2012年5月5日土曜日

コマダラウスバカゲロウ幼虫とウスバカゲロウ


 コマダラウスバカゲロウの幼虫をよくネット上で見ることがあり、自分もいつかみつけたいものだ・・・と思っていた。最近その繭殻の写真を見ることがあった。あっ、これなら見たことがある!写真も撮ったことがある。早速その場所に行って探してみると、いるわいるわ・・・。

 何度も足を運ぶ場所なのに、なんでいままで気づかなかったんだろう。それだけ擬態が巧みだったということかな。というより最近までこの生き物の存在を知らなかったのだからしかたない。いつまでたっても知らないことだらけだ。美しい成虫にもいつか会いたい。  追記 その後出会えました。→こちら


 このコマダラのいる岩のすぐとなりには、ウスバカゲロウの幼虫、いわゆるアリジゴクのすり鉢状の巣がある。この日はいつもより土が湿っていて、きれいなすり鉢になっていなかった。が掘ってみると大きな幼虫が出てきた。↓

 動きがにぶい。たいていしばらく死んだふりをしても、すぐお尻から土に潜っていくのに動こうとしない。死んでいるのな?でも2-3時間後に見てみると姿がなかったので生きていたようだ。よかった。


↑  ここまで撮影:2012-04-28


↑ 左と中:2009-08-28 ウスバカゲロウ巣と幼虫  上の巣を同じ場所 
        
↑ 右:2008-08-17 ウスバカゲロウ成虫   巣の近くでみつけた

 ちなみに私の田舎ではアリジゴクのことを「はっこ」と呼んでいた。
♪はっこ はっこ 出て来い はっこ 出て来い・・・と歌いながらこのすり鉢の穴を人差し指で掘ったものである。今ではそんな遊びをする子供は絶滅しただろうな・・・。