2014-06-07 今年もウスバツバメガの幼虫をよく見かけた。マダラガ科の蛾は防御物質を持つ者が多いとのことで、このよく目立つ色あいも警告色らしい。ミズヒキの葉っぱの裏で糸を吐いていた終齢幼虫。翌日には右端⇩のような状態に。これは繭を白い分泌物で覆ったものとのことだ。
(この繭付きのミズヒキは、その後草刈りで刈られてしまった。放置された草から探し出して家に持ち帰り、飼育ケースに入れておくが、9月14日現在羽化せず・・・)
2014-09-12 羽化初認。早朝(7時頃)ヒラヒラと複数の個体が飛んでいた。成虫も防御物質を持つため、鳥に捕えられることはあまりないとのこと。灯火近くにいたものを見るとすべて♂。♀の出現はこれからか?
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2014-11-12 枯葉がはらはらと降り積もる季節。ウスバツバメガの繭がついた葉っぱがあちこちに落ちていた。なんらかの理由で羽化できなかったのだろう・・・と思う。
2014-11-13 翌日、こんな季節に成虫(♀)が出現!目を疑った。昨日の繭のすぐ近くにいたが、その繭はそのままの状態で、別の繭から羽化した様子。今朝はとびきり冷たい北風が吹く寒い朝。よりによってなんでこんな日に?
たぶん仲間にめぐり会うことはないだろう。美しい姿を誰にも見せずに枯葉の中で凍え死ぬのか・・・。