2010年7月9日金曜日

クサグモ*アマガエル捕獲


タナグモ科


左上:クサグモがアマガエルを狩る場面に遭遇した。後脚に噛み付き、どんなにカエルがもがいても逃さなかった。カエルの気力が衰えた頃、ものすごい早業で脚を放し、今度はカエルの頭部に噛み付く。噛まれた後脚は血がにじみ、痛々しい状態だった。獲物が完全に動かなくなると、棚網の奥の管状住居(右上)に引きずり込んでゆっくりと食べ始めた。  撮影:2010-07-09

左下:別のクサグモの網に引っかかっていたクロコガネ。
右下:別の巣にいた♂(・・と思われる)

2010年7月6日火曜日

アリスアブ、あるいは蟻の巣虻


⇧ 撮影 2011-06-18


上段:    撮影・・・2010-05-26 AM7時半頃 
 
 どうしてももう一度スゲハムシを撮りたくて、早起きして出勤前にフィールドに出かけたことがあった。お目当てのハムシはほとんど見当たらず、がっかりしながら池のまわりを歩いていた時みつけたアブ。なんか♀の翅が変・・・と思いつつ撮った写真は放っておいた。

 先日むかしの雑誌(Anima 1991年6月号)をめくっていて、これとほぼ同じような交尾写真をみつけた。(写真・文は新開孝氏)それによると、アリスアブの♂は♀より一週間ほどはやく羽化し、遅れてアリの巣から出て来る♀を待ち構えているらしい。
 幼虫の間はアリに襲われない彼らも成虫になると攻撃される。そこでアリの活動が始まらない早朝に羽化し、早々に巣から脱出しなければならない。そしてなるべく高い枝にでも登ってからゆっくり翅を伸ばす・・・ところを♂に見つけられてしまった場面かな・・?

下段:  撮影・・・2010-06-25 

右はアリスアブかどうか?アリスアブもいろいろいるらしい。アリスアブはトビイロケアリ、キンアリスアブはクロヤマアリをそれぞれ寄主とする。

2010年7月3日土曜日

ガードレールのヒメホソアシナガバチ 


 今年もムモンホソアシナガバチとばかり思っていたが撮った写真を見てみるとヒメホソアシナ ガバチ(上)のようだ。巣の色もムモン~はベージュなのにこれは黒っぽい。   ↑撮影・・・2010-05-28   
                    

 前回撮影してからひと月後。久しぶりに出かけてみると、そのあたりは恒例の草刈りあとだった。蜂の巣も除去されただろうなと思って行ってみると、黒々とした立派な巣に製作者が誇らしげにとまっていた。  撮影:2010-06-27

2010年7月1日木曜日

キンヘリタマムシの仲間


ルリタマムシ亜科

 遠目には地味な虫に見えた。が、近くで見たら金ぴかの虫だった。当初、エサキキンヘリタマムシとしたが、他にもキンヘリタマムシ、ハビロキンヘリタマムシ等いろいろ類似種がいるらしい。私には同定出来ないので、タイトル変更。
  
 撮影:2010-06-25

不明シャチホコの幼虫


上:左にみえるのは抜け殻だろうか?近づくと尻の2本の角を振り回して威嚇された。
撮影 2010-06-25

下:昨年の秋、この近くで出会った幼虫。頭部をもちあげて姿勢もよく、賢そうなイモムシだと思った。イギリスではPuss Moss(子猫ちゃんの蛾)と呼ばれるらしい。   
撮影 2009-10-16


【追記】上の幼虫⇧モクメシャチホコかなと思ったが、出現が秋だったのでオオモクメシャチホコかもしれない・・・。

(モクメ〜:初夏−夏1回出現   オオモクメ〜:初夏−秋に1−2回出現)

ドロハマキチョッキリ


チョッキリゾウムシ亜科

↓イタドリの葉の茎部分を齧っているところ。完全には切り離さず。

このまましばらく放置して、少し萎れてきたら巻き始めるのかな?


↑撮影 2022-06-02


    イタドリの大きな葉っぱを巻いていた。   撮影・・・2010-06-25 


    食痕?   

2010年6月28日月曜日

クララギングチの巣の中



撮影・・・2010-06-24(右上だけ 06-18)

 穴のあいたノゲシ(キク科)を放っておいたらいつの間にか折れていた。それで試しに茎の中をあけてみてびっくり。小さなハエがぎっしりと詰められている。やっぱり巣だったみたい。調べてみたら名前も分かった。

 クララギングチ(アナバチ科) 生きた植物に穴をあけて中に巣を作る唯一のハチ。タケニグサなどでよく観察されるようだ。糸でまた巣を閉じておいたが・・・。