2012年12月29日土曜日

クロテンフユシャクの交尾 他


   昨日は午後から降雪。仕事納め。街の中は積雪のため大渋滞で、帰宅に小一時間もかかった。今朝は雪かきもそそくさと終えて、フユシャクを見に行く。

 真っ白な寒々しい風景の中で見つけたのは、クロテンフユシャクの番。あと雪の上にウスモンフユシャク♂が一頭いた。冷たかろう・・・。

  

種名は不明の♀を一頭見つける。溶けた雪の水滴をつけていた。↑


   幹にコケの生えたカキの木。そのコケの中にイチモジフユナミシャクの♀らしき者を見つけたのは8日前。(下の写真)今日また別の♀をみつける。これはナミスジ~か?♀がこの木に登っているということは、ここで卵を産み、幼虫はカキの葉を食べるのかな?


⇧撮影:2012-12-29

2012年12月24日月曜日

ウスモンフユシャクの交尾?


   今朝は-3℃。それほど寒くない。三日ぶりに出勤前散策。縄でぐるりと締められた有難そうな石があった。その古い藁の先にフユシャクのカップルが・・・。種を確かめたい気持ちはあったがそっとしておいた。

 灯火の居残りにも交尾体がいた。(↓)ウスモンフユシャクだろうか?上の番も同種かもしれない。そういえば、先日ウスモン~をひっくり返してみたら後翅に小さな黒点があった。しかし後翅に黒点のある種はたくさんいるし・・・。今日は他にウスバフユシャクもいた。  撮影:2012-12-24


追加画像


しばらく歩いて、雑木林で飛んでいたのはウスモンフユシャクの♂か?

↑撮影:2013-03-20


 手水鉢が凍っていて、一匹の蛾が氷に取り込まれていた。

フユシャクの仲間だろうか?

2012年12月21日金曜日

12月の小さな蜘蛛たち


   冬季は虫の姿が激減するので、おのずと蜘蛛たちの姿が目に付く。これは木の幹にいた小さなクモ。小さいけれど実はオニグモの仲間とかの幼体かもしれないし・・・。そのあたりがさっぱりわからない。ただ頭胸部の若草色と腹部の暖かそうなみかん色がとてもきれいだと思った。 2012-12-15  (追記:キンイロエビグモ白色型かも)


   ウバユリの鞘の中になにかいる。ちょっと光沢があるように見えて甲虫かな?と思った。鞘を開いて確かめてみると小さなクモ。腹部の黒点を見てムツボシオニグモかな?と思ったりしたが、やっぱりわからない。空の鞘はなんか居心地良さそう。 2012-12-12 

2012年12月18日火曜日

ウスバフユシャク♂と♀ 他


夜、台所の灯火にやって来た。捕獲して翌朝撮影。ウスバフユシャク♂。 

 ↑撮影:2012-12-16


 今朝、いつものフユシャクスポットにて。

左:クロテンフユシャク
中:これもウスバフユシャク?黒点がみえないが・・・。
右:かなり鱗粉がはげている。ウスモンフユシャクか?

ほかにチャバネフユエダシャク♂が2-3頭いた。    撮影:2012-12-18


ウスバフユシャク♀、かな?  撮影 2013-12-20

2012年12月13日木曜日

モノクロの雑木林にて*クスサンの繭と卵

 苔の生えた木の幹についていた繭。寄生された様子。
 あちこちに産み付けられた卵、卵、卵・・・

 枯枝がひっかかっていて、それにも卵
これは今年の春孵化した抜け殻だろうか?遠目に見ると上と同じに見えるのは私だけ?
撮影:2012-12-12

2012年12月12日水曜日

モノクロの雑木林にて*カメムシたちの死骸


   今朝も-6℃。日中も日差しはあってもさぶい一日。何もいなそうな雑木林を歩く。完全装備のつもりでいたが、足先が冷たい。平日休み。こんな日くらい家の中でぬくぬくしていればいいのに・・・。


   モノクロと茶色いだけの風景の中で、宝石のように光っていたツノアオカメムシの死骸。死んだ後メタリックな輝きは失われる。それでも美しいグリーンのあとはパープルに。⇧


   幹に張り付いた枯れ葉についているのは糞?それとも幼虫か何か?枯れ葉をどかすと沢山ついている。ああこれはクヌギカメムシの卵。これを産んだ後息絶えたと思われる死骸も近くにあった。⇧


 別の場所で。この色合いからみるとこれも死骸かな?触角まっすぐ伸ばして。⇧


 虫の気配はなかったが、鳥たちとの出会いはあった。古木を下から上へと木の皮を剥がしながら移動していくアカゲラ。同じように木の周りを動き回っていたゴジュウカラ。

 舌打ちのような地鳴きをしながら近くの藪にやってきたウグイス。高い木の上の方にいた3羽のウソ。♂の紅色がきれい。   撮影:2012-12-12

2012年12月10日月曜日

クロテンフユシャク♂


   今日は朝起きたら、うっすら積雪。寒い朝。また新たなフユシャクの姿があった。クロテンフユシャク(シャクガ科フユシャク亜科)かな?類似種のウスバフユシャクとの相違点は、外横線が前縁付近で「くの字」に曲がるところ。この個体はそのあたりが不明瞭だが、まっすぐの線ではなさそうなのでクロテンフユシャクとした。



これはウスモンフユシャク?裏側には小さな黒点があった。

撮影:2012-12-10