2013年5月29日水曜日

エゾスズメ*成虫と幼虫


ウチスズメ亜科

 この肩パッドを入れたような形のスズメガは初見。写真ではよく見たことがあるが、前翅が奇妙な形をしているとばかり思っていた。突起部分は後翅がはみ出しているとは・・・。実物を見て納得。

 朝、常夜灯の近くの草にぶら下がっているのを見つけた。手に取るとしがみついてなかなか離れてくれないので、近くの木に止まらせて撮影。幼虫食樹はオニグルミ。シューシューと音を発するという幼虫や蛹にもいつか会いたいものだ。
  

                                                 ⇧撮影:2013-05-28


追記:後日(2013-06-04)またエゾスズメに会う。翅が破損していないので、上とは別個体と思われる。(色合いもかなり違う)翅の裏側を撮らせてもらうため、細い枝につかまってもらった。ちょっとしんどいかな?すぐ終わるから我慢してね。

 追加画像


⇧これまで茶色いものが多かったが、黒っぽい個体が飛来。 撮影:2017-06-17


 ⇧幼虫  オニグルミにて  撮影:2015-07-25


⇧85mmほど。撮影中かなり枝を揺らしてしまったが、怒って音を出す事はなかった。
 尾角に蟻が・・・。


 撮り始めて数枚撮った時点で、幼虫は危機を感じたのか威嚇の音を出す事もなくオニグルミの枝より落下。下は薮っぽい。このままでは外敵にやられるかもしれないし、今後この幼虫に出会える可能性とか考えると拾ってくるしかない、と決断。幸い大した薮ではなく、細いつるにしがみついていたので、そのまま持ってきたクルミの葉に乗せる。

 ずっしり重い。終齢と思われる。このあと枝に戻すと何事もなかったように移動した。
(写真の背中一部白いのは、光があたっているため)

フキトリバ


 20mmほどの小さな蛾。それなのになんて華やいだ美しい翅。トリバガ科は似た種が多いが、この種は特徴がある方かもしれない。

幼虫食草は、キク科のフキ、オタカラコウ、ツワブキなど。  撮影:2013-05-27

2013年5月28日火曜日

オオバトガリバ


    トガリバ亜科 
 
  幼虫食樹  クヌギ・ミズナラなど     撮影 2013-05-28


翅の中央の模様が、小さな白いうさぎさんの顔に見えます・・。

ホシスジシロエダシャクと白っぽい蛾


 この時期白っぽい蛾が葉っぱの上や下によく止まっている。よく見かけるのはフタホシシロエダシャクとクロテンシロヒメシャク。何事も思い込みは良くない・・・と思うこの頃。小さな草の裏側にひっそりと止まっている蛾をそっとひっくり返してみたら、ホシスジシロエダシャク。白地に淡いごまだら模様。食樹はヤマモミジ(カエデ科)とのこと。


 お腹を撮影したら、きれいな明るい緑色の部分が・・・。


⇧撮影:2013-05-26


⇧撮影 2016-06-08


その他 白っぽいシャクガの仲間

左より  バラシロエダシャク、クロテンシロヒメシャク、フタホシシロエダシャク

2013年5月26日日曜日

黒衣のヒトリガ*キバラヒトリ 


 前日の夜、台所の灯火にやって来た黒い蛾。捕獲して翌日撮影。黒いヒトリガを見るのは初めて。レザー風のマントにざんばら頭。  


↑撮影:2013-05-15


別の灯火に飛来した個体。居残り。 撮影:2014-05-25

2013年5月19日日曜日

シロスジトモエ


 初めて見るトモエガ。なかなかの美麗種。

幼虫食草:ユリ科(サルトリイバラ・シオデなど)

   撮影:2013-05-16

オオミズアオ*産卵

幼虫食樹:ブナ科、カバノキ科、ミズキ科、バラ科
(類似種のオナガミズアオはカバノキ科のみ)
カンゾウ?の葉に産卵していた。ウリのような形をした卵。
撮影:2013-05-16