2015年6月2日火曜日

ツノアオカメムシ*幼虫と成虫


   最近いちばん見かけるカメムシはこれ。遠目に見ると黒っぽい地味なカメムシだが、近くで見ると苔むした岩のようにごっつい姿。それでいて目がやさしい。美しい成虫を見る日も近いと思われる。   撮影:2015-05-28


⇧上とは別個体    撮影:2015-05-24


左:2015-05-09    小さい翅がないので、まだ終齢前のステージか?
中:2015-05-13 これもまだ翅がない。
右:2015-05-24  5齢(終齢)と思われる幼虫。


ヒレアザミにて,フノジグモ♀に捕食されている終齢幼虫。   2015-05-31


⇧成虫 撮影:2015-06-16 


色彩変異、羽化不全など。  2015-06-08〜2015-06-15


秋が深まると、脚等が赤くなってくるカメムシが多い。

撮影:2011-10-15

ツガカレハ*成虫と幼虫


 マツカレハに似る。外横線の張り出し具合で区別するとのこと。年2化。
 
 ⇧撮影:2015-06-01



 幼虫はカラマツ・モミ・トウヒ・ヒマラヤスギ・マツ等の針葉樹を食す。これは、前に裏庭に生えていたドイツトウヒの下でみつけたもの。胸背部に藍黒色の毒刺毛束あり。   
 ⇧撮影:2011-06-28


これも上と同じ場所。色合いは違うが同種と思われる。  撮影:2011-06-26

2015年6月1日月曜日

ウラゴマダラシジミ*成虫と蛹


  かなり鱗粉が剥がれた個体がヤマボウシの花に訪れていた。

幼虫の食樹はイボタノキ、ハシドイなどモクセイ科。


 表翅のブルーもいまひとつ。   撮影:2012-06-24 


 クモの卵のうかな?と思ったら、ゼフィルスの蛹だったようだ。イボタノキにて。ウラゴマダラシジミの蛹に似ているが、寄生されているかも・・。  撮影:2015-05-31

2015年5月31日日曜日

散策*2015年5月下旬


   暑い日だった。5月だというのに32℃近くまでいく。こんな日は裏山で涼むのが一番。アワブキの木の下にて。


 シリアゲムシたちが涼しげに佇んでいた。(真ん中はスカシシリアゲモドキ)


 
  バイカウツギ(アジサイ科バイカウツギ属)が花盛り。ほのかに甘い香りが・・・。

 この木はうちの庭にも植えてあるが、園芸種のせいかあまりきれいだと思ったことがない。山に自生しているものは花が小ぶりでバランスがいいかんじ。蜜を求めて訪れる虫たちで賑わっていた。



  ヒモワタカイガラムシが居る所、必ずアリがいる。分泌物をもらっているらしい。
白い輪の部分は卵塊。幼虫は6月頃出てくるとのこと。


 ガードレールにて。左:不明幼虫。早いペースで移動中。
(追記:ヒロバトガリエダシャクの幼虫と思われる)

中:カメノコテントウ幼虫。クルミの木から落っこちたか・・・?

右:キアシドクガ、蛹化中?左上の蛹は触ると激しく動く。あちこちに同様のものが見られた。


 鱗粉がおちてくたくたになったウスバシロアゲハがちらほら飛んでいた。

 5月が終わる・・・。    撮影:2015-05-30

2015年5月28日木曜日

アオケンモン


新鮮な個体に出会えた。幼虫はシナノキを食す。成虫出現は6-8月頃。



  冠毛がなかなか勇ましい。⇧翅の裏側はこんな模様。

頭の上に角のように出ているのは、上向きに突き出した下唇鬚らしい。


撮影:2015-05-28

2015年5月27日水曜日

アトスジグロナミシャク


シロシタトビイロナミシャクに似ている。この種は晩春〜初夏の年1化。

撮影:2015-05-27

2015年5月26日火曜日

ユミモンシャチホコ*成虫と幼虫


   苔むした木の幹とかに止まっていたら溶け込みそうな模様。翅の先にある紋様が弓紋?幼虫はニレ科のケヤキやハルニレを食べる。今年の初認は4月6日だった。


 ⇧撮影:2015-04-12


   シカよけフェンスのポール部分に1cm強くらいの小さなイモムシ発見。レモンイエローの爽やかな黄色。背中に褐色のくっきりライン。同じく褐色頭部の側面に黄色紋。そして尾部には小さいけれど鋭い二叉突起。ユミモンシャチホコの若齢の幼虫と思われる。


撮影:2015-05-24

追加画像


 上とは別個体。脱皮して、ひとまわり大きくなった状態か?両者共、たぶん食樹から落下したものだろう。  撮影:2015-05-30


 緑色の物体が低空飛行して横切って行った。後を追うと、ジガバチが獲物のイモムシを抱えての飛行。沢山シャッターをきったが、すべてボケ写真で一番ましなのが上の画像。

 獲物の特定など無理だと思って眺めていたら、背面に二叉突起が。頭部もかすかに黄色紋が確認できるので、もしかしたらユミモンシャチホコ終齢幼虫かもしれない。
  
撮影:2015-07-25


終齢幼虫か?果たして、アリたちから逃げきったかどうかは、見届けず。

撮影:2017-07-22