K*M 虫部屋
気ままなフィールドノート
2011年5月2日月曜日
モミジニタイケアブラムシ
撮影・・・2011-04-26(上真ん中のみ) 2011-04-30(その他)
上左:幹母(越冬卵から生まれる第一世代)もう死んでいる様子。
上中:幹母が生んだ幼虫?
上右:有翅型
下左:有翅型と無翅型がいるらしい。
下中:ヒラタアブの幼虫は天敵ということになる。
下右:この白い有翅の虫は不明。
モミジニタイケ→紅葉二態毛
カエデの葉
についていた種々雑多な小さな虫たちが、実は皆同じ虫だったと知り驚いた。夏になると、扁平で周縁に団扇状の突起を持つ越夏型幼虫が出現するという。
たかがアブラムシであるが、複雑な生涯を送る虫のようだ。
2011年4月28日木曜日
キイロテントウ、立ち止まる
朝、庭をぶらぶらしていたら服にキイロテントウがとまった。4-5mmほどの小さなてんとう虫。食性は菌類食で、幼虫・成虫共うどんこ病菌を食べるという。
サザンカの葉の上におくと、とにかくちょこまか歩き回り、じっとしていない。行方を追って葉っぱをひっくり返してみると・・、いた。
珍しく動かない。ゴミのようなものは何かの抜け殻のようだ。動物質のものにも興味あるのかな?ちなみに、胸部の二つの黒点は模様。下の黒い二つが目。
↑撮影:2011-04-27
2011年4月27日水曜日
池の様子*4月下旬
3週間ぶりに池を覗いてみると、
おたまじゃくし
がだいぶ大きくなっていた。その後産み付けられたと思われる新しい卵塊もたくさんあった。水面をアメンボのように走り回るクモや、溺れたテントウムシ。気がつくと、目の前に眠たそうなアマガエルがいた。アカガエル達に比べるとずいぶん寝坊助だ。
いよいよ賑やかになってきた小さな池の周りを物色しながら歩いていると、ガサガサ・・・といやな音。一旦引き返し、勇気を出してまた戻る。前に
アオダイショウ
を撮った頃に比べれば、我ながらたくましくなったと思う。縞模様があるからシマヘビかな?枯れ草の上で日向ぼっこしていたのを驚かせてしまった。水の中に逃げようとしたが、冷たいのがいやなのか、すこしだけ入ってじっとして動かない。
下の写真は、おたまじゃくしを撮っていた時近づいてきたカエルくん。スイスイ泳いでいたところにヒトがいるのに気がついて、ストッープ!と枝にしがみついたが、止まりきれず脚だけ前に出てしまったところ、かな?
撮影・・・2011-04-24
2011年4月25日月曜日
ヒメホソアシナガバチの長い巣
雨上がりの朝、近くの山へ行く。まだ桜が残っていた。いつもの順番で芽吹きの確認をしながら歩いていると、落ち葉の上にちょっとぎょっとする物が落ちていた。
ヒメホソアシナガバチ
の立派な造形物。いつも
ガードレールに作られた小さないびつな巣
しか見ていないが、本来彼女たちはこんな細長い奇妙な巣を作る。(後で測ってみたら 25cmもあった!作られたのは去年の夏)
昨日の雨と風で枝ごと落下した様子。濡れてしっとりとしていたが、しばらく石の上に置いて陽に当てると、すぐにカサカサに乾いた。素晴らしい速乾性である。
⇧撮影 2011-04-24
7年後、また落ちていたので拾ってみる。軽い。 ⇧撮影 2018-09-07
追加画像
撮影 2014-07-23
2011年4月23日土曜日
ミノムシのようなもの
蓑虫
のようなもの・・・
左上:2011-03-18 リンゴの木の皮を食べていた。
右上:2011-03-19 タラノキにて。棘のふり?
左下:2011-04-09 コナラに芽にとりついていた。
右下:2011-04-19 カツラの枝にぶら下がる。ヒモが長すぎるようにみえるが・・・。
2011年4月21日木曜日
ヒオドシチョウのねぐら
午後4時半頃。この日はよく晴れてポカポカ日和だったが、陽が西に傾き肌寒くなってきた。標高が900mを越える場所だったので無理はない。
小路を歩いていると、どこからか力強いはばたきの蝶が一頭飛んで来て、何の迷いもなく枯れ野の中に消えた。
確かこの辺・・・と近づいてみると、枯れ草の間に小さな空間が空いていて、その中に地味ながら大型の蝶の裏翅が見えた。かなりボロボロの
ヒオドシチョウ
。
カメラを近づけても逃げなかった。自分の擬態に自信があるのだろうか。ここに居れば大丈夫、と思っているのかも。長い冬の間、ずっとここにひそんでいたのかな?
なにはともあれ、ねぐらに潜り込む瞬間を目撃できてよかった。
撮影・・・2011-04-17
2011年4月20日水曜日
タテジマカミキリ
撮影・・・2011-04-17
薄暗い木陰の低木にひっそり取り付いていた。木をかじった跡あり。体の長さが30mmくらいあり、触角がその1.5倍くらいある。(測った訳ではないが・・・見た感じ。)
成虫越冬したのか、この春生まれたのか?さっぱりわからない。後で調べよう。
《追記》 2011-05-22
ドウボソカミキリ族タテジマカミキリ属のタテジマカミキリと判明。
寒冷地では成虫越冬するらしい。ボート状にかじった跡はそのためのねぐらのようなもの。より枝に同化してカムフラージュするため?ウコギ科のカクレミノという植物がお気に入りのようだが、この木は常緑樹ではなさそう。寄主植物はほかに、セイヨウキヅタ、ハリギリ、アオキなど。
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