2011年6月29日水曜日

蛾の仲間たち*6月


左上:ハマキガの仲間?  2011-06-25

中上:マエキカギバ(カギバガ科)  2011-06-12

右上:ウメスカシクロバ(マダラガ科)?  2011-06-14

左下:トビイロシマメイガ(メイガ科)  2011-06-24

中下:クロフシヒトリ(ヒトリガ科)  2011-06-05

右下:ヒメキホソバ(ヒトリガ科)  2011-06-04

2011年6月28日火曜日

トゲアシオオベッコウの狩り


クモバチ科

撮影・・・2011-06-25
茗荷の葉っぱの上にベッコウバチの仲間?がクモを抱えて降り立ち、素早く麻酔?を打ち、すぐにまたどこかへ飛び去った。
(トゲアシオオベッコウ→トゲアシオオクモバチに改名らしい)

2011年6月27日月曜日

ニホンアマガエル


アマガエル科

うちの外壁にて、止まっている蛾を狙う。   撮影:2016-09-13


 カエルの合唱が聞こえるところがいいな・・・と、この家に越して来たのが6年前。毎年この時期になると、田んぼで生まれ育った子ガエル達が、餌を求めて?うちの庭に押しかけてくる。でも今年はさすがに目に見えて少ない。

・・というのも、裏の田んぼが車道になるとのことでこの春から水は張られていない。元々町に近い場所だから、いつかはそんな日が来るだろうとは思っていた。
少し遠くはなったが、周りにまだ田んぼはあるのでカエルの合唱は今年も聞こえてきた。  
撮影:2011-06-26 

2011年6月25日土曜日

カメノコテントウとヤナギルリハムシ


撮影:2011-06-16

 うちの庭では見ることがなかったカメノコテントウをみつけてびっくり。いきなり2匹も。その頭上にはヤナギの木。そうか、これはヤナギ効果か・・・と納得。


  撮影:2011-06-19

 あまり見慣れない色あざやかな卵が産み付けられていた。この時は何も知らずにとりあえず撮影。あとで調べてみたら、カメノコテントウの卵だった。


右上と右下:カメノコテントウの幼虫か?
左上と上の中、左下:ヤナギルリハムシの幼虫。
下の中:ヤナギルリハムシの蛹になりかかったもの?


↑ ヤナギルリハムシ 幼虫   ↑撮影:2011-06-24

 カメノコテントウはヤナギハムシだけではなく、クルミハムシやヤナギルリハムシの幼虫も食べるらしい。それにしても、うちにそのハムシがいるという情報をどこで知り得たのだろう?

追記:2022-11-07
昨夜、Nスペの「超・進化論」という番組を見て、なるほど!と思った。ヤナギの木は、SOSを出してカメノコテントウを呼び寄せたのかもしれない・・。


ヤナギルリハムシ成虫


    ↑ 撮影:2012-05-04


撮影:2012-05-26

2011年6月23日木曜日

ヒゲブトハナムグリ ♂と♀


左:♂   右:♀     撮影 2011-06-19

 駐車場の周りにマーガレットが咲いていて、いろいろ虫たちの姿も見える。あまり期待しないで眺めていると、初見かな、と思われるコガネムシがいたのでカメラを取り出す。

 渋い色調で毛深い。そのうちどこからかトナカイみたいな触角をしたコガネムシも飛んできた。ヒゲブトハナムグリの♂。これはネット上で見たことがある。実物は初めて。なにはともあれ初見のコガネムシ2種に会えたのだから、この日はいい日だったと思えた。

 さて最初に見たコガネムシの同定作業をしたら、なんとヒゲブトハナムグリの♀だった!形や色がこんなに違うのに。共通点は毛深いところか・・・。


上:♂   下:♀

2011年6月22日水曜日

ツマアカセイボウ?


