2021年6月5日土曜日

ノイバラの花粉団子とクロケシツブチョッキリ


 今年の春はいろいろあって、家の中に引きこもり気味だった。久しぶりに庭に出てみると、ノイバラが生えているあたりが騒がしい。ミツバチの羽音だ。

 かなりの数のセイヨウミツバチが飛び交っていて、みんな後肢に大きな花粉団子をくっつけている。最盛期は過ぎた様子だが、あたりにはノイバラのいい香りがむせ返るように漂う。


 十数年前、野辺でみつけたひと枝のノイバラを土に差しておいたのだが、こんなに花を咲かせたことはない。いつもチラホラと数えるほどの淋しい開花状況。

 原因は小さな甲虫(たぶんクロケシツブチョッキリ)が蕾下あたりに産卵するのが原因だったと思われる。そいつが今年は出現しなかったのかも・・。それはそれで淋しい事だ。いずれにしても、満開のノイバラ、見たかったな。

↑撮影:2021-05-22


↑ こちらは、イチゴハナゾウムシっぽい。

追加画像


チョッキリゾウムシ亜科


クロケシツブチョッキリと思われる甲虫。(体長2-3mm)
 
 撮影:2019-05-15