2011年6月13日月曜日

蓑虫にヒメバチ 他


撮影・・・2011-06-07
上:庭のチャボヒバの幹にて。ヒメバチ蓑虫にとまって外から中の様子を探っていた。やっぱり触角はこういう時重要な役割を果たしているみたい。やみくもに産卵管を入れるのではなく、確実に幼虫のいる場所を探しているようだ。

下の写真    (上の同じ木)
左:この7-8cmある枯枝のようなものは蛾の蛹と思われる。上下に木片をくっつけてカムフラージュしている。種名不明。

右上:蛾の仲間と思われるものがすでに羽化した跡。

右下:一般に〈ツヅミミノムシ〉と呼ばれるマダラマルハヒロズコガの幼虫の入っているケース。これなら頑丈そうだからヒメバチに産卵されることもないだろう。幼虫の食べ物は樹皮や朽木とのこと。ヒゲナガガの幼虫も似たようなケースに入っている。

2011年6月12日日曜日

クズノチビタマムシ


チビタマムシ属

クズの葉を食べる小さなタマムシの仲間。

(ちなみに、周りに散らばっている黒いものは糞のような気がします・・)


どのくらいおチビかというと、3−4mmくらい。↑ 撮影:2011-06-15 


↑  交尾   撮影:2012-06-24


撮影 2012-04-30

伐採木の周辺にて*アオオサムシ 他


追加画像  ちょっと赤みのあるアオオサムシ?  撮影:2015-07-25



左上:オオヒラタエンマムシ(エンマムシ科) ダニつき?
右上:アカハラケシキスイ(ケシキスイ科)
左下:アオオサムシ(オサムシ科)
右下:マルバネオサムシ(オサムシ科)?

 アオオサムシが食べているものは何だろう?一見かまぼこ風で柔らかそう。しかし誰かが弁当のおかずを落っことすような場所でもないし・・・。

少しつまんで匂いを嗅いでみたがわからない。その間オサムシは食らいついたままで放そうとしない。すごい執着心。

 つるつるの背中を撫でられても知らん顔。横取りされないようにどこかへ引きずって持っていってしまった。   
撮影:2011-06-04~05

ダイミョウナガタマムシ?



ナガタマムシ亜科

アブラチャンの古枝を食べるらしい。体長は4-6mmくらい。 撮影:2011-06-12
 

カツオゾウムシ


カツオゾウムシ亜科

⇧撮影:2011-06-12


 これはうちの庭のイタドリに毎年出現するカツオゾウムシ。葉っぱの輪郭が微妙なイタドリ〈写真下)があったので、ひっくり返してみるといた。これがカツオゾウムシの食痕?羽化したてか赤い粉がふいてカツオブシ状態。

 じきに粉はおちて黒っぽい体表になる。この種はゾウムシにしてはあまり警戒心が少ない気がする。このつぶらな瞳を見ると、草むしりをしてもイタドリは1-2本は残しておこう・・・と思ってしまう。


⇧撮影:2012-06-07


これも庭で撮影。少し粉がおちて、なるほど鰹節っぽい。   2020-08-01

2011年6月11日土曜日

涙目のスキバホウジャク


   ホウジャク亜科

 草の中に太っちょの蛾がうずくまっていた。ふかふかのぬいぐるみのような蛾。翅が片方半分ちぎれていて、どうやら飛べないらしい。鳥にでも襲われたのかな?このままの状態なら、遅かれ早かれ鳥のごちそうになってしまうだろう。目の下に白い部分があり、なんか泣いてるように見えた。

食草はスイカズラ、アカネ、オミナエシなど・・・。この辺は秋には一面オミナエシが咲く。

撮影・・・2011-06-05 

2011年6月9日木曜日

黒い瞳*アリスアブ


アリスアブ亜科

   スゲハムシの季節なのでこのところ足繁く池に通っているが、この日は草刈が施行された翌日だったのか池の周りはさっぱりとしていた。ヒオドシチョウの蛹も、草の茎で蛹化したものは一掃されていた。木の枝の蛹は難を免れる。スゲハムシはやっと1匹だけみつけただけ。

 草の上にはアリスアブがいた。♂かな?まだ羽化後間もないのかじっとしている。そういえば2年ほど前に同じ場所でこのアブを撮影している。→こちら    ⇧⇩2012-06-10



撮影・・・2011-06-04(左)    2011-06-05(右)

左:絡まりながら飛んで来て、撮ってくれとばかり目の前の葉っぱにとまったアリスアブのペア。目が黒いせいか可愛らしい。
右:じっとアリの様子を覗う。アリスアブは、アリの巣の入り口に産卵する。そして幼虫は1年近くアリの巣の中で居候生活を送るとのこと。

不思議な姿の幼虫にいつかお目にかかりたいものだ。