2016年9月3日土曜日

クリミガ*成虫と幼虫


 山のクリの実が実るのはまだ先のことだが、この小さな蛾の幼虫はそのクリの実を頂く。成虫は8−9月頃羽化して、すぐにクリの葉に産卵するとのことだ。

 いままでクリの実から穴をあけて出て来るのは、クリシギゾウムシ(幼虫)とばかり思っていた。クリシギ〜の方は鬼皮(上皮)に穴をあけて脱出するのに対し、クリミガの幼虫は上皮と座(お尻のザラザラした部分)の間に小さな穴を開けて脱出。

 穴の付近に細かい粉のような虫糞が見られるのがクリミガに食べられたクリの特徴のようだ。脱出した幼虫は、落ち葉の下で繭を作って越冬する。  撮影:2016-08-19

追加画像


⇧撮影:2017-9-18


 散策路に落下していたクリのイガイガの中にいた。まるまると無事太ることが出来た様子。これから繭作りでしょうか?来年までおやすみなさい。 


撮影:2017-09-23