2022年8月31日水曜日

ミドリバエ


ツマグロキンバエ亜科

 止まっているのはキリンソウ(ベンケイソウ科)。以前は一面に生えていたのに、今は周りの木々が繁って日陰になったせいか、姿を消した。


そしてこの美しいハエも、最近すっかり見かけなくなったのはなぜ?

 

♀個体かな・・?   撮影 2011-07-02

2022年8月30日火曜日

ナツアカネ


アカネ亜科

残暑厳しい時期。太陽光線を全身で受けとめないように、逆立ちしている。
人間だったら大変だけど、トンボにとってはお手軽な暑さ対策なのかな?

胸部横から見た時、♂♀共、真ん中の黒条の先端が角状に近いのが特徴。

⇧撮影 2007-09-03


こちらも、ナツアカネの♂?  ⇧撮影 2012-09-16


交尾      ⇧撮影 2012-10-02


こちらは成熟♀(赤化型)かな?   ⇧撮影 2009-10-03

トンボの識別は難しいな・・。


こちらもナツアカネ?   撮影 2009-08-28

2022年8月29日月曜日

ツノヒゲシギアブ交尾と不明シギアブ


シギアブ科

 撮影日から推測すると、よく行く裏山あたりで撮影したようだ。幼虫は水生らしいとのこと。確かに、背後の山から流れ来る小規模の渓流が近場にある。

 上が♀で、下が♂だろうか?翅の様子に相違が見られる・・が、光の関係?
ツノヒゲシギアブのペアと思われる。     ↑ 撮影:2012-05-27

              
たぶん、シギアブ科と思われる不明種。それとも羽化したての♂? 

撮影 2010-07-18



2022年8月28日日曜日

フタスジスズバチ



ドロバチ亜科

別名、ヤマトフタスジスズバチ。オミナエシに訪花する成虫。 


竹筒等に産卵。孵化した幼虫は母蜂が用意してくれた蛾の幼虫等を食べて育つ


一見トックリバチ風で、腹部は1節目が細く、2節目から太くなる。

撮影 2010-09-04

2022年8月27日土曜日

マユタテアカネ


 顔面にある二つの黒点を眉と見なしたのが名前の由来らしい。でも位置的には鼻の下っぽくて、ちょびヒゲに見えるんだけど・・。まれにこの黒点がない個体も存在するとのこと。  ⇧撮影:2010-07-04

 ⇧撮影:2009-07-07


 この個体がマユタテアカネかどうかはわからない。幼虫の形がみんな良く似ているし・・。羽化直後の♀と思われるが・・。  ⇧ 撮影:2010-08-27

2022年8月26日金曜日

キオビチビドロバチ


チビドロバチ属

6−10mmほどの小さなドロバチ。

主にハマキガ等の幼虫を狩るらしい。

撮影 2008-07-06

2022年8月25日木曜日

クロムネアオハバチ


幼虫の食草はササの葉とか。セマダラハバチに似ているが、縁紋が黒い・・。

   ⇧ 撮影 2009-05-15


翅は閉じない主義、なのかな?体長は15mmくらい。   撮影 2009-08-17

2022年8月24日水曜日

ヤマトアブ♀?


アブ亜科

 ♀(両眼の間に隙間があり、くっついていない)なので、血を吸いにやってくる可能性あり。要注意。産卵のために栄養をつけなきゃいけないのです。

 放牧中の牛に食いついているのはこの種なのかな?成虫が見られるのは6月から9月頃まで。   ⇧ 撮影 2017-07-06


追記 ⇧画像粗いですが、触角の拡大。ウシアブとヤマトアブはよく似ていて、同定に不安があります・・。

2022年8月23日火曜日

ルリモンハナバチ


オミナエシ開花の頃出現。体長13〜14mm。


漆黒のボディに、青白い毛が生えている。コシブトハナバチ属の巣に労働寄生。


最近は、「幸せを呼ぶ青い蜂」とか呼ばれているみたい・・。

(コシブトハナバチにとっては、悪魔のような青い蜂なんですけど・・)

撮影 2010-09-04

※ ナミルリモンハナバチとも呼ばれる。場所によっては絶滅危惧種。

2022年8月21日日曜日

ダイミョウキマダラハナバチ 他


  この種の幼虫は  他種(ヒゲナガハナバチ等)の巣に侵入して、そこの親バチが自分の幼虫のために持ち帰った餌を横取りする、という生態。労働寄生と呼ばれる。

 また、単為生殖で存続しているハナバチらしい。(♂が不在で、♀だけで産卵)なにかと個性的な生き方をしている蜂である。   ↑撮影 2009-05-23


左:ダイミョウキマダラハナバチ
ヒゲナガハナバチの仲間に労働寄生するとのこと。(労働寄生とは・・・自ら労働して営巣せず、他のハチの巣に侵入して寄生すること)