 雨がぽつぽつと降り出し、足は帰途についているのだが、気持ちはその場を去り難い時がある。いつも何かがいることの多い木柵を見たらいい加減帰ろうと近づいてみると、小さな美しいハチが2匹いた。そのうちの一匹。
セイボウの仲間らしい。ツマアカセイボウか?虫との出会いは一期一会だなといつも思う。
 
 ハラナガハムシドロバチ、シブヤスジドロバチ等ドロバチの仲間に寄生するらしい。何ゆえにこんなにきらびやかである必要があるのだろう?  
    
 撮影・・・2011-06-18

2011年6月20日月曜日

スギドクガ*幼虫と成虫


   幼虫   庭のチャボヒバにて⇧

 食樹はスギ科、ヒノキ科。新葉より旧葉を好むらしい。リンゴドクガ同様、ドクガと呼ばれてはいるが毒性の有無は不明とのこと。  撮影 2011-06-18 


左上(2008-04-11)  
普段は隠れている黒い帯を見せて威嚇された。
上の幼虫は近づいて散々写真を撮っても怒らなかったのに・・・。

右上(2009-11-20)
羽化後残された繭か? 庭のドイツトウヒにて。

左下(2008-06-19)   成虫♀  

右下(同上)         成虫♂  
ドイツトウヒの下の草にて交尾。夕方薄暗い頃だった。

追加画像



成虫♂?触角がよく見えない・・。 撮影:2018-07-28

2011年6月19日日曜日

ネグロクサアブ♀と♂


クサアブ科

撮影・・・2011-06-18   ⇧ ♀

 この重量級のハエの仲間に会うのは2回目。(前回は2009-06-14の11時40分頃。薄暗い林道の下草の上に佇んでいた)今回はもう少し明るい場所だが、やはり正午前の時刻に林道脇の草の上にて。どっしりと構えて動く気配なし。どんな羽音をたてて飛び立つのだろう?
 クサアブは草虻ではなく臭虻とのこと。といっても悪い匂いではないらしい。3回目に会った時は是非その匂いを嗅ごうと思う。


撮影・・・2011-05-28    ⇧ ♂

 今回ネグロクサアブのことを調べてみて、遅ればせながら♂の体色が黒っぽいことを初めて知る。そして先月それらしき大型の黒っぽいアブのようなものを撮ったことを思い出した。場所も♀がいた場所の近く。葉っぱに必死でしがみついていた。

2011年6月18日土曜日

イチモンジチョウとトラガ


撮影・・・2011-06-18     イボタノキ(モクセイ科イボタノキ属)にて

左:イチモンジチョウ(タテハチョウ科)
右:トラガ(トラガ科)

ところで、うちのイチモンジチョウの幼虫はその後どうなったのだろう。
無事蛹になったのだろうか?

2011年6月17日金曜日

マスダクロホシタマムシ


ルリタマムシ亜科

 庭のドクダミにいた。スギ・ヒノキの葉や枝を食べるタマムシ。たいてい薄暗いところにいるようだが、朝、陽が射す頃葉っぱの上で日光浴をしているのをよく見かける。
 撮影 2011-06-15


 一昨年は毎朝同じカエデの葉上に現れて日向ぼっこしていた。お尻の下方にあるのは排泄物?   撮影 2009-06-16

2011年6月16日木曜日

トガリアシナガグモ? 他


左上:トガリアシナガグモ♀?
左下:同上♂
中:脱皮したてのクモ。上が抜け殻。
右上:中と同種か?
右下:コマチグモの仲間?            撮影:2011-06-12

2011年6月15日水曜日

アオオビハエトリの狩り 他


アカガネハエトリグモ属

追加画像  ♂の狩り   撮影:2018-05-06


↑ こちらは♀。

 今年は庭のあちこちでアオオビハエトリをよく見かける。ハエではなくアリを捕まえるクモ。  撮影:2011-06-11

2011年6月13日月曜日

蓑虫にヒメバチ 他


撮影・・・2011-06-07
上:庭のチャボヒバの幹にて。ヒメバチ蓑虫にとまって外から中の様子を探っていた。やっぱり触角はこういう時重要な役割を果たしているみたい。やみくもに産卵管を入れるのではなく、確実に幼虫のいる場所を探しているようだ。

