2011年4月17日日曜日

越冬組*クジャクチョウ


    
 街の桜は今満開だが、山の方では少し遅れている。それでもちらほら咲き始めた所に越冬蝶3種が集まって蜜を吸っていた。ルリタテハ、シータテハ、あと一種は分かりにくかった。越冬後、エネルギッシュに飛びまわるための栄養源として、桜の花も一役買っていたわけだ。

 春、クジャクチョウに会う場所はいつも決まっている。道を歩いているとそのチョウはやって来て、つきまとう。多分テリトリーに侵入してしまったからだろう。気を引くように近くの路上に下りて翅を広げてみせるが、近づくとぱっと飛び立つ。

 ただ山の斜面を固めたコンクリート面がお気に入りで、そこにとまって日光浴を始めると、気持ちいいのかじっとしている。  撮影:2011-04-16 

2011年4月15日金曜日

越冬組*フサヤガ


 庭の木で越冬していたらしいフサヤガ
越冬蝶はやたらもてはやされるが、蛾となるといやな顔をされるのはなぜなんだろう?
丸々としていて無事春を迎えた様子。お尻の房がひとつなくなっていたが・・・。 
撮影:2011-04-15 

2011年4月14日木曜日

イラガの卵*想定外の出来事


玄関前のカエデの枝についていたイラガの卵

 この日ふと見てみると大破されていた。つつき壊された、というかんじ。イラガの卵は、シジュウカラやヤマガラなどカラの仲間の好物らしい。

 鳥などに捕食されないようにこんな硬い繭を形成するのだろうが、やはり想定外の事は起こる。内側から見ると、枝に食い込んでしっかり固定されている様子がわかる。
  
  ⇧撮影・・・2011-04-09


 昨年の秋、ピラカンサスの枝にイラガの繭をみつけた。硬くつるつるしていて小鳥の卵のよう。この卵から成虫が孵る(?)のを見てみたいものだと傍を通るときは気にしていた。先日久しぶりに覗いてみると、卵は無事羽化した様子で、いわゆる「スズメノショウベンタゴ」と呼ばれる状態になっていた。

 羽化は5~6月頃だったようだ。イラガイツツバセイボウという蜂に寄生された繭は、てっぺんでない場所にギザギザの穴をあけられるらしい。今年はそばに蓑虫がついていた。

撮影・・・2009-11-20

2011年4月11日月曜日

タマバチの仲間*産卵後・・・


 コナラの芽に産卵中?のタマバチとおぼしきハチをみつけた。有翅。虫こぶの形成者だろうか?種名不明。どんなにカメラを近づけても逃げようとしない。命がけなんだな・・・と感心する。それにしても・・・と少し触れてみるとポロリと落ちて下の枯葉の中に埋もれてしまった。ミイラ化していたようだ。しばらく探してみたが見つけられず。
 厳冬期の産卵だったのか?。無事産み終えて、ほっとしているうちに凍死してしまったのかもしれない。  撮影・・・2011-04-09

2011年4月8日金曜日

ミツバチが好きな花*ヤナギとウメ

         
 3年ほど前、知人からもらったネコヤナギ?をビンにさしておいたら根っこが出てきた。せっかくだから庭に植えておいたらすんなり根付く。その後3-4mくらいにスクスク育ってしまい、このまま大木になったら大変だと危機感を感じていた。でもこの日、芽吹いた花がミツバチ達で賑わっているのを見て、ま、いいか・・・と思った。この時期、貴重な蜜源かもしれない。   撮影・・・2011-04-02 


 3月に咲くウメも、ミツバチにとって大切な花。受粉を手伝ってもらって実を結ぶ。有難い。   撮影・・・2011-03-13 

2011年4月7日木曜日

白骨化したニホンジカ


 この冬、橋の下に動物の白骨死体があるのに気がつく。
何度も足を運ぶ場所だが、クマノミズキが繁っていてあまり下の方は見えなかった。
葉っぱが散った後は落ち葉に埋もれていたのかもしれない。

 この日、勇気を出して川まで降りてみた。(また藪こぎ・・)ニホンジカだろうか?
かなり大きい。近くの石の上に毛がひと房落ちていた。1月に撮影した獣毛の主に違いない。ほんの5-6m離れた場所なので。死因は何なんだろう?捕食されたのか(だれに?)、事故なのか、自然死なのか?死体は語らず。  


 骨を撮った後、このシカが歩いただろう場所をたどってゆく。シカの糞があちこちに点在している。糞の直径がいろいろあるから、沢山の個体が集まる場所なんだろう。
 カラマツの若木が林立している所では、皮が食べられた木が何本かあった。(写真下、左と真ん中)これは多分シカたちの仕業。

 それに縦に鋭く裂かれた跡も!(写真下、右)根元から1mくらいの位置。クマが爪研ぎでもしたのだろうか?とても偶蹄目の爪跡ではなさそう。

 とにかくこのあたりは、夜には野生の大国になっているような気がする。


撮影:2011-04-02

2011年4月5日火曜日

越冬組*オツネントンボの仲間


 オツネントンボ亜科

 オツネントンボの仲間がさっそく大物をしとめて捕食中。この日、清流が流れるこのあたりでは、カゲロウやトビケラ類がふわふわ飛んでいた。

 翅の紋が重なっているか、ずれているかでオツネントンボとホソミオツネントンボを見分けるのだが、この写真ではわかりにくい。たぶん、オツネントンボ。  
撮影:2011-04-02 


↑交尾  撮影:2022-04-22


↑ 撮影:2012-08-01


↑ 撮影:2009-10-31


撮影 2021-11-02