2010年8月23日月曜日

フサヤガ


 昨年11月に、庭にある針葉樹に潜り込む個体を見かけた。成虫越冬すると知り納得。その時は反り返った後姿しか確認できなかった。

 今回池の端の草にとまっている者に出会う。逃げる様子もなかったので上かろ前からいろいろな角度から撮らせて貰った。
(毛がフサフサしているという胸の部分は撮れなかったが・・・)

全貌を見れば見るほど奇妙な姿である。   撮影:2010-08-15

2010年8月19日木曜日

サキグロムシヒキの狩り


 この日はトンボを狩った個体を3例ほど見た。右は蛾。こちらが撮ろうと思って近づいた蛾が飛び立ち、それをすばやく捕獲した。いままで目撃した狩りでも蛾が多いような気がする。   撮影・・・2010-08-15

8月15日に見かけた蛾たち


撮影・・・2010-08-15

2010年8月18日水曜日

上陸するおたまじゃくしたち


 水辺の草には、まだおたまじゃくしの名残を残したカエルたちがたくさんいた。

上:シュレーゲルアオガエル(ちょっと何か思案中?)
下:アマガエル(黄色っぽい者が多い)

 例年この時期は里の山は暑いのであまり出向かなかった。でもこの日は遠出する元気もなく、中途半端な時間しかなかったので近くの山へ行った。すると、思いのほかいままで出会えなかったものたちに出会えた。  


撮影:2010-08-15

2010年8月17日火曜日

クルミの木にて*ムモンホソアシナガバチ


アシナガバチ亜科

左:⇧撮影・・・2010-08-14
クルミの葉にムモンホソアシナガバチがとまって何かしていた。獲物を探しているふうでもない。そこで思い出したのがこのハチの巣のこと。クリーム色の繊細な毛織物のような風合いの巣。樹木の葉に密生する毛を材料にして作られるらしい。この個体はまさに巣材を採集しているところではないだろうか?

右:⇧撮影・・・2009-07-04
今年ヒメホソアシナガバチが営巣しているガードレールに作られていた、ムモンホソアシナガバチの初期の巣。(成虫になりたてはまだ目が黒いらしいので、左下の個体は働き蜂第一号か?)


左:4匹の成虫♀がいた。産卵済み。  撮影 2009-07-11

右:翌日、巣がなくなっていた。人為的に駆除されたのかな? 山の中で、あまり人通りもない所なんだけどな・・。無念そうな蜂の表情。  撮影 2009-7-12

2010年8月16日月曜日

アカスジキンカメムシ*木の実にて

  
 キボシアシナガバチの巣があったクルミの木。大木に実がたわわと実って、重たい大枝は地面に接触しそうなくらいしなっている。そこでクルミの青い実に口針を刺して汁を吸っているアカスジキンカメムシをみつけた。

 金緑色の派手な体色も、見る角度によって妙にクルミの実の色と同化して目立たない。近くに幼虫も沢山いた。クルミのジュースはどんな味がするのだろう?

⇧撮影:2010-08-14


 翌日違う場所で、またこのカメムシに会う。ナツツバキの実にいた。(左)

となりにあったまだ青いヤマボウシの実にも!(右)木の実が好物らしい。

撮影:2010-08-15

2010年8月12日木曜日

探虫会*甲虫


左上:オオセンチコガネ(コガネムシ科)?
遊歩道のど真ん中にいて、踏み潰すところだった。濃い目の紫の金属光沢。この写真ではうまく表現できないが・・・。

右上:アカハナカミキリ(カミキリムシ科)
この種が出るとカミキリのシーズンもおしまい、と誰かが言っていた。個体数多い。針葉樹にも広葉樹にも産卵。

左下:アオカナブン(コガネムシ科)
スズメバチが強力な顎でコナラ?の幹をかじりまわっていた。その恩恵を受ける虫たち。

追記:幹に穴をあけたのはカミキリムシかも・・・。

右下:クワガタムシ科の♂。コクワガタ?枯れかけた白樺のような木にいた。

撮影 2010-08-08

探虫会*蝶


  他に黒いアゲハ数種、オオムラサキ、コミスジ、コジャノメ、ダイミョウセセリ、ウラナミシジミ等もいた。   撮影 2010-08-08

探虫会*ルリハダホソクロバ 他


この日印象的だった蛾2種⇧
左:ウスイロカギバ(カギバガ科)  右:マダラガ科の蛾だろうか?

