2010年7月12日月曜日

ヒメホソアシナガバチと寄生蜂?


アシナガバチ亜科

左:ヒメホソアシナガバチの巣の左後方から抜き足差し足でそっと近づいてくるハチがいた。見ていると、忙しく作業をしているヒメホソ~の目を盗んで巣に侵入。すぐに見つかって追い払われた。幼虫に卵を産みつける寄生蜂だろうか?

中と右:数時間後もう一度巣を覗くと、ガードレールの上から様子を伺う例の蜂の怪しい姿が・・・。こうして見るとかなりヒメホソアシナガバチに擬態した姿だ。

撮影・・・2010-07-09

 アシナガバチの巣


アシナガバチ亜科

左:ヒメホソアシナガバチ  一週間前は1匹だったのにいきなり8~9匹に増えていた。
右:キアシナガバチ  前者の比較的近くにある巣。上がせり出した大きな石。去年も作られていたがそれほど大きくならなかった。いまだに1匹だけ。他のアシナガバチに比べて、キアシナガバチは睨まれるとちょっとこわいのであまり近づけない。
撮影・・・2010-07-09


撮影…2010-07-24    前回から約2週間後

左:キアシナガバチは、働き蜂がだいぶ増えた。
右:ヒメホソアシナガバチは、巣がどんどん拡張されてゆく。丸々と太った幼虫たち。

2010年7月11日日曜日

ニイニイゼミ*夏蝉に交代

      
 泥つきの抜け殻はこの種だけ。(追記:エゾゼミの幼虫も泥付きのことが多いかな・・)
湿った土が好みのようだが、最近は乾燥への耐性も出来てきて都市部で増えているらしい。

↑撮影:2010-07-09


羽化  撮影 2016-07-11


2010年7月10日土曜日

シロカネグモの仲間


  うちの庭で見たのは初めて。腹部表側の銀色も美しいが、裏側のグリーンも鮮やか。銀色面の褐色のスジは、刺激を与えると現れるらしい。カメラを近づけるだけでもストレスなのかもしれない。  撮影:2010-07-09

《追記》 後日、山の中で会ったシロカネグモの仲間。特にいじめたわけではないが、凝視しているだけで褐色条が太くなってゆく。 撮影・・・2010-07-25

2010年7月9日金曜日

クモを狩る*ベッコウバチの仲間


 20mmくらいの黒い地味なハチ。クサグモの巣の近くにいたが、カニグモくらいのクモを狩るところをよく見かける。   撮影:2010-07-09

クサグモ*アマガエル捕獲


タナグモ科


左上:クサグモがアマガエルを狩る場面に遭遇した。後脚に噛み付き、どんなにカエルがもがいても逃さなかった。カエルの気力が衰えた頃、ものすごい早業で脚を放し、今度はカエルの頭部に噛み付く。噛まれた後脚は血がにじみ、痛々しい状態だった。獲物が完全に動かなくなると、棚網の奥の管状住居(右上)に引きずり込んでゆっくりと食べ始めた。  撮影:2010-07-09

左下:別のクサグモの網に引っかかっていたクロコガネ。
右下:別の巣にいた♂(・・と思われる)

2010年7月6日火曜日

アリスアブ、あるいは蟻の巣虻


⇧ 撮影 2011-06-18


上段:    撮影・・・2010-05-26 AM7時半頃 
 
 どうしてももう一度スゲハムシを撮りたくて、早起きして出勤前にフィールドに出かけたことがあった。お目当てのハムシはほとんど見当たらず、がっかりしながら池のまわりを歩いていた時みつけたアブ。なんか♀の翅が変・・・と思いつつ撮った写真は放っておいた。

 先日むかしの雑誌(Anima 1991年6月号)をめくっていて、これとほぼ同じような交尾写真をみつけた。(写真・文は新開孝氏)それによると、アリスアブの♂は♀より一週間ほどはやく羽化し、遅れてアリの巣から出て来る♀を待ち構えているらしい。
 幼虫の間はアリに襲われない彼らも成虫になると攻撃される。そこでアリの活動が始まらない早朝に羽化し、早々に巣から脱出しなければならない。そしてなるべく高い枝にでも登ってからゆっくり翅を伸ばす・・・ところを♂に見つけられてしまった場面かな・・?

下段:  撮影・・・2010-06-25 

右はアリスアブかどうか?アリスアブもいろいろいるらしい。アリスアブはトビイロケアリ、キンアリスアブはクロヤマアリをそれぞれ寄主とする。