2012年1月15日日曜日

松林のキノカワガ


    キノカワガ亜科 


 左と右が上の写真の2匹。真ん中の白っぽい個体は別の木にいた。形が少し丸いような気がするがこれもキノカワガだろうか?それに樹皮より明るい色なので目立っていた。

 やっぱり特に選んで止まっているわけではないのかも・・・。これと似た体色の蛾がもう1匹いた。


 昨年12月17日にクヌギの木でみつけた個体。移動した形跡なし。前回と変わっていることは、右上にクヌギカメムシの死体がぶら下っていたこと。下の方に卵塊が産みつけられていた。  ↑撮影・・・2012-01-14 


この日、マンサクの蕾が早くもほころびかけていた

2012年1月14日土曜日

アカマツ林を歩く


 今日は休みの日だが、早朝に単発の仕事があった。その帰り道、そのまま帰るのもなんなのでアカマツ林の中にある神社に行ってみようと思いたつ。松林はなんとなく生きものがあんまりいない・・・というイメージ。まぁ冬だからいなくて当然。そんな気持ちで歩いていると、アカマツの幹にキノカワガを数匹確認。(これは後日報告予定)

 だれもいない神社を参拝した後、見晴らしの良い尾根道に出る。そこでは思いのほか沢山の小鳥たちに会うことが出来た。エナガ、カシラダカ、アトリ、カワラヒワ、ヒヨドリ、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒガラ等。ゆうべ降った雪がさらさらと樹間から舞っている。小鳥が動くと沢山降ってくる。それがとてもきれいだった。


アカマツ(マツ科マツ属)の毬果(右と左)真ん中は冬芽?



左:また謎の卵が・・・
中:よく幹に小さな穴があいている。何だろう?タマムシかカミキリムシのあけた穴?
右:涙のようにヤニが幹から噴出していた。


夏の名残の蝉の抜け殻と冬景色。たぶんツクツクボウシの抜け殻と思われる。
その特徴は、色が薄くて半透明。小さくて(2cmくらい)ほっそりしている。


ネズ(ヒノキ科ビャクシン属) 別名ネズミサシ 雌雄異株

左:果実。緑色の実が2-3年かかって黒紫色に熟す。
中:幹。材は重くて、良い香りがするそうだ。
右:ネズミも刺せそうな?鋭く尖った葉。蜘蛛の卵?みたいなのがよくついている。
アカマツと同じ環境を好む樹木とのこと。確かによく見かけた。
また、マツタケ菌が感染することが判明し、マツタケ生育にも貢献している。

2012年1月12日木曜日

セグロシャチホコ*成虫と幼虫



左:2011-04-30    幼虫。ヤナギの葉を食べていた。
右:2011-07-22    成虫。同じヤナギにて。


2011-09-13   再び発生した幼虫。春見たものより色が薄くて毛深い気がする。同じヤナギにて。

2012年1月11日水曜日

ヒメシロモンドクガ*成虫と幼虫



 成虫♀ 夏型   撮影:2016-07-8


 ⇧ 左:2011-06-30  成虫♂。近くの網戸にいた。

     右:2011-06-09  幼虫。ヤナギの葉を食べていた。


2011-08-16  ⇧夏に再び幼虫が発生。秋に羽化する♀は翅が短くフユシャクの♀のような形態をしているとのこと。(春型の♀は通常の蛾の姿をしているらしい)



⇧撮影 2021-09-07


2011-11-26  卵?ピラカンサスにて。これが飛べない♀が産んだものだろうか?あまり移動できないから自分の生まれた繭に産卵するのかな?

2012年1月7日土曜日

凍結した池としめ縄をしめたケヤキ


  今日は久しぶりに少し出歩ける時間があった。近くの池にカモでも見に行くか・・・と出かけてみたもののご覧のとおり凍結。それでもいいお天気だったので周辺を散策してみた。


 ⇧《左より》  
・ムラサキシキブの実を巻き込んだオオカマキリの卵鞘
・草の実の蓑を着込んだ蓑虫
アレチウリの集合果  
    

 《左より》
・よく見かけるが、小さな蛾の蛹でもはいっているのかな?
・ミイラ化した幼虫。お尻の突起はスズメガ科?
・卵が7つ。真ん中だけ食べられた?


   お天気は良くても、とにかく寒いので早々に池を後にする。それでもまっすぐ家に帰るのはもったないので帰り道にある小さな神社に寄ってみる。(いつも通り過ぎるだけなので・・・)ケヤキの大木に立派なしめ縄。年配の方がぽつりぽつりと参拝されていた。私もお賽銭を入れて手を合わせる。


《左より》
・ケヤキの幹のあちこちにあった蜘蛛の卵。ジョロウグモのものより小さい。別の種のものなんだろうな・・・。

・これもよく見かける。何だろう?これはビニールの上に産みつけられていた。
     追記:ムツボシオニグモの卵のうかも・・・。
・白い毛が散乱していた。獣毛。毛先が薄茶色。

2012年1月3日火曜日

透かし俵*クスサンの繭


   暮れに玄関まわりを片付けていて「透かし俵」を発見。クスサン(ヤママユ科)の繭で、蛹を包む硬い網状のもの。いつ山から拾ってきたものか覚えがない。(この頃本当に忘れっぽくなった・・・)

 手にとって見ると、先端部から脱出した跡が・・・。そういえば9月になぜか庭木にクスサンの成虫がとまっていたことがある。珍しいものがいるなと思ったけど、まさか玄関に置きっぱなしの繭から羽化したとは・・・。


 ⇧100mmを越える大きな身体なのに、よくこんな小さな穴から脱出できたもんだ。


 ⇧この網はとても頑丈で、ハサミでやっと切断できた。中の蛹がらを引っ張り出す。


⇧成虫羽化  2011-09-11 


2011年撮影の写真より(撮影場所はすべて別々の場所)

左:2011-06-05   卵から孵って間もない頃?同定は自信なし。
中:2011-06-11   集団から離れはじめた頃?同上。
右:2011-12-09   この秋産み付けられたと思われる卵。クヌギの木だったかな?

*「白髪太郎」と呼ばれる白い長毛の生えた老齢の幼虫はあまり見たことない。

2011年12月25日日曜日

チャタテムシの仲間?


 上段:2011-11-22   ヒイラギの葉裏にて。
ヨツモンホソチャタテという有翔の種類に似ている。上が幼虫で下は成虫。
チャタテムシには無翅と有翔がいて、有翅のチャタテムシは、カビや不完全地衣類を食べるとのこと。無翅のものは、乾燥食品や標本、皮革製品等を食害する。

下段:2011-12-25   
いよいよ虫の姿が見られなくなったので、また葉っぱの裏などめくってみる。ヒイラギでまた同じ虫をみつける。今度は幼虫2匹。なかなか可愛いと思うのだが・・・。


11月22日にヒイラギの葉裏でみつけたもの。ミミズクの抜け殻(左端)以外は不明。