2011年11月16日水曜日

晩秋のクロスズメバチ


 この日は数箇所で、森の中の木の枝にぶら下る魚の干物を見た。夏から秋にかけて行なわれる地蜂取り(すがり追い、あるいは、すがれ追い)のための仕掛けの残骸。すがり追いとは・・・
 このごちそうに集まった地蜂(主にクロスズメバチ)にヒラヒラした真綿のついた餌をくわえさせる→蜂は餌をくわえて喜んで巣に帰る→真綿を目印に人間が蜂の後を追う(これが大変みたい・・・)→地中に作られたわかりにくい巣の場所がばれてしまう→巣は堀りあげられて、幼虫や蛹はヒトの食卓に・・・。(昔は貴重なたんぱく源、今は貴重な珍味)


 カチカチに干からびた魚に、どこからかクロスズメバチがやってきて長いことかじっていた。    ⇧撮影・・・2011-11-13


うちの庭のサザンカに訪花。       撮影 2009-11-22


何してるのかな・・?   撮影 2014-09-30

2011年11月13日日曜日

エサキモンキツノカメムシ


庭先にいた。 ↑撮影 2012-04-15

  
 比較的よく目にするカメムシ。たいてい単独。先日はハートがリンゴ型のものをみつけたが、今日のはハートがふたつに割れていた。縁起の悪いものを見てしまったような気がした。    ↑ 撮影   2011-11-13

   
 咲き始めたヌルデの花に、それぞれ白とオレンジのハートを背負ったエサキモンキツノカメムシのカップルがいた。秋になってこの花が実を結ぶ頃、エサキモンキ~の幼虫の大群も見られることだろう。  ⇧撮影 2010-08-15


⇧上翅の様子。基部が厚い革質、先端部は薄い膜質になっている。

2011年11月10日木曜日

ムシヒキの日向ぼっこ→ハタケヤマヒゲボソムシヒキ


 ムシヒキアブの仲間。傾きかけたおひさまに向かって身体を傾斜させ、めいっぱい陽光を浴びていた。(橋の手すりにて) 


体長は15mmほどの小柄なムシヒキ。


  ⇧撮影 2011-11-04


遊んでいるのか?ケンカ中なのか・・?   ⇧撮影 2015-09-30

2011年11月9日水曜日

クビワシャチホコ*幼虫


 今年、庭のカエデを食べていた蛾の幼虫をもう一種。上段は若齢か?下の終齢っぽい個体の撮影は8月31日。ムシャムシャ葉っぱを食べていたが、ヒトの気配を察知するとしゃちほこばった。背面が白いペンキをスプレーしたみたい。次々と出現してきて、10月になってもよく目にした。蛹化はやはり土中らしい。

2011年11月7日月曜日

オオケンモン幼虫*終齢


  
 玄関前のイロハカエデの幹にオオケンモンの終齢幼虫がじっとしていた。これから下に下りて、地中に潜り蛹化するのかな?

9月上旬頃に若齢の幼虫が出てきた。(写真下の左端)ヒトの気配を察するとくるりと丸くなる。こんなに派手な格好をしていて弱気な毛虫。それとも背中の模様を見せて威嚇しているのかも。(真ん中の写真は脱皮直後の様子)

終齢になると、うす黄色の毛が茶色に。そして葉っぱのある枝から木の幹に移動して上の写真のような状態になる。  撮影・・・2011-11-03 

2011年11月6日日曜日

みどり色のクモ*アオオニグモ幼体


オニグモ属
 撮影・・・2011-11-04
天幕を張って潜んでいるみどり色のクモがいた。姿が見たいので草の茎でつついて登場してもらう。びっくりして興奮すると、みどりだった腹部が白っぽくなってきたような気がする。ビジョオニグモかアオオニグモ?

 でもアオオニグモの方は春に出現するらしい。ネットで調べてみたら、沖縄に生息するチュラオニグモというのにすごく似ている。しかしここは本州中部の寒い所・・。


《追記》   2011-11-07
クモの掲示板でお尋ねしたところ、このクモはビジョオニグモではなくアオオニグモの幼体とのこと。春に出現した成体が卵を産んで子グモが現れ、それが秋にはこのくらいになるのかな?

アオオニグモ成体♀と♂はこちら

2011年11月5日土曜日

晩秋のイカリモンガ


 平日休み。お天気もいいので少し遠出。しかし11月ともなると、さすがに野山は淋しい。わずかに咲き残っていた花にイカリモンガが沢山(5-6頭)集まっていた。 


   ノギクの仲間もほとんど咲き終わっているのに、なぜかコウゾリナの仲間があちこちによく咲いていた。


 一株だけ咲いていたノギクにいたイカリモンガを撮影直後・・・


どこからかキイロスズメバチがやってきて、あっという間に捕獲される・・。

撮影:2011-11-04