2011年7月31日日曜日
2011年7月30日土曜日
子ガエル受難*オオキベリアオゴミムシ幼虫
そんな中、不自然な体勢でいる子ガエルが目についた。喉もとに虫をぶら下げ、身体をたてて犬のように座っている。しんどそうである。顔の表情も尋常ではない。この時期よく目にするのだが、カエルの喉に食らいつく虫の正体が最近わかった。オオキベリアオゴミムシの幼虫。
主にアマガエル等の体液を栄養にして育つ。これから虫が太っていくにつれて子ガエルはやせ細って死に至る。するとまた別のカエルに乗り換え、大体3匹くらいのカエルが犠牲になるようだ。逆に食べられないように、絶妙な部分に食らいついている。
小さな虫だって、食べられてばかりではない。 ⇧撮影:2011-07-27
別個体 撮影 2012-07-29
2011年7月28日木曜日
2011年7月27日水曜日
2011年7月26日火曜日
オオフタオビドロバチの狩り
ドロバチ亜科
庭のウドの木にほぼ毎年発生する蛾の幼虫。(追記:ウドノメイガの幼虫と思われる)
大変な食欲で葉を食い尽くした頃、どこからか大きな蜂がやって来た。スズメバチかと思ったら、ドロバチの仲間。竹筒や木材の穴、あるいはカミキリムシの脱出孔の中に巣を作り、その中に次々と獲物を運び込んでいるらしい。
大変な食欲で葉を食い尽くした頃、どこからか大きな蜂がやって来た。スズメバチかと思ったら、ドロバチの仲間。竹筒や木材の穴、あるいはカミキリムシの脱出孔の中に巣を作り、その中に次々と獲物を運び込んでいるらしい。
幼虫とてなんとか生き残ろうと必死である。力を合わせて(?)シェルターのようなものを作っている。しかしドロバチたちはそのシェルターを綴じている糸を食いちぎって、中にいる大きな幼虫を引きずり出して毒針を入念に刺す。そしてしっかりと抱えなおして連れ去ってゆく。まだ無防備な状態でいる小さな幼虫たちには見向きもしないで・・・。
このウドの木にいるアマガエルやカマキリは、他より育ちがいいみたいでまるまると太っていた。ちなみにオオフタオビドロバチは、リンネセイボウに寄生されるとのこと。 ⇧撮影:2011-07-21
⇧撮影:2011-07-14~07-23
女郎花に訪花 撮影:2010-09-04
2011年7月24日日曜日
2011年7月23日土曜日
2011年7月22日金曜日
2011年7月20日水曜日
ギボウシの花にて*キムネクマバチとミツバチ
左:外側から口吻を差し込んで蜜を吸うクマバチ。受粉には関与しないので、盗蜜と言われてもしかたない。猛々しい姿と羽音で怖がる人が多いが、穏やかで可愛らしい蜂だと思う。握ったりしない限り刺すことはない。稀に外に干した洗濯物に止まっていることがあるので、取り込みの際は気をつけましょう。
右:こちらは潜れるところまで潜り込むセイヨウミツバチ。踏ん張っている後脚が微笑ましい。もちろん受粉にも貢献している。
撮影:2011-07-16
ボロボロのキムネクマバチ。 撮影:2012-10-01
2011年7月18日月曜日
2011年7月16日土曜日
モンシロドクガの繭作り そして寄生
アジサイの枯枝で、糸を吐いて繭を作っている幼虫。翌日見ると黒い長毛をまぶして仕上がっていた。いつも思うのだが、内側から糸を吐きながら、どうやって外側に自分の毛をくっつけるのだろう?幼虫の正体はモンシロドクガだろうか?ウメの葉でよくみるが、となりのヤナギも食べていた。(写真下)
撮影・・・2011-04-30
2011年7月15日金曜日
くるくるまわる*チョウバエの仲間
チョウバエ科
こういう時は動きの鈍そうな個体をみつけるしかない。この個体はやや他の者より休憩時間が長く、お疲れのようだった。それにしても、何のために回っているのだろう? 撮影:2011-07-10
7月15日メモ
・ミミズク(虫)が飛ぶのを初めて見た。ハエが飛ぶようにかろやかに飛んでいた。
・庭にジャノメチョウ出現。
2011年7月14日木曜日
カスリウスバカゲロウ?
ウスバカゲロウ科
確かこの日は梅雨明け宣言があった日。昼間はカンカンに晴れていたのに、突然夕方から暗雲がたちこめ雷雨となり、束の間ではあるが気流が乱れて小さな嵐が起こった。嵐の後に外に出てみると、網戸に大きなカゲロウがとまっていた。
定規を持ってきて測ってみたら50mmちかくあった。ウスバカゲロウの幼虫といえばアリジゴクであるが、このカスリウスバカゲロウ属はあの特徴的な巣穴は作らないらしい。ウスバカゲロウの仲間は日本には17種類いるとのこと。
撮影:2011-07-09
2011年7月13日水曜日
ヤブカンゾウの茎にハチの巣
庭に生えていたヤブカンゾウの茎が、先に蕾をつけているにもかかわらずポキッと折れていた。(写真左上)こういう状況はいつか見た気がする。そうそう前回はノゲシで。折れた方の茎をはがしてみると、やっぱりハエの仲間がわんさか。いくつかの部屋に仕切られていて、それぞれに幼虫が産み付けられている。奥の幼虫ほど大きく育っている。
ノゲシの時は成虫に遭遇できたが今回は?。ヤブカンゾウの茎はノゲシより頑丈そうで太い。ハエに混じってヒラタアブも沢山捕獲されている。皆恐ろしく鮮度が良い。幼虫の餌用に麻酔だけかけられた状態なのかな?枯れていない植物に穴をあけて作られた巣だから、やはりクララギングチの仕事だろうか?
