産卵。

左下:アオカナブン(コガネムシ科)
スズメバチが強力な顎でコナラ?の幹をかじりまわっていた。その恩恵を受ける虫たち。

追記:幹に穴をあけたのはカミキリムシかも・・・。

右下:クワガタムシ科の♂。コクワガタ?枯れかけた白樺のような木にいた。

撮影 2010-08-08

探虫会*蝶


  他に黒いアゲハ数種、オオムラサキ、コミスジ、コジャノメ、ダイミョウセセリ、ウラナミシジミ等もいた。   撮影 2010-08-08

探虫会*ルリハダホソクロバ 他


この日印象的だった蛾2種⇧
左:ウスイロカギバ(カギバガ科)  右:マダラガ科の蛾だろうか?

《追記》右の蛾はルリハダホソクロバ(マダラガ科)と思われる。草原性の種であること、出現時期等も当てはまる。食樹はバラ科のズミやノイバラ。幼虫はその葉をなめるように摂食するとのこと。

 この日は標高900mくらいの山地で行なわれた探鳥会に参加。出現種は9種。(自分が見た訳ではないが・・・)あまり鳥は見られない時期らしく、おのずと探虫会になってしまった。虫に詳しい方のいろいろなお話が聞けてとても勉強になった。下はこの日見た植物たち。


撮影 2010-08-08