2010年11月9日火曜日

ヒメバチ・産卵中?


 ヒメバチの仲間が、色づいた葉っぱの間で何かと格闘していた。葉っぱをめくってみると、半分蛹になりかかったような蛾?の幼虫を抱きかかえている。長い産卵管を突き立てて、時折産卵しているように見える。こちらがカメラをぎりぎりまで近づけても逃げようとしない。やっと見つけたホストを死んでも離すまい、という気迫。葉っぱは糸で綴じられていたような形跡がある。このハチはその蛹化のための住まいをこじあけて潜り込んだようだ。動かない幼虫は抵抗もせず扱いやすいのだろう。

 ヒメバチ科は30の亜科に1,400種以上を有する大所帯。クモや完全変態の昆虫に産卵。名前はわかりそうにない。  撮影・・・2010-11-05

2010年11月3日水曜日

コガネグモダマシ


コガネグモダマシ属

こちらは下より地味系。  ⇧撮影:2010-05-04


 種名は、コガネグモらしからぬコガネグモという意味。シャコグモに似ている。毛深くて腹部のボーダー模様がおしゃれ。秋色に染まっている。一般に昼間は葉裏に隠れているとのことだが、この個体のように白昼堂々と姿を見せる者もいる。   撮影:2010-10-24

2010年11月2日火曜日

蓑虫いろいろ

今年なんとなく撮った蓑虫の画像を集めてみた。
《上段左より》
2010-04-26   ノイバラにいた。まだ肌寒い日もある頃だ。
2010-05-21   キショウブにいた。
2010-05-22   同じくキショウブ。大変な食欲。
《下段左より》
2010-06-17   ザクロにいた。ログハウス風。
2010-07-16   山地にある古い小屋にて。珍しく人工物を素材に・・・。
2010-09-25   植物名不明。これも蓑虫?食事中。

2010年11月1日月曜日

蓑虫の季節


 西日本の方では、中国から侵入したオオミノガヤドリバエによる寄生のため激変しているらしい。幸いこの辺ではその気配はない。庭木だけでなく、家の外壁から玄関の戸に至るまで蓑虫だらけである。(普通の家は除去するのだろうが・・・)

 こんなに個体数がありながら、いまだ成虫を見たことがない。翅がはえて外に出られるのは♂だけ。、口は退化していて何も食べられない。蓑の中にいる無翅無脚の♀と交尾したら死んでしまう。その♀も卵が孵る頃、蓑から落下して死んでしまうという。そういうわけで、あまり人目につかないのだろう。幼虫はこちら

(他のミノガ科の♀には、有翅有脚型、無翅有脚型など様々な姿をしているものがいるらしい)

撮影・・・2010-10-22 



2010年10月31日日曜日

ウンモンテントウ


 ⇧ 撮影:2012-08-11


        
 山地性のてんとう虫。今年は珍しく出会うことがなく残念に思っていた。この日はどんよりとした寒々しいお天気で、もう帰ろうと渡った橋のほとりで会う。
(今日はこいつに会うために来たんだな、きっと・・・)
毎回そう思える虫たちがいるのが不思議でしょうがない。  
撮影:2010-10-23 

2010年10月30日土曜日

トビイロツノゼミとひっつき虫


ツノゼミ科

 山でよく見かけるトビイロツノゼミが、うちの庭にもいた。5~6mm。
成虫が見られるのは秋口で、そのまま越冬するらしい。 撮影:2010-10-17

(よく似たオビマルツノゼミは、夏に成虫羽化とのこと・・)  

     
 ところでこの写真を撮っていて気がついたのだが、ツノゼミがとまっている草の実に見覚えがある。先日リンゴの葉についていた草の実のようなもの・・・。一粒つまんで例の葉っぱに並べて置いてみた。(写真下)


 草の名前はヒカゲイノコヅチ(ヒユ科)か?ひっつき虫の一種だからどこにひっついてもおかしくはないが・・。自然にこんな所にひっつくかい・・?
撮影:2010-10-22 

2010年10月29日金曜日

コンポストの住人*アメリカミズアブ


よく見れば、きれいな生き物。   ⇧撮影 2020-06-27


 こちら気の毒なことに羽化不全。1950年頃に日本に侵入したらしい。
不思議目さん。帰化昆虫であるが、特に人を刺したりしない。

 成虫には口がなく、産卵のためにコンポスト等に集まるみたいだ。幼虫の生ゴミ分解スピードは早いとのこと。我が家もお世話になっております・・。   

⇧撮影 2010-10-22


こちらはダニ?にたかられた個体。  撮影 2009-06-24