これはヨウシュヤマゴボウではなく、ヤマゴボウの方かな?・・と1枚撮影。そして双眼鏡で遠くの方をしばらく眺めて、さて山を下るか・・と一歩足を踏み出した時、衝撃的な出会いが待ち構えていた。最も苦手とする生き物と鉢合わせ。それはへびさん。苦手な方はスクロールしない方がいいかも・・。
よく目立つ黄色い首をもたげてこちらを凝視。精一杯の警告を投げかけてくれたことに本当に感謝。足をからませながら反対側に退散するが、この日は望遠コンデジも持っていたので、勇気を出して遠くからの撮影に挑むことに・・。
ヤマカガシは田んぼや土手とかで若い小さな個体に何度か会った事がある。ぎょっとしつつも、赤や黄色の色彩がきれいだなと思った。しかしこんなに大きくなる蛇だったとは・・!
尾の先まで確認できなかったが、1m以上ありそうだった。ヤマカガシは、他の蛇があまり食べないヒキガエルを好んで捕食するらしい。こんな山の斜面までやってきたのはヒキガエルを探しているのかもしれない。ヒキガエルの毒成分を体内に取り込んでいるとも言われている。この蛇は立派な毒蛇だから。
ヤマカガシの毒牙は口腔の後方にあるため、よほど深く咬まれない限り毒が注入されることはないらしいが、その毒性はハブやマムシより強力とのことだ。 本来攻撃性はなく大人しい蛇。カガシは古語で蛇のこと。