2010年7月30日金曜日

セダカコガシラアブ


コガシラアブ科

 幼虫がクモ類に寄生すると知り、興味深い。ハクサンフウロ(タチフウロ?)にて。    撮影・・・2010-07-23 

高原で避暑?*ミヤマサナエ


ミヤマサナエ属
 
 標高2000m位の場所にいた。近くにこれといった水辺もないのに・・・と不思議に思っていたが、この種は里で羽化してから山に上がってくるらしい。そして成熟したらまた里に戻るということだ。たくさんいるアキアカネと同じ習性と考えればいいのか。

 撮影・・・2010-07-23 

2010年7月28日水曜日

7月23日に見た蝶と蛾


撮影:2010-07-23   たまにはあでやかな虫たちを・・・

左上:ヒメシジミ(シジミチョウ科)?
右上:ギンボシヒョウモン(タテハチョウ科)
左下:イカリモンガ(イカリモンガ科)
右下:キシタエダシャク(シャクガ科)

グライダーみたいな蛾


名前はわからない。下の花はウスユキソウ。この草の質感と蛾の翅の質感が似る。 

( 追記:上はエゾギクトリバと思われる・・ )

 撮影…2010-07-23


2010年7月26日月曜日

スズメバチに擬態*ナガハナアブの仲間


左:ジョウザンナガハナアブ?

中:ヒメヨコジマナガハナアブ?  クロスズメバチの女王にそっくり。

右:スズキナガハナアブ  この種だけは前に違う場所で見たことがある。

    この3種がほぼ同じ場所にいた。  撮影:2010-07-18

オオモンキカスミカメ 他


10mm超えの大型カスミカメ。みんなそれぞれの装いでいいね。

 ⇧撮影:2015-05-27


色彩変異がかなり激しい。⇧こちらはかなり地味系で少し悩んだ。

⇧撮影:2009-07-19


このパターン⇧がよく見かけるタイプかな? ⇧撮影:2010-07-25


⇧大型カスメミカメ2種

    左:アカスジオオカスミカメ(死骸)  葉っぱの上で天寿を全うした個体。
    右:オオモンキカスミカメ      カメムシらしからぬ格好だが・・・。

  撮影:2010-07-18

2010年7月22日木曜日

小さな花に小さな虫


 白い花はヤブジラミ(セリ科)だろうか?左は小さなハエの仲間。
右はキアシマメヒラタアブの仲間。その中に混じって、ヒトスジシマカも蜜を吸っていた。(真ん中の写真)

 産卵のための栄養をつけるため、ヒトの血を吸うのは♀のみ。これは♂?立派な櫛髭がある。  撮影・・・2010-07-17 

2010年7月19日月曜日

ムネクリイロボタル


クシヒゲボタル亜科

 前胸背板は橙色で、体長は6-8mm。幼虫期間は1年余りあり、陸生貝類を補食。また、幼虫は夜間、連続的な光を放っているとのこと。見てみたい。(触角の様子から、この個体は♂かな?)
   

撮影:2015-06-15


撮影:2013-06-11


7月16日に見かけた蛾たち

2010年7月18日日曜日

オオトラフハナムグリ♂


トラハナムグリ亜科
 

標高1,500m越えの樹林にいた。幼虫は朽ち木を食べて育つとのこと。

黒っぽいと言われる♀にもお会いしたいものです。


日向ぼっこを邪魔してごめん・・。  撮影:2010-07-16

トホシテントウ*十星天道


ウリ科の植物にいた。草食性。光沢がなく、毛が生えている。

撮影:2010-07-16

ヒメアトスカシバ*♀と♂

  
 雨降りの日に、木に絡まるツタにとまって雨宿りしていた。幼虫はヘクソカズラに虫えいを作る。↑♀と思われる個体。ハチに擬態。    撮影・・・2010-07-15 


♂  撮影:2019-07-13

2010年7月16日金曜日

シロオビナカボソタマムシ


ナガタマムシ亜科

木いちご類につくタマムシの仲間。赤銅色の翅に白いジグザグ。

⇧撮影:2009−07-03


    交尾  撮影:2010-07-16

2010年7月12日月曜日

ヒメホソアシナガバチと寄生蜂?


アシナガバチ亜科

左:ヒメホソアシナガバチの巣の左後方から抜き足差し足でそっと近づいてくるハチがいた。見ていると、忙しく作業をしているヒメホソ~の目を盗んで巣に侵入。すぐに見つかって追い払われた。幼虫に卵を産みつける寄生蜂だろうか?

中と右:数時間後もう一度巣を覗くと、ガードレールの上から様子を伺う例の蜂の怪しい姿が・・・。こうして見るとかなりヒメホソアシナガバチに擬態した姿だ。

撮影・・・2010-07-09

 アシナガバチの巣


アシナガバチ亜科

左:ヒメホソアシナガバチ  一週間前は1匹だったのにいきなり8~9匹に増えていた。
右:キアシナガバチ  前者の比較的近くにある巣。上がせり出した大きな石。去年も作られていたがそれほど大きくならなかった。いまだに1匹だけ。他のアシナガバチに比べて、キアシナガバチは睨まれるとちょっとこわいのであまり近づけない。
撮影・・・2010-07-09


