2012年11月7日水曜日

コカマキリ*これから産卵? 他


   
 木柵の上にいたコカマキリ。なんか変だと思ったら、前肢の内側にある紋が丸見え。もう片方の肢は肘のあたりまであるのだけど途中で切断された跡。いろいろ修羅場をくぐり抜けてきたのでしょう。片鎌がないと歩行もおぼつかない様子。産卵場所を探し回っているようだけど、体力消耗しないうちに早くその辺に産んじゃえば?  


⇧撮影 2012-11-03


上の個体より、褐色味が強い。  撮影 2019-10-07

2012年11月5日月曜日

オオクチブトカメムシ*大物を捕獲


追加画像:これはオオクチブト~かどうか未確認。


2012-10-20  なんとなく撮ったおなかの写真で、これがオオクチブトカメムシだと判明した。類似種のクチブトカメムシは腹部中央に黒点が並ぶ。

追記:第7節(お尻の先端あたり)に黒点らしきものが認められるのでこの個体は♀と思われる。


2012-10-21  翌日別の場所で。この個体はものすごい大物を仕留めていた。物理的にこんな状態で食事が出来るのだろうか?これも偶然腹部を撮影していたのでオオクチブトカメムシとわかった。クチブトカメムシが成虫越冬なのに対し、この種は卵越冬。栄養をつけてこれから産卵するのかな?

2012年11月1日木曜日

セグロアシナガバチ


アシナガバチ亜科

  上:浜辺近くでたくさんのセグロアシナガバチが飛び交っていた。自宅あたりでは見かけない蜂。お尻の模様が恐ろしげに見える。キアシナガバチくらいの大きさ。この土地の人たちは「アカサカ」と呼んでいる。

 下:青い漂流物がお気に入りのアカサカ。カメラを近づけて逃げられても、待っていれば何度でも戻ってきた。「しつこい奴だ・・・」という顔で睨まれる。この顔は雄蜂のよう。もしかしてみんな♂なのかもしれない。♂は♀より体色が黒っぽいとのこと。


撮影:2012-10-27

2012年10月26日金曜日

ハグロハバチ*幼虫と成虫


庭の住人。成虫もいるはずなのでそのうち・・。


↑撮影 2012-06-15


撮影 2012-10-06  

 ↑ギシギシにいつもいる幼虫。右端は抜け殻か?


成虫と思われる。  撮影  2010-05-08


撮影 2011-06-14

2012年10月25日木曜日

ヒバカリの幼蛇?


 この日、帰らなくてはならない時間が迫り帰路についた。観察路は途中で二又に分かれていて、往路で歩かなかった方の道を歩いて帰ろうとしばらく行ったが、途中でなぜか、やっぱりもう一方の方がなにかに会えそうが気がして分岐点に戻る。そして出会ったのがこの小ヘビである。

 長さは40cmくらい。道のど真ん中で通せんぼしていた。細身でじっとしていたせいか、ヘビが苦手な私でも不思議と恐怖心が沸かなかった。首のところに特徴的な白い紋がある。見たことのない種類であるが、(これがヒバカリかも・・・)と思った。

 日本のヘビの中で一番可愛らしいヘビだという記述をどこかで見たことがある。それでもやっぱりあまり近寄れない。手が震えてピントが合わない。そのうちス、スーと動き出したら背筋がぞくっとした。やっぱりヘビは怖い。


 帰ってから調べてみたら、やはりヒバカリだった。もっと太くて恐ろしげな画像もあった。

 これは幼蛇?名前の由来は、噛まれると「命はその日ばかり・・・」と言われたことから。毒蛇だと思われていたらしい。実際は無毒で臆病な蛇とのこと。

撮影:2012-10-21

2012年10月22日月曜日

ビジョオニグモの狩り


オニグモ属

 この日は2匹のビジョオニグモに会う。いずれも獲物を捕らえて取り込み中。


 ハエの仲間を捕獲。偶然お尻から糸が噴出する瞬間が写っていた。


 ぐるぐる巻きにしたら、葉っぱに作られた住居にひっぱり込む。

ゆっくりと食すのだろう。


こちらの個体は大物を捕獲。これじゃあおうちに入らない。(たぶん上の葉っぱが住居)

ビジョオニグモとは美女鬼蜘蛛。どのへんが美女なのかな?いつも目のちっこい鼻ひげはやしたおじさんの顔にしか見えないのだけど・・・。   撮影:2012-10-21

2012年10月18日木曜日

ツチハンミョウの仲間*♂と♀


ツチハンミョウ科

 この日はよくツチハンミョウに会った。秋も深まりだんだん虫たちの姿を見かけなくなる頃、少し標高の高い山とかで見かける。ツチハンミョウの仲間は15種くらいいるらしい。触角とかで同定するのかな?ヒメツチハンミョウに似ているような気がするが・・・。

 この虫を見るとちょっとぞっとするのはなぜだろう?毒をもつ虫だと知る前からそう感じたのだから、そういうオーラを放っているのだろう。♂の触角が悪魔の角のように見える。(悪魔に会ったことないけど・・・)顔をアップにするとやっぱり怖い顔をしている。


   ♂が単独でいるのを見た後、♂と♀がいっしょにいるのに会う。ヒトの気配で♂はすたすたとその場を離れていった。(上が♂)♀はというとあまり動こうとせず、ややぐったりした様子。(下が♀)おなかも大きくて歩くのは大変そう。触角がシンプル。



 ♀はいよいよ具合が悪くなり、ぴくりとも動かなくなった。執拗に撮影を続けたのが良くなかったのかと申し訳なく思う。

 しかししばらくして様子を見に戻ると♀の姿はなかった。ツチハンミョウはよく擬死する虫だということを後から知る。  撮影:2012-10-14

追記:当地でこのような触角を持つ秋出現のツチハンミョウは、ヒメツチハンミョウかメノコツチハンミョウのどちらかと思われるが、識別できず・・。