それでも日差しがあったので、近くの山へ越冬蝶を見に行った。テングチョウ、キタテハ、シータテハ、スジボソヤマキチョウ、越冬組ではないけどルリシジミ。どのチョウも近づけば飛び立ち、なかなか撮らせてもらえない。
しかしこのヒオドシチョウだけは友好的だった。敏感ですぐ逃げるが、結局もとの場所に戻ってくる。何度もそれを繰り返しているうちに(こいつは危なくない奴だ・・・)と認識するのか近づいても逃げなくなる。他のチョウよりかなり大きく毛深い。よく似たエルタテハは、後翅にも白紋がある。
実はこの辺でヒオドシチョウを見たのは初めてである。蛹(写真下)はあるが、なぜか成虫にはお目にかかれない。調べてみると、このチョウは6月頃羽化してしばらく活動したら、なんと夏~秋~冬とほぼ寝て過ごすらしい。ぼろぼろでないヒオドシチョウに会いたい。
↑撮影:2011-04-02