下の写真    (上の同じ木)
左:この7-8cmある枯枝のようなものは蛾の蛹と思われる。上下に木片をくっつけてカムフラージュしている。種名不明。

右上:蛾の仲間と思われるものがすでに羽化した跡。

右下:一般に〈ツヅミミノムシ〉と呼ばれるマダラマルハヒロズコガの幼虫の入っているケース。これなら頑丈そうだからヒメバチに産卵されることもないだろう。幼虫の食べ物は樹皮や朽木とのこと。ヒゲナガガの幼虫も似たようなケースに入っている。

2011年6月12日日曜日

クズノチビタマムシ


チビタマムシ属

クズの葉を食べる小さなタマムシの仲間。

(ちなみに、周りに散らばっている黒いものは糞のような気がします・・)


どのくらいおチビかというと、3−4mmくらい。↑ 撮影:2011-06-15 


↑  交尾   撮影:2012-06-24


撮影 2012-04-30

伐採木の周辺にて*アオオサムシ 他


追加画像  ちょっと赤みのあるアオオサムシ?  撮影:2015-07-25



左上:オオヒラタエンマムシ(エンマムシ科) ダニつき?
右上:アカハラケシキスイ(ケシキスイ科)
左下:アオオサムシ(オサムシ科)
右下:マルバネオサムシ(オサムシ科)?

 アオオサムシが食べているものは何だろう?一見かまぼこ風で柔らかそう。しかし誰かが弁当のおかずを落っことすような場所でもないし・・・。

少しつまんで匂いを嗅いでみたがわからない。その間オサムシは食らいついたままで放そうとしない。すごい執着心。

 つるつるの背中を撫でられても知らん顔。横取りされないようにどこかへ引きずって持っていってしまった。   
撮影:2011-06-04~05

ダイミョウナガタマムシ?



ナガタマムシ亜科

アブラチャンの古枝を食べるらしい。体長は4-6mmくらい。 撮影:2011-06-12
 

カツオゾウムシ


カツオゾウムシ亜科

⇧撮影:2011-06-12


 これはうちの庭のイタドリに毎年出現するカツオゾウムシ。葉っぱの輪郭が微妙なイタドリ〈写真下)があったので、ひっくり返してみるといた。これがカツオゾウムシの食痕?羽化したてか赤い粉がふいてカツオブシ状態。

 じきに粉はおちて黒っぽい体表になる。この種はゾウムシにしてはあまり警戒心が少ない気がする。このつぶらな瞳を見ると、草むしりをしてもイタドリは1-2本は残しておこう・・・と思ってしまう。


⇧撮影:2012-06-07


これも庭で撮影。少し粉がおちて、なるほど鰹節っぽい。   2020-08-01

2011年6月11日土曜日

涙目のスキバホウジャク


   ホウジャク亜科

 草の中に太っちょの蛾がうずくまっていた。ふかふかのぬいぐるみのような蛾。翅が片方半分ちぎれていて、どうやら飛べないらしい。鳥にでも襲われたのかな?このままの状態なら、遅かれ早かれ鳥のごちそうになってしまうだろう。目の下に白い部分があり、なんか泣いてるように見えた。

食草はスイカズラ、アカネ、オミナエシなど・・・。この辺は秋には一面オミナエシが咲く。

撮影・・・2011-06-05 

2011年6月9日木曜日

黒い瞳*アリスアブ


アリスアブ亜科

   スゲハムシの季節なのでこのところ足繁く池に通っているが、この日は草刈が施行された翌日だったのか池の周りはさっぱりとしていた。ヒオドシチョウの蛹も、草の茎で蛹化したものは一掃されていた。木の枝の蛹は難を免れる。スゲハムシはやっと1匹だけみつけただけ。