《追記》右の蛾はルリハダホソクロバ(マダラガ科)と思われる。草原性の種であること、出現時期等も当てはまる。食樹はバラ科のズミやノイバラ。幼虫はその葉をなめるように摂食するとのこと。

 この日は標高900mくらいの山地で行なわれた探鳥会に参加。出現種は9種。(自分が見た訳ではないが・・・)あまり鳥は見られない時期らしく、おのずと探虫会になってしまった。虫に詳しい方のいろいろなお話が聞けてとても勉強になった。下はこの日見た植物たち。


撮影 2010-08-08

2010年8月11日水曜日

蜂の巣訪問*キボシアシナガバチとコアシナガバチ


上:撮影…2010-08-07   キボシアシナガバチ
クルミの葉裏に作られた巣。後部からこちらを伺っているのは♂か?幼虫達はサングラスかけてなかなかユニーク。

下:撮影…2010-08-10   コアシナガバチ
うちの庭の巣。(前回撮影7月4日)しばらく見ないうちに立派な巣になっていた。この巣にも白っぽい顔の♂がいる。

2010年8月8日日曜日

盛夏にベッコウハゴロモ*成虫と幼虫


 ⇧ 成虫  撮影 2015-08-01


そろそろベッコウハゴロモが出る頃かも・・・と思って、裏口から外に出ると、都合良く葉っぱの上に一匹の幼虫がいた。植物の綿毛にでも擬態しているのだろうか?ロウ物質で出来た毛束をお尻につけている。近くに羽化したばかりと思われる成虫もいた。

⇧撮影   2010-08-05


    ⇧撮影:2020-08-08


翅を屋根型に立てていた。  撮影:2011-08-03

2010年8月6日金曜日

青い蝶*ムラサキシジミ


 草いきれでむんむんの林辺で、目の覚めるような青い蝶に出会った。初対面。
遠くからまず1枚撮り、少しずつ近づいていこうとたくらんでいたら、逃げられた。

 どちらかといえば南方系の蝶なので、この辺ではあまりお目にかかれないような気がする。でもいる所にはいるのかも・・。幼虫の食樹はカシ類。    
撮影:2010-07-31

 南方系といえば、先日友人からオオキンカメムシの写メールが送られてきた。玄関先の壁にとまっていたという。温暖化の波が押し寄せてきている。

追記:オオキンカメムシは移動性があり、北海道や中部山岳帯などでみつかることもあるとのこと。

2010年8月5日木曜日

クズの葉の上にいた小さな者たち



  3匹は4~6mmくらいの大きさ。キンバエ、ホソバエ、アシナガバエの仲間と思われるが、双翅目の同定は難しい。驚くべきは右の個体。より小さな翅をもつ者を捕食している。  撮影 2010-07-31

2010年8月4日水曜日

ミカドガガンボ*♀と♂

 
 漢字で書くと蚊ヶ母。上は♀個体。おなかがふっくらしている。体長は30〜40mmほど。日本では一番大きなガガンボらしい。   撮影:2012-07-21


 ♂個体。横から見ると、胸板の厚さにびっくり。飛び立って行く時、確かに羽音が聞こえた・・。  撮影:2010-07-30

金髭のハンター*シオヤアブ


 シオヤアブ亜科

↑ ♀個体。 撮影 2012-07-29


左上:尾の先端に白い毛束があるのが♂。
これが名前の由来らしい。   撮影 2010-07-31

右上:白い毛束がないのは♀。  以下撮影   2010-07-25

左下:交尾

右下:狩り。あたりにぷ~んとカメムシの匂いが漂っていた。
別の場所であと一例目撃した狩もカメムシを捕らえていた。ちなみに幼虫は地中でコガネムシの幼虫を狩るという。

追加画像


 2012-07-22  この日はシオヤアブがあちこちにいた。尻先が白いので♂


↑獲物捕獲。左は大きなマメコガネ。右は小さなハエの仲間? 2匹は別個体。


交尾   ♀(左)は食事中。 撮影   2010-07-31

2010年8月3日火曜日

ヒゲナガガの幼虫に会う


 別のものを撮っていた時、そばで何か動く気配がした。傍らの苔の上に小さな枯葉のパッチワーク風のものがころがっている。図鑑でしか見たことのない、ヒゲナガガの幼虫の入ったケースに似ている。

 しばらく見守っていると、幼虫が恐る恐る顔を出して、伸びては縮んですこしずつ移動。分速5mmくらいのペースか・・・。  ⇧撮影 2010-07-25

追加画像


山中ではあるが、人工物の上を移動していた幼虫。

露出した頭部の様子が、上とちょっと違うかな?


撮影 2020-05-24 

2010年8月2日月曜日

アカアシカスミカメ*幼虫と成虫


上はタマアジサイの蕾にいた幼虫。成虫を見かけると、同時に幼虫も見かける。

⇧撮影:2010-07-25


撮影:2009-08-07

2010年8月1日日曜日

ギンシャチホコ*寄生痕のある幼虫


終齢近い幼虫。黒い点は寄生痕か?   ⇧撮影:2010-08-15

追加画像


⇧ミズナラの葉の色とそっくり。
 

⇧元気そうに見えるが、黒点が気になる・・。


たぶん、寄生されている個体。 


⇧撮影:2017-08-21