小春日和のぽかぽか天気の時も。春まで長期戦。 撮影:2010-11-26
2010年11月23日火曜日
瀕死のフクラスズメ
先日探鳥会に行った時、一緒に歩いていた人が地面に落ちているフクラスズメを見つけた。薄暗い杉林の木の根元あたりで。撮影する時間もなく、そのままバッグのポケットに入れて持ち帰った。暖かい部屋でポケットから取り出してみると、かすかに脚や口吻を動かしている。でも触角は死んだ虫のようにゆがんでいる。
調べてみるとこの蛾の秋型は成虫越冬するらしい。しかしこの個体は、とてもそんな元気は無さそうだ。毒々しい色彩の派手な幼虫時代とはうって変わって地味な装いの成虫の姿。ひっくり返してみるとふかふかとした腹部。撮影後、庭のよく陽の当たっている葉っぱの上におく。翌日は終日冷たい雨が降っていた。
撮影・・・2010-11-21
2010年11月22日月曜日
枯葉の正体*アカエグリバ
カメラを近づけると飛び立ち、近くのランタナの植木鉢のあたりに消えた。寒さのため枯れかかったその葉の中に脚のはえた葉っぱも混じっていた。
一度枯葉になりきると絶対的な自信を得るのか、つついても触っても逃げようとしない。幼虫の食草はアオツヅラフジ。
2010年11月16日火曜日
2010年11月14日日曜日
黄色い繭*リンゴドクガ
撮影・・・2010-11-13
室内に何者かの繭が張り付いていた。薄い和紙のような袋の中で、幼虫がもぞもぞ動いている。1-2日放置してから薄い袋を少し破って中を覗いてみると、前回まではなかった黄色い毛に覆われた新しい繭が形成されていた。このまま室内に置くと暖かいので羽化する危険がある。外に置いた方が親切かもしれない。
《追記》 リンゴドクガ(ドクガ科)の繭と判明。 2011-05-14
2010年11月13日土曜日
2010年11月12日金曜日
鱗翅目幼虫・10月下旬~11月上旬
・アカハラゴマダラヒトリ(ヒトリガ科)2010-11-05 クズの葉にいた。
・キクセダカモクメ(ヤガ科)2010-11-06
文字どうりノギクのベッドに横たわっていた。
・カレハガ(カレハガ科)2010-11-06
今年もリンゴの木に出現。平たくて、幹の一部にカムフラージュ。
・キクキンウワバ(ヤガ科)2010-10-25
スグリの枯れかかった葉を食べていた。
今年もリンゴの木に出現。平たくて、幹の一部にカムフラージュ。
・キクキンウワバ(ヤガ科)2010-10-25
スグリの枯れかかった葉を食べていた。
《下段左より》
・ナミアゲハ(アゲハチョウ科)2010-10-22 5齢幼虫。サンショウの木にて。
とにかく寄生バチなどにみつからないように葉っぱの一部になりきる。
・不明(調べ中) 2010-10-22 カタバミの葉を食べていた。
・不明(調べ中) 2010-10-23 ミゾソバの花を食べていた。
・不明(調べ中) 2010-10-22 フジバカマの花を食べていた。
・不明(調べ中) 2010-10-22 カタバミの葉を食べていた。
・不明(調べ中) 2010-10-23 ミゾソバの花を食べていた。
・不明(調べ中) 2010-10-22 フジバカマの花を食べていた。
2010年11月11日木曜日
2010年11月10日水曜日
2010年11月9日火曜日
2010年11月3日水曜日
2010年11月2日火曜日
2010年11月1日月曜日
蓑虫の季節
西日本の方では、中国から侵入したオオミノガヤドリバエによる寄生のため激変しているらしい。幸いこの辺ではその気配はない。庭木だけでなく、家の外壁から玄関の戸に至るまで蓑虫だらけである。(普通の家は除去するのだろうが・・・)
こんなに個体数がありながら、いまだ成虫を見たことがない。翅がはえて外に出られるのは♂だけ。、口は退化していて何も食べられない。蓑の中にいる無翅無脚の♀と交尾したら死んでしまう。その♀も卵が孵る頃、蓑から落下して死んでしまうという。そういうわけで、あまり人目につかないのだろう。幼虫はこちら。
(他のミノガ科の♀には、有翅有脚型、無翅有脚型など様々な姿をしているものがいるらしい)
撮影・・・2010-10-22
2010年10月31日日曜日
2010年10月30日土曜日
トビイロツノゼミとひっつき虫
ツノゼミ科
山でよく見かけるトビイロツノゼミが、うちの庭にもいた。5~6mm。
成虫が見られるのは秋口で、そのまま越冬するらしい。 ↑撮影:2010-10-17
(よく似たオビマルツノゼミは、夏に成虫羽化とのこと・・)
撮影:2010-10-22
2010年10月29日金曜日
2010年10月27日水曜日
2010年10月23日土曜日
2010年10月22日金曜日
蛾の幼虫*10月中旬
・ドクガ(ドクガ科):2010-10-16 毒針毛あり。治癒に10日。
・フクラスズメ(ヤガ科):2010-10-17
普通夏頃に見られる。ひとり淋しく枯れかけたエゾイラクサを食べていた。
・カクモンヒトリ(ヒトリガ科):2010-10-17 脱皮直後?
