ゆうべも2頭ばかり来ていたのでどちらかを捕まえることにした。小さい蛾とそれよりすこし大きい蛾がいて、なぜか小さい方を選んだのも何か縁があったのだろう。部屋の中に持ち込んでどうもアオシャクらしい色合いだとわかると胸騒ぎがした。あのタラの芽を食べていたゴミ背負い虫のことを思い出して・・・。蛹になったら飼育ケースに入れようと思っていたが見失ってしまった。たぶんアオシャクになるのかなと思っていたので。
この小さなアオシャクはクロモンアオシャク(シャクガ科アオシャク亜科)だった。代表的なゴミ背負いアオシャク。不思議な紋様の美しい蛾。昨年裏庭で見かけたアオシャク(成虫)とは違う種である。すぐ撮影したかったが、フタを開ければ逃げられるにきまっている。自然光で撮りたかったこともあり、一晩そのまま寝かせることにした。翌朝、外でフタをあけると落ち着いてじっとしていた。(写真上)
葉っぱの上に止まらせて撮りたいと思ったがそれは無理。少し触っただけでぱっと飛び立ち、藪の中に消えてしまった。あの幼虫がこの蛾になったという証拠はないが、可能性はあると思う。 撮影:2012-06-06