撮影・・・2011-07-09
2011年7月12日火曜日
2011年7月11日月曜日
イノコヅチカメノコハムシ*幼虫と成虫
カメノコハムシ亜科
交尾 ↑撮影:2010-06-11
草ぼうぼうの庭で、最も引っこ抜くにふさわしい雑草は何かと見回した時、イノコヅチとかが候補にあがる。そのイノコヅチの葉の上のちょっとしたキズのように見えるものが気になり、撮影して拡大してみるとなんとカメノコハムシの幼虫だった。
リラックスして葉っぱを食べている時はしっぽ(?)を立てている。(左上)しっぽのようなものは脱皮殻。その数によって何齢かわかるのかな?人や外敵の気配を察して緊張するとぺたっと葉っぱにはりつくみたい。(右上)
近くに成虫もいた。ヒメカメノコハムシだとばかり思っていたが、何故みんなイノコヅチにいるのだろう?検索してみたら、そのまんまイノコヅチカメノコハムシというのが存在すると知りびっくり。ヒメカメノコハムシは鞘翅の両端に黒紋があり、ホストはアカザ・シロザとのこと。そういうわけで、一向に草むしりははかどらない・・・。
撮影:2011-07-09
2011年7月10日日曜日
ウスタビガ*終齢幼虫
撮影・・・2011-07-02
そしてベンチの上を黙々とこちらに向かってくる巨大な緑色のイモムシがいた。怖いようだった。一時も立ち止まらず、歩き回っている。木の上に行きたいのかなぁと思って、葉っぱに乗せて藤の幹に移してやると、イモムシは疲れた様子も見せず同じペースで登って行った。緑のツートーンカラーが鮮やか。帰って調べてみたらウスタビガの終齢幼虫。ハルニレの葉を食い尽くした張本人かも・・・。
沢山の幼虫がいたのだろう。とうとう食べる葉っぱがなくなって、となりの藤棚に移ったところを枝打ちされて地面に落下・・・というのが推測。(追記:ハルニレの葉はハバチの幼虫に食べられた可能性もある)触るとキーキー音を出すらしいが、そんなことする勇気はなかった。
2011年7月8日金曜日
2011年7月7日木曜日
ヒオドシチョウ*幼虫と蛹、そして抜け殻
中:2011-06-11
人工的な木の柵などを好んで蛹になっていた。あちこちで確認。
右:2011-07-02
この日蛹の様子を見に行ったら、ほとんど抜け殻。抜け殻を並べてみると、真ん中に穴があいたものとそうでないものがある。何者かに寄生された跡だろうか?
どこかに成虫がいないかな・・・と見回したが気配なし。まぁいいや、とさっさと諦めてその場を離れる。被写体は他にもいろいろいるので。片膝ついてカメムシを撮っていた時、もう一方の膝になにかが止まった。裏翅が黒っぽいタテハの仲間。あっ、ヒオドシチョウ!とカメラを構えようとしたら、素早く身をひるがえして飛んで行ってしまった。証拠写真が撮れなくて残念。それでもとにかくご挨拶に来てくれたことがとても嬉しかった。(勝手に解釈)
2011年7月6日水曜日
2011年7月5日火曜日
キアシナガバチの巣
庭にて、捕獲したイモムシを肉団子にしているところ?⇧
⇩巣材用の木の皮を採集しているのかな?・・なにかと忙しそうです。
⇧ 撮影 2012-04-29
撮影・・・2011-06-20~2011-07-03
そして7月3日、やっと2匹の家族が誕生!羽化直後の黒い瞳。たぶん今だけのあどけない表情。女王は留守だった。
追加画像
2011年7月4日月曜日
2011年7月3日日曜日
ヒメカメノコテントウの共食い? 他
カメノコテントウの幼虫が発生した頃、ヒメカメノコテントウと思われる幼虫もいた。成虫は3-4mmの小さなテントウムシ(写真下)なのに、幼虫は大きく感じる。その幼虫の一匹が何やら食べていた。(右上)タラノキだからドウガネツヤハムシの蛹だろうか?それとも・・・。
この時から左の個体は元気がないような気がした。翌日見てみると、なんと同胞に食べられている。たぶんあの2匹だろう。壮絶な弱肉強食の世界。2匹とも餓死するより1匹生き残って子孫を残す方が理に適っているのだろうが・・・。
ヤナギルリハムシの幼虫はこの時ほとんど見当たらなかった。はらぺこのカメノコテントウの幼虫たちが何かにたかっている。(確かめたわけではないが、クワワタカイガラムシのような気がする)この後、仲間同士の生き残るためのバトルが始まったのだろうか・・・。
少なくともヤナギの木の下の方では、今現在ヤナギルリハムシの成虫だけが黙々と葉を食べているだけでテントウムシの幼虫たちの姿はない。