2013年10月31日木曜日

エゾクシヒゲシャチホコ♂


幼虫はイタヤカエデ(カエデ科)等を食べる。晩秋出現のシャチホコガ。

この個体は、触角が羽毛状なので♂。♀の触角は糸状。


  撮影:2013-10-30

2013年10月27日日曜日

ハロウィンカラーのウスタビガ♂


 2013-10-27  今朝ウスタビガの♂を2頭確認。♀と違って前翅がカギバ状で機敏そう。

 2頭共、変異はあるが熟れたカボチャのような色をしている。(♀は若いカボチャのような明るい黄色だった)

 街はハロウィン商戦たけなわだが、奇しくもウスタビガの出現時期と重なる。
たぶん何も関係ないけど・・・。



追加画像:2013-10-29

2013年10月26日土曜日

キバラモクメキリガ*成虫と幼虫


晩秋に出現。成虫越冬後、春に産卵するとのこと。広食性。

⇧撮影:2013-10-25


    ⇧  撮影:2017-11-12


 朽ちた小枝風の姿。今回は焦げたようなお顔も拝見。



⇧幼虫は若齢の時はきれいな緑色で、終齢の頃には赤みを帯びた茶色になる。


 キバラモクメというと晩秋のイメージだが、越冬個体だろうか?

玄関の灯火に来たものを翌朝撮影。    撮影:2017-06-20

2013年10月25日金曜日

ウスタビガ*羽化


 ⇧2013-10-21   いつも歩く散歩道沿いにある鹿よけの金網。そこにウスタビガの繭がついているなぁと気づいたのは夏の初め頃だろうか。この日、ふとこの繭を持ち帰って成虫の姿を拝みたいものだと思い立つ。もう空かもしれないけれど・・。飼育ケースにぶら下げて軒下に置いておく。


 ⇧2013-10-23   持ち帰った翌々日の朝、飼育ケースを覗くと黄色い大きな蛾が繭にしがみついていた!こんなに早くお目にかかれるとは。早速裏庭で撮影。丸い曇りガラスの窓が四つ。やはり生まれたては美しい。すでにパンパンに膨れたお腹。♀のようです。


 撮影を終えたので山に返してやりたかったが、仕事が早い日だったので、とりあえずまたケースに入れておく。夜暗くなってから帰宅。彼女は朝と同じ格好で繭にぶら下がっていた。。すぐに頭にヘッドライト、小脇に飼育ケースを抱えて裏山へ。
かなり怪しいヒト風。

 虫たちの命は短い。この夜、かけがえのない出会いがあるかもしれないし・・・。
タヌキとかに食べられないように、木の幹のちょっと高い位置に止まらせておいた。

2013年10月23日水曜日

ツマジロカラスヨトウ


山地性のヨトウガ。過熟し、腐りかけた果実や樹液を好む。

出現は7−9月頃。幼虫はブナ科やカバノキ科の葉を食べる。

 ⇧撮影:2014-08-29


  ⇧撮影:2014-09-18


    ⇧撮影:2013-10-03

2013年10月22日火曜日

キノカワガの季節


キノカワガ亜科

2013-10-21  前日の雨でしっとりと湿った木の幹にいた2頭。

死に物狂いで木の皮に化けているのに、存在感がある。


2013年10月18日金曜日

イラガの繭・幼虫・成虫


 2013-10-03  軒下から生えてきたマメガキの葉を食べていたイラガの幼虫。


 2013-10-05  あのイラガはどうなったかな?と思って見にいくと・・・卵、ではなく繭になっていた。まだ色が薄い。この3枚の写真は1時間ごとに撮ったもの)


追加画像


右:2014-06-08  マメガキの枝打ちをした。イラガの繭は飼育ケースに入れておく。

中:2014-08-04   イラガ成虫羽化。


イラガの仲間の卵塊?  撮影 2018-10-05

2013年10月14日月曜日

秋深まる頃*ヒメヤママユ 成虫


   この秋最初にヒメヤママユを見たのは2-3日前。常夜灯にかけられたジョロウグモの網にかかっていた。これだけの大きさの蛾になるとすぐに食べられることはない。この強靭な翅でバタつかれたらジョロウグモであっても何も出来ないから。でも脚に絡みついた糸だけはどうすることもできず、宙吊りの刑となっていた。

 それを撮影のために網から外して、カメラをいじっていたら逃げられてしまった。今日出会った個体はどうもその時とは違う個体。逃げられた方がきれいだった気がしてならない。あと1頭、かなりボロボロのもいた。この種も個体変異は激しいようだ。


撮影:2013-10-14

 2年前、別の場所で見つけた薄茶色い個体はこちら。初夏に会った終齢幼虫はこちら

2013年10月13日日曜日

アオスジアオリンガ*幼虫



 黄葉がすすむ白樺林にて。こんな季節に久しぶりに生々しいイモムシに会う。終齢だろうか?蛹越冬とのことなので、そろそろ蛹化するところかも。シラカバの幹を上の方に向かっていた。尾脚側面の赤い線が同定の決めてとなった。⇩   撮影:2013-10-06

2013年10月7日月曜日

アレチウリにて*キクキンウワバ 他


 キクキンウワバ(ヤガ科キンウワバ亜科)


 ⇧オオベニヘリコケガ(ヒトリガ科コケガ亜科)


⇧ オオヨコバイ、ムネアカオオアリ?、ツマジロカメムシ


アレチウリを食べていた蛾の幼虫2種      撮影:2013-09-05

2013年10月5日土曜日

オオヒゲナガハナアブ


 羽化間もない様子で翅が透明できれい。この個体は♂かな?。複眼が隙間無く、くっついているように見える。翅には、まだ明瞭な暗色紋が出ていない。普通のアブより、明らかにヒゲが長い。体長は16-18mm。   ⇧撮影 2009-05-15


こちらは♀だろうか?♂♀共おなかふっくらみたい・・。出現は5〜11月。


ナギナタコウジュがお気に入り。  ⇧撮影:2013-10-05


キンミズヒキに訪花。   撮影 2010-09-11

2013年10月4日金曜日

秋の蝉*チッチゼミの亡骸


   朝、お堂への急な石段を登っていた時みつけた小さな蝉の亡骸。手にとってみると、背中に黄色い点がふたつ。おお、チッチゼミ!4年ほど前に一度だけ会ったことがある。葉っぱの上に止まっているその姿は、なにか大きめの半翅目の仲間だと思ったが、蝉だとは思わなかった。小さすぎるから。

 そしてそいつは盛んに囀っていた。蝉の鳴き声ではなく、直翅目のような声色で。チッチッチッチッ・・・。やっと「チッチゼミ」という名前が頭をよぎった。それにしても、小さすぎるその姿にびっくりした。

 調べてみると、チッチゼミはアカマツ林等に生息する蝉らしい。ハルゼミの多いこの森にはきっと沢山いるに違いないが、姿を見る機会はあまりなかった。いるとわかったら、これからは耳をすませて鳴き声を聴かなくちゃ・・・。でもその声は高音域で、加齢と共に聞き取りにくくなるらしい。まだ大丈夫かな?       撮影:2013-10-03


 右:たまたま机の上に転がっていたミンミンゼミの亡骸と大きさ比べ⇧



初めての出会い。


  撮影:2009-09-19