右:頭部が大きく立派な顎をもっている。ハキリバチの仲間だろうか?
  キリンソウにて。                  撮影:2010-06-27


2022年8月20日土曜日

ベニモンツノカメムシの仲間


 ツノカメムシの仲間と思われるが、種を特定するのは難しい。前胸背下部が真っ黒。クロスジベニモンツノカメムシに似ているような気もするが・・。


腹部突起が見られるので♂?  撮影 2009-08-23

2022年8月17日水曜日

コヒオドシ


タテハチョウ亜科

 このチョウがいる場所へ行くのはたいてい5月頃だったので、いつもボロボロの姿。
前年の秋に山から下山して越冬。翌春、また山に戻って産卵を済ませた個体だろうか?
お疲れさま。夏には新成虫が現れる。いつかピカピカの個体に出会えますように・・。

 撮影:2011-05-15

2022年8月16日火曜日

スズバチ


ドロバチ亜科

 体長は20〜30mmで、比較的大きめのハチ。スズメバチ科だけどおとなしい種で、少し離れて静かに見ている分には、ヒトを刺すような事はないと思われます。


 庭のイノコヅチの蜜を吸っているスズバチ。うちの庭ではびこる雑草のひとつだが、虫たちには人気の草。ほどほど残しておかねば・・。


⇧ 撮影 2011-08-26


 外壁に残るこの造形物は、スズバチ作だったのかな?カチカチに乾燥してコンクリート化している。昔は目の前が水田だったので、泥の採集が容易だったと思われる。
 田んぼが消えた後、新作は見られなくなった。

 (近くに田んぼがなくても、土に水を加えてこねて作った自作の泥で造形するらしい・・)

 親蜂は、この中に幼虫の餌としてチョウやガの幼虫を運び入れ、産卵後穴を塞ぐ。孵化した幼虫は用意されてあった餌を食べて蛹になり、新成虫が出現するのは翌春以降。

 上の古巣は穴が空いているので、無事成虫となり脱出したのだろう。


こちらはまだ脱出した跡がないので越冬中かな?  ⇧撮影 2012-01-28


遠目には危ないハチに見えるので、カマキリが身構えています・・?

撮影 2016-08-13

2022年8月15日月曜日

オオチャバネセセリ


 大小の白斑が、ジグザク気味に並んでいる。目の周りの白いアイリングがくっきり。

幼虫の食草は、ササやススキの仲間とのこと。幼虫越冬。   撮影 2010-09-03

2022年8月14日日曜日

ノシメトンボ


♂♀共、翅の先端に黒色斑がある。


撮影:2009-07-02


羽化間もない♀か?      撮影 2009-07-04


タラノキに止まるペア。   撮影:2007-09-08

2022年8月13日土曜日

ヤドリスズメバチ


 ヤドリスズメバチの女王が目覚めるのは、のんびりしていて6−7月頃。
最初の仕事として、ツヤクロスズメバチの巣を探し出し、そこの女王を殺してしまう。

 そしてその巣に自分が産卵。あろうことか、卵の世話はツヤクロスズメバチの働き蜂にさせるとのこと。なかなかの振舞だが、何か理由があるのかもしれない。社会寄生と言うらしい。
働き蜂のいない不思議なスズメバチの一族。撮影地は、2,000mくらいの山地。


 撮影 2009-08-17

2022年8月12日金曜日

コエゾゼミ* 羽化

白樺の幹で羽化が進んでいた。 ⇧撮影 2014-07-26

この時期、次々と羽化ラッシュ。 ⇧撮影 2014-07-28 

 標高2600mくらいの場所で行われた探鳥会にて。コエゾゼミが葉っぱの上にいた。羽化後間もない様子。エゾゼミに似ているが、黄帯が途切れているところが相違点。 
  
                ⇧撮影 2013−07-21 

上とは違う山域にいたコエゾゼミ。 

 撮影 2016-08-14 

2022年8月11日木曜日

コンボウハバチの仲間


標高2,000mくらいの高原にて。翅脈が筋くれだっているかんじ・・。


止まっているのは、やはりミヤマシシウドかな?

撮影 2008-07-27

2022年8月10日水曜日

ムナグロチビドロバチ


チビドロバチ属

腹部第1-2背板後縁に黄色帯。  ⇧撮影 2009-05-22


⇧ 撮影 2011-06-01


竹筒に、泥でしきりを作りながら卵を産みつけてゆくらしい。

餌としては、やはり蛾類の幼虫を添えて。


体長は6.5〜10mmほど。   ⇧撮影 2011-08-21


 こちらも?   撮影 2009-08-28