撮影…2010-07-24    前回から約2週間後

左:キアシナガバチは、働き蜂がだいぶ増えた。
右:ヒメホソアシナガバチは、巣がどんどん拡張されてゆく。丸々と太った幼虫たち。

2010年7月11日日曜日

ニイニイゼミ*夏蝉に交代

      
 泥つきの抜け殻はこの種だけ。(追記:エゾゼミの幼虫も泥付きのことが多いかな・・)
湿った土が好みのようだが、最近は乾燥への耐性も出来てきて都市部で増えているらしい。

↑撮影:2010-07-09


羽化  撮影 2016-07-11


2010年7月10日土曜日

シロカネグモの仲間


  うちの庭で見たのは初めて。腹部表側の銀色も美しいが、裏側のグリーンも鮮やか。銀色面の褐色のスジは、刺激を与えると現れるらしい。カメラを近づけるだけでもストレスなのかもしれない。  撮影:2010-07-09

《追記》 後日、山の中で会ったシロカネグモの仲間。特にいじめたわけではないが、凝視しているだけで褐色条が太くなってゆく。 撮影・・・2010-07-25

2010年7月9日金曜日

クモを狩る*ベッコウバチの仲間


 20mmくらいの黒い地味なハチ。クサグモの巣の近くにいたが、カニグモくらいのクモを狩るところをよく見かける。   撮影:2010-07-09

クサグモ*アマガエル捕獲


タナグモ科


左上:クサグモがアマガエルを狩る場面に遭遇した。後脚に噛み付き、どんなにカエルがもがいても逃さなかった。カエルの気力が衰えた頃、ものすごい早業で脚を放し、今度はカエルの頭部に噛み付く。噛まれた後脚は血がにじみ、痛々しい状態だった。獲物が完全に動かなくなると、棚網の奥の管状住居(右上)に引きずり込んでゆっくりと食べ始めた。  撮影:2010-07-09

左下:別のクサグモの網に引っかかっていたクロコガネ。
右下:別の巣にいた♂(・・と思われる)

2010年7月6日火曜日

アリスアブ、あるいは蟻の巣虻


⇧ 撮影 2011-06-18


上段:    撮影・・・2010-05-26 AM7時半頃 
 
 どうしてももう一度スゲハムシを撮りたくて、早起きして出勤前にフィールドに出かけたことがあった。お目当てのハムシはほとんど見当たらず、がっかりしながら池のまわりを歩いていた時みつけたアブ。なんか♀の翅が変・・・と思いつつ撮った写真は放っておいた。

 先日むかしの雑誌(Anima 1991年6月号)をめくっていて、これとほぼ同じような交尾写真をみつけた。(写真・文は新開孝氏)それによると、アリスアブの♂は♀より一週間ほどはやく羽化し、遅れてアリの巣から出て来る♀を待ち構えているらしい。
 幼虫の間はアリに襲われない彼らも成虫になると攻撃される。そこでアリの活動が始まらない早朝に羽化し、早々に巣から脱出しなければならない。そしてなるべく高い枝にでも登ってからゆっくり翅を伸ばす・・・ところを♂に見つけられてしまった場面かな・・?

下段:  撮影・・・2010-06-25 

右はアリスアブかどうか?アリスアブもいろいろいるらしい。アリスアブはトビイロケアリ、キンアリスアブはクロヤマアリをそれぞれ寄主とする。

2010年7月3日土曜日

ガードレールのヒメホソアシナガバチ 


 今年もムモンホソアシナガバチとばかり思っていたが撮った写真を見てみるとヒメホソアシナ ガバチ(上)のようだ。巣の色もムモン~はベージュなのにこれは黒っぽい。   ↑撮影・・・2010-05-28   
                    

 前回撮影してからひと月後。久しぶりに出かけてみると、そのあたりは恒例の草刈りあとだった。蜂の巣も除去されただろうなと思って行ってみると、黒々とした立派な巣に製作者が誇らしげにとまっていた。  撮影:2010-06-27

2010年7月1日木曜日

キンヘリタマムシの仲間


ルリタマムシ亜科

 遠目には地味な虫に見えた。が、近くで見たら金ぴかの虫だった。当初、エサキキンヘリタマムシとしたが、他にもキンヘリタマムシ、ハビロキンヘリタマムシ等いろいろ類似種がいるらしい。私には同定出来ないので、タイトル変更。
  
 撮影:2010-06-25

不明シャチホコの幼虫


上:左にみえるのは抜け殻だろうか?近づくと尻の2本の角を振り回して威嚇された。
撮影 2010-06-25

下:昨年の秋、この近くで出会った幼虫。頭部をもちあげて姿勢もよく、賢そうなイモムシだと思った。イギリスではPuss Moss(子猫ちゃんの蛾)と呼ばれるらしい。   
撮影 2009-10-16


【追記】上の幼虫⇧モクメシャチホコかなと思ったが、出現が秋だったのでオオモクメシャチホコかもしれない・・・。

(モクメ〜:初夏−夏1回出現   オオモクメ〜:初夏−秋に1−2回出現)

ドロハマキチョッキリ


チョッキリゾウムシ亜科

↓イタドリの葉の茎部分を齧っているところ。完全には切り離さず。

このまましばらく放置して、少し萎れてきたら巻き始めるのかな?


↑撮影 2022-06-02


    イタドリの大きな葉っぱを巻いていた。   撮影・・・2010-06-25 


    食痕?