・?〈調べ中):2010-10-17
《下段左より》
・ナシケンモン(ヤガ科):2010-10-17 若齢か?
この季節あちこちで見かける。なんでもよく食べる。これはミゾソバ。
・テングイラガ(イラガ科):2010-10-16 毒棘あり。治癒に3日。
・マダラエグリバ(ヤガ科):2010-10-15 アオツヅラフジを食べていた。
・ヒトスジマダラエダシャク(シャクガ科):マユミにいた。
ミノウスバ*成虫と幼虫
マユミの木にて、複数のミノウスバが交尾、産卵していた。♀たちは産卵後の卵に、自分の毛を抜いて貼り付ける。
(後で写真を見てみると、卵に貼り付けられた毛は茶色いものと黒いものがある。♂も毛貼り作業に参加しているのだろうか?)
卵越冬するので防寒のためかもしれないが、カムフラージュ効果も高そう。
秋も深まり、だんだんと暖房がほしくなる頃現れるミノウスバである。⇧撮影 2010-10-17
久しぶりに裏庭のマサキの木を見てみたら、ミノウスバの幼虫がいっぱい。
⇧撮影:2015-04-27
少しの刺激ですぐに糸を吐いて葉から落下。 ⇧撮影:2015-05-07
これから繭になるところかな?成虫になるのは晩秋。 ⇧撮影 2012-05-19
2010年10月20日水曜日
オオハナアブと不思議目たち
体長は15mm前後。 ⇧撮影 2011-06-01
⇧ ウドの花の蜜を舐める。 撮影 2012-09-29
左:キゴシハナアブ(ハナアブ科)
中:オオハナアブ(ハナアブ科)
右:ツマグロキンバエ(クロバエ科)
中:オオハナアブ(ハナアブ科)
右:ツマグロキンバエ(クロバエ科)
2010年10月19日火曜日
草の実のようなもの・・・
でもやっぱりただの草の実かな? 撮影・・・2010-10-16
《追記》 2010-10-30
イノコヅチの仲間の実らしい。やっぱり草の実。葉っぱにひっつくのは妙だが・・。
2010年10月18日月曜日
2010年10月16日土曜日
2010年10月15日金曜日
2010年10月14日木曜日
アオバシャチホコとハイイロセダカモクメ*幼虫
似たような幼虫がいろいろいるので同定に手間取る。それにしても奇妙な格好。こういうのをしゃちほこばってる、というのかな?とふと思い、シャチホコガ科を調べた。成虫は黒っぽくて所々金色の毛がある大きな蛾だという。いつか会えますように。
右:ハイイロセダカモクメ幼虫(ヤガ科・・・ヨモギ)
ヨモギの花穂に擬態することで有名なイモムシ。毎年ヨモギに花がつく頃のなると、ついついこの虫を探してしまう。何年か前に初めてみつけて、今回は二度目。同じ草に3~4匹の幼虫がいた。
撮影:2010-10-08