 草の上にはアリスアブがいた。♂かな?まだ羽化後間もないのかじっとしている。そういえば2年ほど前に同じ場所でこのアブを撮影している。→こちら    ⇧⇩2012-06-10



撮影・・・2011-06-04(左)    2011-06-05(右)

左:絡まりながら飛んで来て、撮ってくれとばかり目の前の葉っぱにとまったアリスアブのペア。目が黒いせいか可愛らしい。
右:じっとアリの様子を覗う。アリスアブは、アリの巣の入り口に産卵する。そして幼虫は1年近くアリの巣の中で居候生活を送るとのこと。

不思議な姿の幼虫にいつかお目にかかりたいものだ。


2011年6月8日水曜日

女王たちの巣材集め


キイロスズメバチ

 公園の木の柵の上に、スズメバチの仲間たちが訪れて木をかじっていた。時期的にまだ女王バチだろうか?ひとりぼっちで厳しい冬を越し、春になったらやはりたった一匹で巣作りを始める。そして巣を大きくするために巣材集め。母は強し、だなぁ。


上:キボシアシナガバチ   下:キアシナガバチ

撮影・・・2011-06-04

2011年6月7日火曜日

枯れ葉が一枚*ムラサキシャチホコ


 動き出す気配のないツノトンボを残しその場を離れようと立ち上がった時、真ん前の葉の上に枯れ葉が一枚・・・。いやいや、これはあの有名な擬態の名手。

 まさか本物を目の当たりに出来るとは!想像していたよりずっと大きくて存在感がある。近くで撮影してもまるで動じない。枯れ葉になりきっているのかもしれない。
幼虫の食樹はオニグルミ。


撮影:2011-06-04  

2011年6月6日月曜日

キバネツノトンボ


   ツノトンボ科

 蓑から顔を出して静かに移動しているミノガの幼虫を撮っている時だった。何かが被っている帽子の内側に飛び込んできてバタついた。とっさに手をやるとトンボのような触感。なにげに手にとまったものを見てみるとツノトンボだった。びっくり。

 この種は別の場所で過去に一度だけ見たことがある。その時は上空を複数の個体が忙しそうに飛びまわっていた。ヒトの手にとまったまま離れようとしない今回のツノトンボをマジマジと眺めると、左の透明な翅がやや羽化不全。それで不時着してきたのかもしれない。近くにあったミズキ?の葉の上にやっと移動してもらって撮影した。  
撮影:2011−06–04 

2011年6月5日日曜日

ミミズク(虫)*成虫2体


ミミズク亜科  成虫

撮影・・・2011-06-04   
上:2-3日前から朝5時半頃になるとカッコウが鳴くようになった。いい季節である。
おのずとその頃外に出てぶらぶらしていることが多い。そんな時にミミズクの成虫に初対面した。先日脱皮写真を撮ったすぐ近くのタラの木にて。実物を見られてちょっと感動。かわいい怪物的なところがいい。目のつき方とかがセミの仲間だなと思った。三角定規を横に当てたら、びっくりしたのか木の裏側へ移動してしまった。体長は11-12mmくらい。

下:ひと通り撮影を終えて、やれやれ・・・とその場を去ろうとした時、10cmほど上にもう一体いるのに気がついた。古い葉痕の上で、すっかりその場に溶け込んで体色も変化させている。大きさも18mmくらいと大きい。成虫になってからも成長するのか?それともただの個体差か?

追記:♀の方大きく、ミミも大型で前方に突出しているとのこと。すると上の個体は♂で下のは♀のようだ)

ちなみにこの老熟?した方は三角定規を当てても動じなかった。翌日見ても同じ場所にいるので、もしかしてミイラ化している死体かも・・・と思ってちょっと触ってみたら脚が少し動いた。何を食べて生きているのだろう?(この仲間は木の樹液を吸汁しているので、移動しなくてもいいのか・・・)

(追記:2011-06-07 撮影以来ずっと動かなかった♀だが、今朝見たらいなくなっていた。)


羽化の様子はこちら