2012年6月5日火曜日

フジハムシ*卵・幼虫・成虫


ハムシ亜科

薄紅色のきれいな卵   ↑撮影 2010-05-16


   ↑2012-05-13


 フジハムシの幼虫たち     ↑2012-05-10


フジハムシの繁殖期はフジの葉っぱが柔らかい5-6月頃。フジの芽の上で出会った2匹。


薄茶色の個体。   撮影 2012-06-17

2012年6月3日日曜日

ヒオドシチョウ*蛹化


   泣き出しそうな曇天。時間限定で立ち寄った場所でヒオドシチョウの集団蛹化(?)に遭遇。最初に頼りなげな草本についている蛹をみつけた。

 草刈で刈り取られること必至だな・・・と眺めていると、その蛹、ピクッピクッと硬いはずの身をくねらせた。びっくり!話にはきいていたが、実際見たのは初めて。蛹化間もないのだろうか?

 その後その辺一帯に相当数の蛹や前蛹状態の幼虫を見る。雨が降り出したが傘をさしてしばらく散策。  上:蛹化する場所を探してウロウロする幼虫


⇧ 尾部だけで逆さ吊りになる垂蛹型


 ⇧ファスナーを開けるように最後の脱皮をしていた。右端は1時間半後の様子


⇧ これがピクピクしていた蛹


⇧抜け殻付きの蛹


脱皮殻が葉っぱの上に落ちていた。  撮影:2012-06-03

テングチョウ*成虫と幼虫


テングチョウ亜科

 6月頃に新成虫が現れ、夏の暑い時期は休眠しているらしい。涼しくなった秋口に活動再開して、そのまま成虫越冬へ。上がその時期の個体。寒い日はどこかに潜んでやり過ごし、小春日和の温かい日は元気いっぱい飛び回っている。  ⇧撮影 2013-03-16


 5月中に撮った幼虫を調べている。これはどうもテングチョウの幼虫らしいことが判明。
色彩変異があるとのこと。大体3パターンくらいあるらしいが、左下のは緑がかった茶色だった。(葉っぱがエノキじゃなさそうなのが気になる・・・)みんな独特の体勢で葉上に静止。
撮影 2012-05-27

2012年6月1日金曜日

キンイロエグリバ*成虫と幼虫


  しかるべき場所にいれば擬態効果大なのだが・・。灯火まわりでうろうろしていた。キタエグリバとの違いが今ひとつわからない。下の幼虫を見つけた場所から近い場所なので、たぶんキンイロ〜だと思う。   撮影:2015-09-26


 渋いスーツを着たピエロのような幼虫・・という印象。胴体の白色波線が、キタエグリバでは連続するのに対し、キンイロ〜では体節ごとに途切れる、という違いがある。

 左の個体はまだ波線が発達しておらず黒っぽく、若齢だろうか?それに対して中と右(同一個体)は終齢っぽく見える。同じアオツヅラフジにいた。     撮影:2012-05-27

2012年5月29日火曜日

棘脚のハチ誕生


  撮影:2011-09-27

 ツルバラの葉っぱの裏側に作られたクモの巣のようなもの・・・。中を開けてみると小さな繭が入っていた。なんか気になるので、使用していない雨戸の隙間に置いておく。

 そのまま冬を越した。春になっても変化なし。やっぱり気になるのでプラスティックケースに入れて様子をみる。(もちろん野外に置いたまま)


⇧撮影: 2012-05-26

 この日の朝、ケースの蓋を開けてみると、黒っぽいハチの仲間が!20mmくらい。繭には脱出した穴があいている。この白いケースはハチの作ったもの?クモに寄生するハチの仲間かな?(推測)

 羽化したばかりのハチはおとなしく、繭といっしょに庭のフサスグリの葉上に移動しても飛び去ることはなかった。いっしょに記念撮影。


クモバチ科 

 脚にトゲがある。トゲアシベッコウ(追記:最近はトゲアシオオクモバチと呼ばれるみたいです・・)の仲間かな?よくわからない。葉っぱにたまっていた雨水をごくごくと長い間飲んでいた。

2012年5月28日月曜日

ヒゲコメツキ♂と♀


オオヒゲコメツキ亜科


   エノキの木にてイモムシを撮ろうと枝を握ったら、手のひらがモゾモゾ・・・。開いてみてびっくり。ヒゲコメツキの♂を握っていた。枝に戻して撮影しようと思ったが、なかなか手から離れてくれない。やっと枝にとまらせると今度は動き回ること・・・。
 しばらく追っかけをしていたら、今度はぴたりととまって動かず・・・。疲れたのでしょうか?こちらも疲れました。それにしても立派なお髭。初見。     
↑撮影:2012-05-27



    ヒゲコメツキ♀  標高900mくらいの場所にいた


撮影 : 2012-06-17

2012年5月27日日曜日

ミドリヒョウモン*成虫と幼虫


斑点が大きく発達しているので♀かな?暗色型、というか緑色っぽい。

♂は斑点が少なめらしい。


⇧撮影 2014-07-26


⇧撮影:2012-08-11

   
 たぶん翅を立ててとまっている時、鳥にぱくりと食べられたのだろう。ビークマーク。こういう形の翅になっても、飛ぶことにはあまり支障はない様子。実際、蛾の仲間にはこんな形の翅のものがよくいる。  ⇧撮影:2011-09-17  


⇧ 脱皮直後と思われる。 撮影:2014-05-25


 山の中で、スミレの葉っぱを食べていた。


別の個体。葉っぱを離れて、蛹化するための場所を探し回っているところかな?・・。

撮影:2012-05-20