コンクリートで固められた山の斜面。ところどころに塩ビ製の筒の穴があいている。その中にハチらしきものが入っていったので、覗いてみたらオオカバフスジドロバチの館が!巣が完成するまで、その入口を煙突状に伸ばすとのこと。それで単にエントツドロバチと呼ばれる。
左の個体はうろうろ歩き回っていたが、右のは黙々と煙突作りに励んでいた。自分の唾液で土を湿らせて造形しているのかな?時々外へ行って来るのは水分を補給するため?
このハチの職人仕事をずっと見ていたいけれどそうもいかず・・・。そもそもこの筒は水を排出するためのものだと思うのだがその心配はないのかな?他の穴を覗いてみたら、所々で同じような巣が作られていた。ちなみに、この種はオオセイボウに寄生されるらしい。 ⇧撮影 2012-06-13
17日ぶりに覗いてみた塩ビの筒。前回覗いた筒がどれだかわからないくらい様子が変わっていた。巣の中には卵が産み付けられ、その餌としてメイガ、ハマキガ、キバガ等の幼虫が運び込まれるらしい。
巣が完成するとその入り口は泥でふさがれるとのこと。この日はその作業中だったのかもしれない。手前にある土を頬張っては奥の土壁に塗り重ねていた。
⇧撮影 2012-06-30